まつや清の日記 マツキヨ通信

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2月22日、JR東海への市民グループからの高速長尺ボーリング中止要請に回答!

2023年03月06日 | 市政

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2月22日、JR東海への市民グループからの高速長尺ボーリング中止要請に回答!
県境100mまでボーリング続けるとの2月20日の県への工事再開文書と同じ内容!
期待してはいなかったが、このJR東海の強硬姿勢をどう変えられるか、市民力が試されている!
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大井川の水を守る62万人運動有志の皆様
南アルブスとリニアを考える市民ネットワーク静岡
共同代表:有元利通様、八木功様、服部隆様、増田和明様、松谷清様
拝啓時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
先日頂いたご要請について、下記のとおり回答申し上げます。今後とも弊社事業へのご理解とご協力を何卒よろしくお願いいたします。
敬具

<ご要請内容>
私たちは南アルブスと大井川の水を守りたいと、静岡県中央新幹線環境保全連絡会議及び国土交通省有識者会識を注視してきた市民と自治体議員です。再三の県からの要請を無視し、2月21日より山梨県内での工事をスタートすることに対し、強く抗議いたします。
これまでの会蔵の中で、静岡県の水に影響が出ないと判断できる仕組みについて、JR東海は静岡県の委員を納得させられる説明ができていません。静岡県民は、水に影響があることを心配しています。そもそも、リニア工事が無ければそんな心配をすることもなく、リスクを取ってまで地質を調べて欲しいなどと思うはずもありません。私たちは12月11日の大井川流域市町首長と地質構造・水資源専門部会との意見交換会の後、大井川流域首長に公開質問状を出し、「県の専門部会での議論の結果を待つ」という回答を得ています。
直ちに工事の中止を要請し、誠意ある回答を求めます。
<回答>
今回の山梨県内におけるボーリング調査は、山梨県内の地質、地下水の調査を目的に行うものです。今回の調査は県境から約800m離れた位置から開始するものであり、十分離れた静岡県内の水資源に影響はないと考えています。山梨県内であっても地質や湧水量の変化に注意しながら慎重に削孔し、発生する湧水の量を継続的に測定します。県境に近い区間(県境から約100mを目安)では、特に慎重に削孔し、湧水量が管理値(10mあたり0.05m/秒)を超える場合は、削孔を中断し対応を検討します。
地質縦断図や他のトンネル工事における実績等から、県境から約100mという目安は、十分に余裕を持ったものであると考えていますが、今後、高速長尺先進ポーリングで様々なデータを得ながら調査を進めますので、その結果を踏まえ、以下のとおり取り組んでまいります。
当該区間手前までのボーリング調査により得られる掘削エネルギー係数等のデータにより地質の状況や分布等を確認し、地質縦断図との比較を行い、当該区間における地質の想定に反映してまいりま
す。
・ボーリングを当該区間手前まで進めた段階で、得られた湧水圧、湧水量、地質の状況から透水係数などを推定し、約100mという目安について考察します。
さらには、当該区間における対応(管理値の設定や異常時の報告)について、上記の検討結果を踏まえ、静岡県のご意見も伺いながら当該区間に近づくまでに対話を進めてまいります。以上のことから、山梨県内でのボーリング調査を進めてまいります。
2023年3月3日
東海旅客鉄道祩式会社
中央新幹線静岡工務所
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↓2/20のJR東海の文書
https://www.pref.shizuoka.jp/.../104.../1002001/1016222.html