まつや清の日記 マツキヨ通信

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静岡市民一人当たりの1日の家庭系ごみ排出量は1072gで20政令市13番目、静岡県35市町26番目

2013年06月25日 | ニュース・関心事

静岡市民一人当たりの1日の家庭系ごみ排出量(可燃・不燃、集団回収、直接搬入事業系など含む)は1072gで20政令市13番目、静岡県35市町26番目>

極めて不名誉なごみ排出量の実態でした。大胆なごみ減量で新規焼却炉の規模縮小、50%削減で最終分場の4年延長など明らかになりました。アセットマネジメントでは、50年間で2兆円、1年間で400億円の更新・修繕費なども。

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... 2013年6月議会総括質問       2013年6月25日

≪アセットマネジメントと新総合計画≫
 静岡市は、人口減少、財政縮小予測の中、老朽化した公共施設の巨額な更新費用を踏まえ総資産の適正化と長命化など本格的なアセットマネジメントに向け、この3月、「静岡市の公共建築物の現状」を公表しました。アセットマネジメントの提唱者である根本祐二東洋大学教授は、社会資本の巨額な更新費用負担は「ゆるやかな震災」に匹敵すると警鐘を鳴らしています。既に井上議員、丹沢議員からも質問がなされています。田辺市長もそのことに強い危機感を持ち、自治体を小さくしながら公共サービスの質を高める「新しい公共」論を掲げております。そこで、
1、 第3次総合計画策定において、アセットマネジメントをどのように捉え、また、どのように位置づけようとされているのか。浜松市はファシリティマネジメントを使っています。
2、 アセットマネジメントを本格化させるためには、明確な推進意図に基づく全庁的な一元的マネジメント体制、つまり、市長直属の強力な権限を持つ専門組織が必要であると考えるが、市長の考え方を伺いたい。

≪ゼロウエイストと焼却場、最終処分場整備計画≫
 2010年2月議会で当時の関環境局長からは、ごみを燃やして埋めるごみ政策からごみの発生自体を減らす脱焼却・脱埋立、ゼロウエイストという考え方について「目指す方向は一致している。焼却ごみの減量、事業系紙ごみの半減をめざす」との答弁、
2011年9月議会では当時の清水副市長から、2013年計画、2019年新炉稼働の焼却場など整備計画について「ごみ焼却の予想量や施設の状況等総合的に勘案し、アセットマネジメント等の手法を含めながら費用対効果の高い方法を検討する」との答弁をいただいております。そこで、
1、 市民と行政の協働が前提となるごみ減量と多額な更新費用を主なう焼却場、最終処分場など整備計画はどのような関係になるのか、伺います。
《アセットマネジメントと新総合計画》
<第2回目>
 第3次総合計画におけるアセットマネジメントの戦略的位置、そして、一元的なマネジメント体制の必要性について答弁をいただきました。非常に高い戦略的位置を与えながら一元的マネジメント体制はこれから、という点に不安を感じているところであります。既にアセットマネジメントをやっている部局がありながら3月報告に反映されている部局とそうでない部局があります。
「1」 各部局アセットマネジメント
1、 そこで、3月報告に反映されていない建設局(橋梁、舗装、トンネル)、上下水道局のアセットマネジメントの取り組みの現状と課題について伺います。
2、 また、3月報告に反映されている都市局(市営住宅)、教育委員会についても同様に伺います。
3、 一方、3月報告には多額な更新費用を伴う病院、焼却場・清掃プラントは載っていません。個別の更新計画のない施設についても市有財産のひとつとして管理していく必要があると思いますが、市全体のアセットマネジメントをどのように推進していいこうと考えているのか。そして、
4、 3月報告で40年更新として将来費用、50年間で1兆7500億円、年間で350億円が示されています。3月報告に入らなかった建設局、上下水道局、病院、清掃プラント含めれば2兆円を優に超えますが全ての市有資産の更新総額をどのように捉えているか、伺います。

「2」 一元的組織マネジメント
1、 一元的な推進組織はまだ作られていませんが、アセットマネジメントは全庁横断的な課題として位置付ける必要があります。位置づけについてはどのような議論があったのか、伺います。
2、 秦野市では、生産人口減少に伴う税収減を前提に起債残高や公債比予測、更新経費の不足額を公表しているが策定過程で財政面での検討はどう行われるのか。
3、 総合計画策定においてアセットマネジメントと行財政改革は2つの上位戦略となります。行財政改革を推進する上でアセットマネジメントはどのように位置づけられるのか。

<第3回目>
「1」 各部局アセットマネジメント
1、 先行する部局、例えば、建設局の橋梁においては1252億円の更新費用がアセットマネジメントで674億円に縮減されると公表されています。
① 先行する学校については、子ども減少に伴い学校の統廃合や多機能拠点化という議論が出てきています。この現状とアセットマネジメントの観点から学校の施設の整備を進めるにあたり他部局との調整や地域との合意形成についてどのように進めていくのか、伺います。
② 上下水道局もアセットマネジメントを先行して取り組んでいるが、市長部局におけるアセットマネジメントの動きにどのように対応していいこうと考えているのか、伺います。

「2」 一元的組織マネジメント
1、 3月報告では今後についてステップ1~7を示しています。ステップ1の「見える化」が3月報告になりますが、2~7として、基本ルール、施設群の分析、総合計画・行財政改革大綱への反映、個別施設、実行、検証などあげられています。秦野市の進め方など見ても基本方針の策定が重要になりますが、今後の進め方とスケジュールはどのようになるのか、伺います。
 ≪ゼロウエイストと焼却場、最終処分場の整備計画≫
<第2回目>
「1」 施設計画
ごみ減量と焼却場、最終処分場など整備計画の関係について答弁をいただきました。施設計画、アセットマネジメントにおいては、行政サイドの徹底した情報提供に基づく市民との真摯な対話、市民協働に基づく家庭の中の可燃ごみの減量が決定的な役割を持ちます。拡大生産者責任によるごみ自体の発生抑制システムが重要であることは言うまでもありません。それらを踏まえ実情について伺います。
1、 静岡市の一人当たり一日の家庭系のごみ総排出量は過去5年間、どれくらいで推移しているのか、政令市、県内自治体と比較した場合の評価を伺います。ただ、この統計には家庭の可燃ゴミだけでなく不燃・粗大、集団資源回収、事業系直接搬入ごみ量も含まれます。
2、 焼却場の整備計画にとって家庭の中の可燃ごみの減量こそが最大の問題になります。家庭系収集ごみの事業系ごみを除いた可燃ごみの過去5年間の排出量はどれくらいで推移しているのか、伺います。
3、 処理原価の過去5年間の推移とその評価はどうなるか。
4、 最終処分場の残余期間、法改正による残余調査を踏まえた残余期間はどれくらいになるのか、一般廃棄物処理計画の修正が必要になるのか。
「2」 リユースの推進
 焼却場、最終処分場に持ち込まれるごみの量を減らすためには、市民が主体となる市民と行政との協働が重要となり、4Rのひとつであるリユースの分野も大きな役割を果たします。
1、 リユース市民活動支援と評価
① 沼上清掃工場を会場に市民が不用品を持ち込み無料で交換するゴミゼロフェスタは既に16回目、今年も4月と10月の2回開催となります。6月23日には長田東小学校でも初めての取り組みが行われました。80名を越える地元の住民グループ、大学生や市民ボランティア、市職員の方々、何と言っても学校の積極協力、ゴミゼロフェスタのノウハウが生かされ500名を超える参加者がありました。こうした活動の評価と他地域での開催に向けてサポートはどのように考えているか、伺います。
2、 沼上啓発センターでのリユース
① また、沼上啓発センターでは、子ども服のリユースフェア、古本ブースが設置され西ヶ谷工場でも新たな試みがあると聞いていますが今後どのような取り組みを計画されているのか、お伺いします。
<第3回目>
「1」 施設計画
 可燃、不燃併せた家庭系ごみ排出量は、20政令市中13番目、県内35市町で26番目という極めて不名誉な実情です。家庭の中の可燃ごみも同様であることが類推できます。昨年の家庭ごみ有料化制度意見交換会においてはごみ減量と施設計画、多額な更新費用に関わる情報が全く提供されていません。
1、 そこで、まず、ホームページ、広報含めて分かりやすく積極的にごみ情報を提供し市民と対話すべきであると考えますがいかがでしょうか。具体的には少なくもまず
① 家庭系ごみ量、可燃ごみの一人一日当たりの排出量グラフ
② 処理原価の推移を示すグラフ
③ 最終処分場の残された10年、これまでの推移を写真含めたグラフと図等
2、 最終処分場は、ごみ排出量を20%削減、50%削減とした場合、残余年数、維持費などどれくらいとなるのか。
3、 市民との協働によりごみが大幅に削減できれば、沼上清掃工場の1炉の休止、新炉設備計画で200t炉を100t炉に縮小するなど、維持管理費の削減や更新費用の先送り、職員の縮減と多分野への配置が可能と考えられるが、アセットマネジメント手法を活用した施設の延命及び整備計画についてどのように考えているのか。
「2」 震災がれき 
様々な賛否含んだ震災がれきの受け入れでありましたが2月に終了しました。ただ、放射性物質を含んだ廃棄物であるがゆえに放射能測定の継続と管理が問題となります。そこで、
1、 山田町、大槌町から受け入れた災害廃棄物の
① 受入量、②放射性物質関係の測定結果と評価、③保管形態の実績、④今後のチェック体制の継続、について伺います。
2、 静岡市自体の3・11以降、測定が始まった2011年7月~13年5月までの最終処分場に埋められた放射性物質を含んだ焼却灰について
① 西ヶ谷・沼上清掃工場の埋立量の実績、②下水道汚泥の埋立量の実績、③放射性物質の測定結果と評価
について伺っておきます。もっと見るいいね! · ·投稿のフォロー

本日11:00頃 静岡市議会本会議総括質問

2013年06月25日 | ニュース・関心事

静岡市議会議員選挙、県知事選挙、東京都議選挙、そして7月4日からの参議院選挙、グリーンズジャパン緑の党として始めての挑戦。昨年の総選挙における投票率の低下、小選挙制度がもたらしているとはいえ自民党圧勝の政治。4年前とはまったく逆。

そうした中で、6月16日~7月4日と参議院選挙告示日と最終本会議が重なりながら静岡市議会も真っ只中。今日は11:00頃(たぶん)から本会議総括質問。テーマは二つ。「アセットマネジメントと第3次総合計画」「ゴミ減量と焼却場、最終処分場整備計画。

ビデオライブラリーでも傍聴できます!

※写真は23日長田東小学校でのゴミゼロフェスタ。持ち込み不用品の仕分け場所。市民、学校、行政が協働するリユース運動。不用品の物々交換市。80名のボランティアと500名の市民が参加。今日の質問は市民のごみ減量と焼却場など施設計画。