予算議会の総括質問で取り上げようと考えていましたが、本日の毎日新聞で報道されましたので、急きょ、下記の申し入れをしました。
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田辺信宏静岡市長様
松本泰典保健福祉局長様 2015年2月27日
社会福祉協議会の随意契約巡る事実関係の解明を求める要望書
緑の党グリーンズジャパン
厚生委員会所属 静岡市議会議員 松谷 清
本日の毎日新聞静岡支局報道において、静岡市社会福祉協議会の会長を務める遠藤芳信伸氏の息子が社長を務める広告会社と計166万円の随意契約が結ばれていたことが明らかにされました。会長自身が利益相反関係に当たる双方の関係者となり社会福祉協議会の定款に違反するのではないかとの指摘がなされ、静岡市は「疑いをもたれかねない行為」、社会福祉協議会は「経理課長の先決で問題ない」との立場を表明しているとのことです。
2億6000万円の横領事件が発覚したあとの改革を推進される会長職という重責にある当事者にこの報道が指摘する疑いがあるとすれば、大変驚くべき事態です。既に静岡市は社会福祉協議会の10年間の経理に関しての特別監査を実施し、新たな不祥事を発見するなどその成果を持ちながら総括の段階に来ています。改革の真っただ中でこの報道は、地域福祉の担い手として静岡市と両輪に当たる社会福祉協議会だけに、市民からの不信が広まっていく可能性があります。この事業が今年度の生活困窮者自立相談支援モデル事業として社会福祉協議会に委託され、新年度から本格的に事業化されるという流れの中にあるだけに関係者のショックは相当なものと推察されます。
会長の指示で自らが取締役を務める親族会社が入札手続きに入ったとしたら、会長自身の責任問題は極めて大きな問題となります。
現在、静岡市議会は予算議会のさなかで3月4日からの総括質問、3月13日から厚生委員会など常任委員会の開催のスケジュールが予定されています。
以下、要望致します。
１.早急に事実関係を把握し、原因の究明、責任の所在、ペナルティの是非などしかるべき処置をとってください。
２. 特に、会長が取締役を務める親族会社がこの事業の入札手続きに参加した経緯を明確にしてください。