マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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介護再認定調査員聞取りもあれば今後の治療計画の面談も

2019年01月26日 09時55分31秒 | むびょうそくさい(おかん編)
この日は予約の要件が2件もある。

一つは入院している病室でおふくろの身体状況を現認調査。

もう一つは主治医による今後の治療計画の面談である。

2件とも重要な事項である。

時間的経緯を見ながら直接関係するもの以外もここにメモする本日の記録である。

毎日は病室のベッドに居るおふくろの状態伺い。

同室に市内長安寺町に住むNさんがおられる。

この部屋で3カ月も治療に専念してきたが、晴れて退院することになった。

それまでに渡しておきたい写真がある。

平成27年2月1日に撮らせてもらった長安寺町の大とんどである。

その日にお会いした自治会長らは一年任期。

ついつい差し上げるのを失念していた。

尤も、長期間に亘って私も入院・手術していたからではあるが・・。

その日は92歳になるNさんの旦那さんの顔は見なかった。

先だっては病室に奥さんを向かいに来ていた。

週に一度は許可を得て一時帰宅。

その迎えに来られていた旦那さんは7年前にお会いしたときよりも軽やかになっていると思った。

月に何べんかはