マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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曽我町のとんど

2008年02月26日 07時40分28秒 | 橿原市へ
大和のとんどは成人の日に行われているところが多い。

とんどの日は本来、小正月の15日で同一日だった。

ハッピーマンデー制度が導入され2000年からは第二月曜になり、それに合わせて毎年とんどの日が変わるんでカレンダーをよう見やなあかんという人が多い。

橿原市曽我町のとんどは毎年14日。

曽我川と高取川が合流する川原に大きなとんどが組み立てられる。

役員3人は宗我坐宗我都比古神社で神事のお火かりをいただいた提灯を下げてやってくる。
川原に集まった地区の人、凡そ200人。

手に提灯を持つ人は少なくない。定刻時刻にならんと火は点けんとおっしゃる役員。

とんどが待ち遠しい人は更にふくれあがって300人にもなってきた。

点火されるとまたたくまに上昇する。

ひっきりなしに橋を通行するクルマの運転手はなにごとかいなと窓から眺めている。

燃えさかりもすぎて火が落ち着くと持ってきた提灯にお火かりをいただく。

家へ帰って神棚やかまどに火を移しぜんざいを炊いていた。

かまどがなくなった現在は神棚だけにしてるんじゃとおっしゃる。

(H20. 1.14 Kiss Digtal N撮影)