まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

南アルプス国立公園の指定区域拡大に向けた要望、静岡県に提出!「県としての対応について協議したい」「環境省にも伝える」と自然保護課長!

2021年07月26日 | 市政
 
 県知事選挙の圧勝によるリニアトンネル工事の「ルートの変更か工事の中止」という新たな段階を踏まえ、南アルプスリニア市民ネットとして上記の要請を行いました。
 
7月14日には「南アルプスの自然環境を未来につなぐことが現代に生きる我々の責任であるとの認識に立ち」山極壽一氏を代表とする「南アルプスを未来につなぐ会」が発足しました。
 
アルピニスト服部隆さんの熱い想いが力強く語られました。8月20日までに文書による回答を求めています。
 
 要望事項。
I. 国立公園指定拡大に対する県の見解と戦略について、また、これまでの県、環境省の動きと今後の予定などについて明らかにしてください。
 
II. 指定拡大範囲は、南部域の核心的な価値を守るために、大井川最上流部水系(支谷)の保全が絶対的条件になります。具体的には、少なくとも沼平(畑薙第一ダム)より上流域全て(赤石山脈と白根南嶺にはさまれた地域全部)を南アルプス国立公園範囲として申請すべきであると考えますが、県としての見解を明らかにしてください。
 
III. そもそも、南部域中枢である大井川最上流の山と谷24,430haを一企業(特種東海製紙株式会社)が所有し、このことがハードルとなって国立公園指定が放置されてきた経緯があります。これ自体が日本の国立公園行政、環境行政の貧弱さを物語っています。例え、私有地であっても、全国国立公園面積の25.7%は私有地ですし、要は県の政治決断、熱意にかかっていると考えます。この私有地の取り扱いについてはどのように認識しているのか伺います。
 
IV. この要望については、「南アルプスを未来につなぐ会」に会議資料として提出し、「未来につなぐ会」としての検討対象としていただけるよう働きかけてください。