まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

恒例 元旦に 7大新聞社の社説を読む 2014年

2014年01月01日 | ニュース・関心事

1面トップに中国との関係を示したのは毎日と読売。昨年の元旦で産経は「中国との衝突パターン」示した」が、毎日・読売の危機意識は逆パターン。今年、産経は歴史認識問題。朝日、日経は毎年だが時代のトレンド。中日、静岡はローカルにこだわる。

社説については、今年は毎日が一番骨太。靖国参拝にみる「ナショナリズムが政治を動かす危険」への対抗軸として民主主義を掲げた。中日も同趣旨で「強い国」批判を展開。民主主義という言葉は朝日にも示され「小平市の住民投票」を事例とした。

そこに対抗するのは、産経、読売だが、集団的自衛権の解釈改憲を当然のこととして求めている。日経、静岡が社説の中で、福沢諭吉、徳川家康を示して「松方デフレの克服」、「平和の確立」を訴えているが経済紙、ローカル紙の社風の違いだろうか。

2014年は、1月19日の沖縄県・名護市長選挙、2月9日の東京都知事選挙から出発する。各社元旦社説は時代をどのように捉え、どう進むべきかを示している。各誌の姿勢の違いも良くわかり、私(たち)自身がどこに立っているのか、考えさせてくれる。

感謝!

※※
毎日新聞 1面 「中国、防空圏3年前に提示 日本コメント拒否」
 社説 「民主主義という木 枝葉を豊かに茂らそう 自由で寛容な空気こそ だれもが愛国者である」

中日新聞 1面 「旧浜岡町に非公表寄付53億円 中電、80年代原発増設時」
 社説 「人間中心の国づくりへ 強い国への疑心暗鬼 人には未来と希望が 涙ぐましい言論報道」

朝日新聞 1面 「教育 グローバルって何 めざす 世界の1% 済州島に英語都市」
 社説 「政治と市民 にぎやかな民主主義 強い行政、弱い立法 「補強」パーツ必要 有権者から主権者に」

日経新聞 1面 「リアルの逆襲 空恐ろしさ(技術の進歩)を豊かさに」
 社説 「飛躍の条件伸ばす 変わる世界に長期の国家戦略を 理念示し抵抗勢力封じ 「進取」の勇気取り戻せ」

読売新聞 1面 「中国軍 有事即応型に 陸海空を統合運用」
 社説 「日本浮上へ総力を結集せよ 「経済」と「中国」に万全の備えを アベノミクスに試練 成長戦略は首相主導で 偶発的衝突の恐れも 地域の安定に貢献せよ」

産経新聞 1面 「河野談話 日韓で「合作」 原案段階からすり合わせ」
 社説 「国を守り抜く決意と能力 「英国」の教訓に学べ 靖国参拝批判の異様さ」

静岡新聞 1面 「変わる危機管理 脱行政依存―下田・西区 自助・共助めざし連携」
 社説 「住み良さ実感の社会に」(小見出しはないが、福島震災復興、靖国参拝への批判も展開)