マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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白土白坂神社砂撒き

2010年01月25日 06時29分17秒 | 大和郡山市へ
早朝に集まってきた白土町の六人衆。

千束東、城、東、西、北、中の六垣内から選ばれた年番の白坂神社宮守のトーヤ衆だ。

この日までに鳥居や本殿などに注連縄を取り付けておく。

ご神木の注連縄は三人がかりで結った。

力仕事なのだと話す。

鳥居の注連縄は簾型。

宮座を引退された長老の話ではこれをドウガイと呼んでいた。

鳥居から拝殿まで一直線に伸びる砂の道がある。

隣地の弁天さんにも敷いている。

砂の道は地域に向けても敷かれている。

鳥居東は数メートル。

西は浄福寺の参道辺りまで。

一輪車に積んだ砂をスコップで敷いていく。

地道だったころは、その砂の道から繋げて家の門口や玄関まで敷いていた。

各家めいめいでそれをしていたが、アスファルト道になってからはしなくなった。

各家で砂を敷くのは氏神さんを迎える道。

六人衆が敷くのは氏神さんに参ってもらう道しるべ。

砂を撒くから「砂撒き」だという。

(H21.12.31 Kiss Digtal N撮影)