今日も最高気温は29.2度。
降ってわいたような戻りの夏日は身体に変調をきたしそうだ。
一時的な夏日は数日も経てばまた寒くなるだろう。
そんなことも気にすることのない病室は一定の温度。
外の暑さも、寒さもまったくわからない。
行事取材が三日間の立て続けに見舞いすら行けなくなった。
具合が悪くなったとかの身体状態の変化は聞いていないが、おふくろの実際を見れば、そうではなかった。
9日、8日の昨日一昨日のことだ。
少量であるが、食べたものをいきなりもどしたという。
そのときの食事は寝たきりでなく、座った状態だった。
戻した原因はそこにあると云われたそうだ。
そことは・・。
寝たままの期間が長ければ長いほどお腹に空気が溜まるらしい。
起き上がって食べてみましょう、ということでベッドに傾斜をつけて身体を起こす。
もたれた傾斜ではなく、ほぼ真横座り。
座りといっても足は延ばしたままだから座り難いことは確かだ。
その角度になった途端に苦しみだした。
思いもよらぬ嘔吐状態におふくろも驚く。
呼び鈴を押して看護士を呼び出す。
その姿を見た看護師もあっと驚く状況になったという。
嘔吐の吐しゃ物は口から弾けるように飛び散って布団を汚した。
懸命に拭いてはみたものの無理がある。
それで困って呼び鈴を押したということだ。
迷惑をかけてはあかんと思って拭いたものの間に合わない。
そのような状態では満足に食事も摂れない。
そういうことで始まった5時間の点滴。
前夜の9日も点滴。
看護士から目をつむったらあかん、と云われるが・・自然と目が塞がる。
そんな状態だったおふくろの顔は数日前の7日。
緩めてもらったコルセットに喜んでいたときよりも悪化しているように見える。
家族が見舞い・介助に来たらふと目を覚ます。
「今日も来てくれたんや」と喜ぶ顔に老いを感じる。
今年になってからは三回も転倒した。
2月はベランダに干していた布団を下げる際に勢い余って転倒した。
特に異状を感じることはなかったが、念のためと判断してひょこひょこ自宅から遠距離にある浜口交差点近くにある須見整形外科まで歩いて出かけた。
診断してもらったが、骨折はなかったという。
その月は六畳の居間でも転倒した。
その際は柔らかい布団がたまたまあったそこに倒れたからなんともなかった。
その後の6月は自宅1階にあるごみ捨て場で倒れた。
そのときも腰辺りが痛くなった。
その箇所をレントゲン検査してみても骨折が認められなかった。
今回、入院加療した田北病院の検査はMRI検査。
3カ所に亘って検査した結果は「第6胸椎圧迫骨折」である。
腰が痛いから、その部分しか検査していない。
つまりは検査漏れだと思うのである。
6月時点でもっと詳しく検査しておけばと悔やまれる整形外科医院。
歩行困難に陥った8月7日は救急の友愛会病院。
そこではMRI検査もしてもらったが、部位は腰辺りである。
おふくろが痛みを訴えた部位しか検査されなかった。
あのときにもっと周辺を検査してくれたらなぁと思うのは私だけだろうか。
辛い状態で病室に居るおふくろの顔を見るたびに、気がつかんかって、すまんことしたと反省している。
本日、見舞い介助にきた10日の朝。
入浴から戻ってきたおふくろが云うには、半分少し食べたが、おかずは食べる気もしなかったそうだ。
入浴は毎週の月、木曜日であるが、前日は体育の日の祝日。
祝日対応に看護師も介護士もすべてが少なくなる。
それゆえ入浴は該当曜日であっても翌日の平日になる。
そういうことで本日は火曜日の入浴である。
前回の入浴も辛かったという入浴のシャワー。
おふくろはシャワーが苦手で自宅の風呂にも備えていない。
勢いあるシャワーの水滴が顔に当たるのが嫌なので、タオルを顔に当てて防御してもらうようにしてもらったが、それでもびしゃびしゃになるシャワーはほんまに苦手だ。
そうこうしているうちに本日の昼ご飯が配膳された。
今週のメニューによれば本日の昼ご飯は・・。
豚肉、キャベツ、チンゲン菜で料理した厚揚げと野菜の味噌炒め。
もう二品は白菜、春菊のおひたしにキュウリ、ニンジン、錦糸卵の春雨サラダ。
それらはすべて串カツ形式で配膳されるから、ぱっと見てもわけのわからない料理に見える。
おふくろにとってはもっとわからない不思議なものにしか見えないだろう。
