マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

離床リハビリの始まり

2019年01月13日 10時09分08秒 | むびょうそくさい(おかん編)
10月17日の午後2時より始まった離床を目的としたリハビリ運動。

前日は、まだ心身とも慣れていない状況であるゆえ、車椅子には乗りたくないと云っていたおふくろも今日は30分間も乗って楽しんできた。

この日の離床は難なくできた。

無理もせず、すんなり乗れていましたと話すリハビリ担当のK理学療法士。

疲れもなくベッドに座っていた。

こういう状態が続けば・・一筋の光明が見いだせたという嬉しい姿に手を叩いてしまう。

リハビリ担当の理学療法士が押す車椅子に乗った30分間。

院内の景色を見て廻ってきた。

病床がある2階どころかリハビリ専用の室内も、そして外の景色も診てきたおふくろはとても喜んでいた。

昨日、知らずに内袋を破ってしまった「ゆたぽん」は我が家で使うことにしたが、おふくろ用にあらためて新品で購入した「ゆたぽん」をもってきた。

早速、ナースステーション前にある広い共用ルームにある電子レンジでチン。

もってきてくれたんやと群がるナースに介護士さんたち。

普段利用したことがないのか、時間は・・・。

この部屋の電子レンジはデジタル式でなくアナログ式で時間設定をするタイプ。

随分と昔から什器として利用している電子レンジでは「ゆたぽん」指定の500wタイプであるなら「3分10秒」。

アナログ式だから3分ちょっと先に設定してチンしてください、と何故か私が指示する始末。

古い形式ならお任せされてしまったのだ。

ちなみに何度か「ゆたぽん」が爆発して内部のジェリーが飛び散ったらしい。

時間設定を間違った事例である。

指定時間以上、例えば5分間もチンすれば、高熱になり爆発してしまうのだ。

このことについては外箱に注意書きがある。

かーさんもそれを読まずに内袋を破ってしまった。

みなさん、どうか注意書きは、インスタント食品であっても、冷凍食品であっても書いてあるから、利用される前には必ず、読んでくださいね、である。

その場にいたときに施設師長より声をかけられた。

遅くなりましたが、入院治療計画書が作成できたのでサインを求められたのである。

病名は「第6胸椎圧迫骨折」、症状は「背部痛」、全身状態の評価は「腰部痛著明であり、また離床許可も出ていない状態であり、ベッド上での生活となっている。寝がえり動作は疼痛(とうつう)を伴うこともあり」だ。

治療計画は「全身状態の評価による心身機能・日常生活活動のレベルを考え、その機能・能力の改善・向上に努め」、リハビリ計画は「疼痛軽減を目的にリラクゼーションの実施、筋力維持増強訓練・関節稼動域維持増大訓練を実施、基本動作訓練・ADL訓練を実施する」。

また、栄養摂取に関する計画に「減塩食を提供し、血圧コントロール」がある。

そして入院期間は入院した日から数えて「60日以内」とするが、本人の心身状態の進展具合によっては多少の前後はあるものと伝えられた。

加えて、看護計画は「背部痛や全身状態の観察を行い、安全にリハビリや日常生活を送れるように援助する」とあった。

入院した田北病院は「電子カルテシステム」を導入している医院。

しかも、だ。おふくろが居る病室棟は回復期リハビリテーション病棟。

「脳血管疾患または大腿骨頸部骨折等の患者さまに対して、日常生活能力の向上および在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に行う病棟」と明示している。当医院はまた、地域包括ケア病棟もあるから、安心して診てもらえるのが嬉しい。

