まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

3月に静岡を訪れた園児への「おじさん覚えている」に照れくさそうに「ウン」に何かズシンと感じるもの

2012年06月05日 | ニュース・関心事
医療福祉機構助成金による福島の子どもたち保養事業受け入れに向けた訪問調査2日目は飯舘村。既に3月に11世帯28名の親子の保養事業を実施し
ていますが、今回は2回目。まずは、受け入れ窓口の教育委員会で教育長と担当の職員の方と打ち合わせ。

... 受け入れ家族の確定の際に前回のように先着順か抽選か、仮設住宅からの集合場所、7時間半というバス移動中の幼児の健康管理対策、これまたやはり直接に顔を合わせての意見交換が実に重要な事業実施のファクターであることを再確認させられました。

その後、菅野村長に久しぶりにお会いしました。5年後の帰村をにらむ除染実証実験、戻らない村民支援など難題続きの飯舘村の将来計画、心労も多いのではと気になりましたが元気そうで安心しました。ウクライナ訪問での知見についても紹介しました。

役場を出た後、オーストラリアから寄付された遊具、除染された広い園庭など新しくなった草野・飯樋幼稚園によりました。二人の副園長さんとも定員の半分という子どもたち、放射能被ばくの現状、これからの園についてなど様々な観点からの意見交換。

心痛が嫌というほど伝わって来て、福島の方々の多大な犠牲の上に浜岡原発を抱える静岡県の私たちの一時の安堵があることあらためて認識させられました。3月に静岡を訪れた子どもたちに「おじさんのこと覚えている」に「ウン」の照れくさそうな返事。

福島とは遠く離れていますが私たち大人が次世代の子どもたちに何をしていくのか、義務感というより、この子供たちの未来とどこかでつながっているというフワッとした不思議な感覚を持つことができました。明日はいわき市の好間保育園訪問です。