まつや清の日記 マツキヨ通信

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国民健康運営協議会 2017年度まで保険料「据え置き」の諮問 すごい!

2014年01月16日 | ニュース・関心事

政令市中で2番目に高い保険料の静岡市。2012年度の大幅な値上げ、インフルエンザなどの流行もなく医療費が伸びなかったため基金残高が41億円にもなっている国民健康保険財政。市からどんな諮問がなされるか注目されていました。

諮問内容は「据え置き」でしたが、共産党委員は「値下げすべき」と諮問案に反対。ただ、他の委員が全員賛成で28日に市長に運営協議会として妥当との結論を伝えることを確認して協議会を終了しました。以下は諮問の内容です。

2の趣旨理由の(3)はなかなかすごい、ですね。11月議会で国保保険料世帯割1万円引き下げの議員提案が共産党から提案され、私は1年なら引き下げに賛成、そして、都道府県合併まで保険料の値上げを行わない、を主張していました。

それを諮問で明確にしたことは市当局の姿勢が市民寄りであることの「あかし」でもありこれは「ほめる」べき姿勢です、ね。

※※
1、諮問趣旨
(1)平成26年度保険料率については、据え置きとする。ただし、政令に基づく後期高齢者支援金等賦課限度額及び介護納付金賦課額の賦課限度額の引上げに伴う保険料率の引き下げは行うものとする。
(2)本市独自の減額含め、低所得者に対する保険料軽減の拡充を行うものとする。

2、趣旨の理由
(1)保険料率の引上げとなる被保険者あたりの医療費の増加、被保険者数の減少は、今後も続くことが想定される。
(2)しかしながら、市民、被保険者さんの理解と協力による平成24年度保険料率改定により、国民健康保険財政運営の当面の安定が図られている。
(3)よって、平成29年度までに国民健康保険の運営主体が市町村から都道府県に移行されるまでの間の、医療費の抑制を図り、保険料の収納率向上に努め、基金を活用すること等で、現行の保険料水準で健全な運営ができる見通しであるため。