また、再認定身体調査日が決まった10月26日の午後2時は夜間の心身状況を診ている看護師も立ち会うことになった。

しかも、その日の午後4時ころ。

主治医のⅠ整形外科医師ならびにリハビリ担当のK理学療法士、両名の家族面談も決まった。

家族面談は今後のリハビリをどのようにしていくか、計画的な在り方の相談のようである。

そういった要件を決めて病室のおふくろを見守っていた午後4時。

突然のごとく発症した背中の痛み。

看護士さんがどこですか、と背中を押さえる。

そこではなくもっと上と訴えるおふくろ。

そこ、そこと伝えた部分は骨折した胸椎辺り。

痛みを避けるように集めのバスタオルを背中にあててくれた。

そうしたら痛みが消えたと答えるおふくろ。

リハビリ運動は一機にではなく、徐々に・・・ということになるだろう。

その晩の午後7時前。

夕食は美味しく食べて満足したんやけど・・今夜は朝・昼とも食が進まなかったということで栄養点滴になったと携帯電話で伝えてきた。

翌日の18日。

昼食にきつねうどん食べた。

それは美味しかった。

介護士さんが美味しいからもっと食べてや、と勧められて、かまぼこも野菜もいつも通りの串挿しで食べた。

ところが、だ。

食べた直後の嘔吐で全部をもどしてしまった。

戻すということは何らかの原因がある。

勝手な推測はしないが、何だろうか。

とにかく嘔吐を抑える点滴注射。

その後、続いての栄養点滴。

しかも、予定していた午後のリハビリ運動は中止となった。

横たわってぐったりしているおふくろ。

か細い声で心臓がドキドキする音が聞こえるという。

たぶんに血圧上昇に心拍増し。

心臓が送る酸素量が少ない状態を避けるには深呼吸。

はい、息を吐いて、吸って、といって歩調をとる看護士さんのおかげで落ち着いた。

気になる点は医療費。

支払いはいつになるのか・・。

ナースステーションで尋ねた結果は毎月が16日締めに月末締め。

翌月の初めに請求書を発行するようだ。

オムツ交換もあるし、食事も医療費外請求。

今回の入院は後期高齢者にとっても大きな負担になりそう。

今回の入院は救急車に運ばれてだった。

後期高齢者被保険者証は、かーさんが救急車に乗り込んだときにカバンに入れていた。

救急車が着いた病院受付があったようだ。

そのときに提示した保険証をもって一割負担になるのは間違いないが、高額医療費控除請求は高額療養費制度に則って最寄り管轄の地方自治体に限度額適用認定証交付を申請しなければならない。

限度額は年収によって異なる。

おふくろの年収は年金しかない。不動さんの持ち合わせも高価な貴金属もない。

年金のみの生活でずっと暮らしてきた。

来週にでも住民票がある大阪・住之江区役所に出かけて高額医療限度額適用認定証の交付を受けてきたいが、またもや委任状ということになるだろう。

額適用認定証が受理されたら限度額越えの払い戻しが発生する。

その払戻金については振込口座番号も要るだろう。

心して区役所に臨みたいことだ

帰りがけに声をかけた男性の介護士。

その人曰く、当院は回復期リハビリテーション病棟であるが、退院されても100%には戻らないと忠告される。

私の心臓病もそうだが、手術前の元気な状態には戻っていない。

リハビリ運動をしてきたが、100%復帰ではない。

高齢者であればあるほど、そうなることは重々理解している。

この日はバタバタ日。

帰宅したころの時間帯はもう真っ暗になっていた。

自宅に着いたら書類作成。

阿倍野管理事務センターへ提出する「市営住宅入居者入替申請書」と「一時不在届け」の清書。

いずれも入替を望む理由を先方にわかりやすく、理解されやすいような文にしなくてはならない。

経緯から現在に至ることに、91歳の高齢者は4階まで昇降することが困難であることを訴える件を250文字に纏めて、翌朝に郵便ポストへ投函した。

19日は朝の8時半におふくろからの携帯電話が発信された。

受信のベルが鳴って受話器を耳に当てるが反応はない。

ないうちに切れた。

ゴミ収集車が来ていた関係で表にでていたかーさん。

携帯電話に残された留守電があった。

「今朝は美味しくいただきました」という声が録音されていたのでほっとする。

前回に朝電があったときはてんや、わんやであったが、今回は嬉しい通知であるが、逆にこちらから発信しても受け取ってくれない。

なんとなく不安を感じるが、ベル音を発せさせないようにしているから気がつかないのであろう。

この日は木曜日。週2回の入浴デーである。

着替えとかは前日に袋詰めしていたが、石鹸やシャンプーを入れ忘れに気がついて、早めに着く病室。

ベッドの背もたれを上げて座っていたおふくろは点滴をしていた。

朝の美味しかったと伝えた留守電から1時間半後。

一体、何があったのか。付いてくれている看護師学校研修生のOさんが云うには、食後にもどしたという。

もどしたときの身体状況を訴えたおふくろがいうには目眩が3回も・・である。

人生初めて体験する目眩に気持ち悪くなって一挙に食べたものをもどした。

ナースコールして大慌てで処置する点滴薬に栄養点滴中だった。

すっかり老けた顔で座っていたおふくろは生気を失っているように見えるが、話しているうちに生気を取り戻す。

顔色も普段とおなじくらいに良くなった。点滴薬が効いてきたようだ。

8日に1回目の嘔吐。

次は17日の嘔吐。この日の嘔吐で3回目になる。

目眩が発症することは不整脈が原因と思われる。

心臓を患った私も、術後に不整脈を発症した。

何か月間どころか、1年以上もかけてリハビリ運動したおかげもあって現在は毎日記録する脈拍・心拍計測。

当初はたびたび発症していた不整脈も、たんまにみるくらいに落ち着いた。

おふくろの不整脈の原因はほぼわかっている。

前回に起き上がった直後の食べもどし。

今回も起き上がりの経過後。

なんともない日もあれば、本日のように発症する場合もある。

安静状態で2週間も寝たまま身体は起き上がった段階で異常を訴える。

看護士、ナースも理解しているらしく、その件はさきほどそう話してくれたとおふくろが私に伝えてくれた。

そんな状態では本日の入浴が怖くなったおふくろ。

看護士、ナースにそのことを伝えるO研修生は一日に何回も覗いてくれる。

私が滞在中も血圧計計測。

結果は血圧も心拍もまったく問題のない数値に胸をなでおろす。

映像は現在入院先の月献立表。

毎日が楽しみの食事であるが・・。

(H29.10.16 SB932SH撮影)
(H29.10.17~19 記)