マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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法蓮町稲荷神社などのこと

2010年01月16日 07時57分39秒 | 奈良市へ
アブラゲと赤飯を供えている末社の稲荷神社がある。

13日に稲荷講によって供えられたという。

同神社は明治16年に廃園になったドリームランドから移設された。

元の場所は大黒芝(だいこくのしば)だった。

平城京跡の第二次大極殿(注 復元されたのは第一次大極殿)の基壇も同じ大黒芝と語り継がれてきた。

稲荷神社の元地は今でも御霊跡だと信じて疑わない。

そこには12支石があっという。

現在は北、南、東の三柱が残されているそうだ。

これは御霊さんの守り神だという。

このように本殿周囲の東西南北に石を置く神社は散見することができる。

山村町の御霊神社、下山町の八坂神社に見られる。

これは四至神といって宮巡りの神さん。

四隅を祓うと村全体を祓い守ることになるのだと神職は語る。

さて、常陸神社の例祭に春の大祭がある。

4月の同一日だ。

この日はヨモギモチが振る舞われる。

1月は鏡餅を割る鏡開きが行われる。

その餅はすまし汁に入れて参拝者をもてなす。

稲荷講を含めて再訪したいものだ。

(H21.12.19 Kiss Digtal N撮影)