見た目も気持ち悪いと云って手を伸ばさないピンク色は何でできているのだろうか。
厚揚げにキャベツはわかるが、ピンク色が豚肉。
私が試食した結果はオモロイ味。
不思議な洋風味付けだと思った。
春雨サラダとは似ても似つかない形。
酢の味が利いたのか、それしかおふくろは口にしなかった。
食欲不振はいつまで続くのだろうか。
この日の夜も5時間の点滴に鳴ったと翌日に訪れたときに話していた。
今のおふくろがしてもらいたいもの。
午後に出かけるおふくろ不在の住居にある植物の水やりだ。
おふくろは毎日の水やりが一番の楽しみ。
欠かさず水やりをしているから枯れることはほとんどない。
14日間も自宅を空けておれば植物のことが心配になる。
大ばあさんには綺麗な花を供えてほしい、ということだ。
おふろくの要望を確かめて申請する後期高齢者補助手続きに車を走らせる。
行先は大阪住之江区の区役所だ。
先に向かったのはスーパーサンコー。
お店横にある花屋さんで仏さんの花買い。
軸を切ってくださいとお願いした仏さんの花は大ばあさんに手向ける花。
おふくろはいつも気にしている。
スーパーサンコーの買物はおふくろが食べたいと云っていた果物買い。
たまたま売っていた梨が98円。
品種は聞いたことのない梨だったが、翌日に一つ食べたおふくろは瑞々しくて美味しいと喜んでくれた。
果物はそれ以外にネーブルオレンジにピオーネ葡萄。
どちらも美味しいのだが、オレンジは口にしなかった。
ネーブルは甘いのであるが、酸っぱく感じたようだ。
ピオーネはまざまず。
一玉しか食べれなかったが美味しかったようだ。
サンコーの買物は我が家の好物の漬物買いが大目的。
甘酢に漬けこんだ赤かぶら。
これがむちゃ美味くて、前回に買ったときなんか2袋も。
袋を開けたら一日、若しくは二日目でなくなる。
それほど美味しい赤かぶらの甘酢漬けはどこにも売っていない。
奈良県内のスーパーも探してみたが未だに見つからない。
それはさておき、第一の目的は住之江区役所にお願いする後期高齢者高額医療費用申請である。
入院三日目に完成したコルセット料金の9割補填をしていただくための申請である。
受付に尋ねて案内された最寄りの窓口。
発券番号から推定するに30分待ち。
予想はほぼ当たりの時間にお願いした提出書類にてきぱきと動かれる担当者。
指示された箇所にすべてを記入して受付完了。
口座振込は取り扱っている連合会の締めきりの関係で2、3カ月後になるらしい。
そのことを伝えた担当者は申請書類を見て驚かれた。
おふくろは大正元年生まれ。
滅多にそういう申請はないらしく、えっ、と驚かれたのである。
この7月までは大阪梅田どころか淀屋橋に心斎橋に難波に独りででかける高齢者。
そのことも話したらさらに驚かれた。
そんな元気だったおふくろは、この月の2日から安静加療の入院。
動けない身体にイライラ感が募る。
区役所窓口の確認がある。
前月の9月15日に申請した「個人番号(マイナンバー)」通知の再発行についてだ。
そのときの窓口担当者は受け取りに本人が来ていてだかないと・・と云っていた。
通知書の再発行であるにも関わらず、本人確認が要ると伝えられたかーさん。
本人が入院しているから絶対的に無理だと云ったが、窓口担当者がそう云っていたから、という。
おかしなことを云う人だと思うが、行ったついでに尋ねるその件。
通知書発送は自宅に送付されるので、本人認証は不要だという。
そりゃそうだ。
思うに、申請を受け付けた窓口担当者はマイナンバーカードの発行と勘違いしたのであろう。
そのようです、とこの日に私の申し出を受け付けた窓口担当者がそういった。
当然であるが、そのことをかーさんに伝えたら、そうやったんや・・・。
なお、何時か前の5日に我が家から最も近い最寄りの郵便局で郵便物転送申請をした結果が現われた。
大阪住之江に出ようとしたときの我が家の郵便ポスト。
いつになく郵便物が多い。
その中には我が家の住所を手書きした付箋を貼っていた郵便物があった。
おふくろが住まいする番地を書いた第1号の郵便物が我が家に届いた。
その日から続々届く郵便物のすべてに付箋が貼ってある。
手間のかかる作業をしてもらった郵便物が間違いない我が家に届く。
ありがたいことに感謝する。
(H29.10.10 SB932SH撮影)
降ってわいたような戻りの夏日は身体に変調をきたしそうだ。
一時的な夏日は数日も経てばまた寒くなるだろう。
そんなことも気にすることのない病室は一定の温度。
外の暑さも、寒さもまったくわからない。
行事取材が三日間の立て続けに見舞いすら行けなくなった。
具合が悪くなったとかの身体状態の変化は聞いていないが、おふくろの実際を見れば、そうではなかった。
9日、8日の昨日一昨日のことだ。
少量であるが、食べたものをいきなりもどしたという。
そのときの食事は寝たきりでなく、座った状態だった。
戻した原因はそこにあると云われたそうだ。
そことは・・。
寝たままの期間が長ければ長いほどお腹に空気が溜まるらしい。
起き上がって食べてみましょう、ということでベッドに傾斜をつけて身体を起こす。
もたれた傾斜ではなく、ほぼ真横座り。
座りといっても足は延ばしたままだから座り難いことは確かだ。
その角度になった途端に苦しみだした。
思いもよらぬ嘔吐状態におふくろも驚く。
呼び鈴を押して看護士を呼び出す。
その姿を見た看護師もあっと驚く状況になったという。
嘔吐の吐しゃ物は口から弾けるように飛び散って布団を汚した。
懸命に拭いてはみたものの無理がある。
それで困って呼び鈴を押したということだ。
迷惑をかけてはあかんと思って拭いたものの間に合わない。
そのような状態では満足に食事も摂れない。
そういうことで始まった5時間の点滴。
前夜の9日も点滴。
看護士から目をつむったらあかん、と云われるが・・自然と目が塞がる。
そんな状態だったおふくろの顔は数日前の7日。
緩めてもらったコルセットに喜んでいたときよりも悪化しているように見える。
家族が見舞い・介助に来たらふと目を覚ます。
「今日も来てくれたんや」と喜ぶ顔に老いを感じる。
今年になってからは三回も転倒した。
2月はベランダに干していた布団を下げる際に勢い余って転倒した。
特に異状を感じることはなかったが、念のためと判断してひょこひょこ自宅から遠距離にある浜口交差点近くにある須見整形外科まで歩いて出かけた。
診断してもらったが、骨折はなかったという。
その月は六畳の居間でも転倒した。
その際は柔らかい布団がたまたまあったそこに倒れたからなんともなかった。
その後の6月は自宅1階にあるごみ捨て場で倒れた。
そのときも腰辺りが痛くなった。
その箇所をレントゲン検査してみても骨折が認められなかった。
今回、入院加療した田北病院の検査はMRI検査。
3カ所に亘って検査した結果は「第6胸椎圧迫骨折」である。
腰が痛いから、その部分しか検査していない。
つまりは検査漏れだと思うのである。
6月時点でもっと詳しく検査しておけばと悔やまれる整形外科医院。
歩行困難に陥った8月7日は救急の友愛会病院。
そこではMRI検査もしてもらったが、部位は腰辺りである。
おふくろが痛みを訴えた部位しか検査されなかった。
あのときにもっと周辺を検査してくれたらなぁと思うのは私だけだろうか。
辛い状態で病室に居るおふくろの顔を見るたびに、気がつかんかって、すまんことしたと反省している。
本日、見舞い介助にきた10日の朝。
入浴から戻ってきたおふくろが云うには、半分少し食べたが、おかずは食べる気もしなかったそうだ。
入浴は毎週の月、木曜日であるが、前日は体育の日の祝日。
祝日対応に看護師も介護士もすべてが少なくなる。
それゆえ入浴は該当曜日であっても翌日の平日になる。
そういうことで本日は火曜日の入浴である。
前回の入浴も辛かったという入浴のシャワー。
おふくろはシャワーが苦手で自宅の風呂にも備えていない。
勢いあるシャワーの水滴が顔に当たるのが嫌なので、タオルを顔に当てて防御してもらうようにしてもらったが、それでもびしゃびしゃになるシャワーはほんまに苦手だ。
そうこうしているうちに本日の昼ご飯が配膳された。
今週のメニューによれば本日の昼ご飯は・・。
豚肉、キャベツ、チンゲン菜で料理した厚揚げと野菜の味噌炒め。
もう二品は白菜、春菊のおひたしにキュウリ、ニンジン、錦糸卵の春雨サラダ。
それらはすべて串カツ形式で配膳されるから、ぱっと見てもわけのわからない料理に見える。
おふくろにとってはもっとわからない不思議なものにしか見えないだろう。
見た目も気持ち悪いと云って手を伸ばさないピンク色は何でできているのだろうか。
厚揚げにキャベツはわかるが、ピンク色が豚肉。
私が試食した結果はオモロイ味。
不思議な洋風味付けだと思った。
春雨サラダとは似ても似つかない形。
酢の味が利いたのか、それしかおふくろは口にしなかった。
食欲不振はいつまで続くのだろうか。
この日の夜も5時間の点滴に鳴ったと翌日に訪れたときに話していた。
今のおふくろがしてもらいたいもの。
午後に出かけるおふくろ不在の住居にある植物の水やりだ。
おふくろは毎日の水やりが一番の楽しみ。
欠かさず水やりをしているから枯れることはほとんどない。
14日間も自宅を空けておれば植物のことが心配になる。
大ばあさんには綺麗な花を供えてほしい、ということだ。
おふろくの要望を確かめて申請する後期高齢者補助手続きに車を走らせる。
行先は大阪住之江区の区役所だ。
先に向かったのはスーパーサンコー。
お店横にある花屋さんで仏さんの花買い。
軸を切ってくださいとお願いした仏さんの花は大ばあさんに手向ける花。
おふくろはいつも気にしている。
スーパーサンコーの買物はおふくろが食べたいと云っていた果物買い。
たまたま売っていた梨が98円。
品種は聞いたことのない梨だったが、翌日に一つ食べたおふくろは瑞々しくて美味しいと喜んでくれた。
果物はそれ以外にネーブルオレンジにピオーネ葡萄。
どちらも美味しいのだが、オレンジは口にしなかった。
ネーブルは甘いのであるが、酸っぱく感じたようだ。
ピオーネはまざまず。
一玉しか食べれなかったが美味しかったようだ。
サンコーの買物は我が家の好物の漬物買いが大目的。
甘酢に漬けこんだ赤かぶら。
これがむちゃ美味くて、前回に買ったときなんか2袋も。
袋を開けたら一日、若しくは二日目でなくなる。
それほど美味しい赤かぶらの甘酢漬けはどこにも売っていない。
奈良県内のスーパーも探してみたが未だに見つからない。
それはさておき、第一の目的は住之江区役所にお願いする後期高齢者高額医療費用申請である。
入院三日目に完成したコルセット料金の9割補填をしていただくための申請である。
受付に尋ねて案内された最寄りの窓口。
発券番号から推定するに30分待ち。
予想はほぼ当たりの時間にお願いした提出書類にてきぱきと動かれる担当者。
指示された箇所にすべてを記入して受付完了。
口座振込は取り扱っている連合会の締めきりの関係で2、3カ月後になるらしい。
そのことを伝えた担当者は申請書類を見て驚かれた。
おふくろは大正元年生まれ。
滅多にそういう申請はないらしく、えっ、と驚かれたのである。
この7月までは大阪梅田どころか淀屋橋に心斎橋に難波に独りででかける高齢者。
そのことも話したらさらに驚かれた。
そんな元気だったおふくろは、この月の2日から安静加療の入院。
動けない身体にイライラ感が募る。
区役所窓口の確認がある。
前月の9月15日に申請した「個人番号(マイナンバー)」通知の再発行についてだ。
そのときの窓口担当者は受け取りに本人が来ていてだかないと・・と云っていた。
通知書の再発行であるにも関わらず、本人確認が要ると伝えられたかーさん。
本人が入院しているから絶対的に無理だと云ったが、窓口担当者がそう云っていたから、という。
おかしなことを云う人だと思うが、行ったついでに尋ねるその件。
通知書発送は自宅に送付されるので、本人認証は不要だという。
そりゃそうだ。
思うに、申請を受け付けた窓口担当者はマイナンバーカードの発行と勘違いしたのであろう。
そのようです、とこの日に私の申し出を受け付けた窓口担当者がそういった。
当然であるが、そのことをかーさんに伝えたら、そうやったんや・・・。
なお、何時か前の5日に我が家から最も近い最寄りの郵便局で郵便物転送申請をした結果が現われた。
大阪住之江に出ようとしたときの我が家の郵便ポスト。
いつになく郵便物が多い。
その中には我が家の住所を手書きした付箋を貼っていた郵便物があった。
おふくろが住まいする番地を書いた第1号の郵便物が我が家に届いた。
その日から続々届く郵便物のすべてに付箋が貼ってある。
手間のかかる作業をしてもらった郵便物が間違いない我が家に届く。
ありがたいことに感謝する。
(H29.10.10 SB932SH撮影)