マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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矢走・路上黒豆売り夫妻の笑顔が素敵だから

2019年01月01日 12時01分06秒 | 民俗あれこれ(売る編)
行事取材地を目指して国道169号線走っていた。

向かう先は岩壺。

そこに行くまでに、えっ、ここでと思った景観があった。

Uターンする時間もない。

岩壺の行事はもうすぐ始まる。

終って、まだここで居られたら買おうと思っていた。

取材を終えた心は高鳴るばかり。

美味しそうに見えたかどうかはわからないが、拝見したいのは路上売りだ。

戻ってきた時間帯は午後の3時半過ぎ。

路上の端っこにブルーシートを拡げて作業していた老夫妻。

向こう側に見える畑で栽培しているサツマイモや黒豆を売っていた。

奥にある小屋にも貼ってあったのは「新米あります」だ。

収穫が始まってから1週間はこうして売っていると云う。

この日は平日であるが、需要は多かったそうだ。

工事に運搬するトラックは何台もの車体がひっきりなしに往来する。

通行の安全を考えて配置されたガードマンも買いにくる黒豆。

毎日が勤務のついでにガードマンが買っていく売れっ子黒豆。

採れたて黒豆は大袋に詰め込んで1000円。

そないにいらないから、と200円分を持って帰った。

プリプリの黒豆は塩茹で。

我が家の食卓に出る前からちょいとつまみ食い。

あっという間に半分。

もっぺん買いに行きたいが遠隔地。

諦めた。



ご夫婦は大淀町矢走(やばせ)の住民。

一度は行ってみたい神社行事がある。

どこで知ったか記憶にないが、私のメモに旧暦の9月9日に行われていた天髪王(てんばつおう)神社(※神社庁登録名は天八王神社のようだが)のマツリ

その日は当屋渡しがあるらしい。

かつてはゴクツキに8臼も搗いていたが、ゴクマキに来る人が少なくなりやがて中断となったと話す。

(H29.10. 9 EOS40D撮影)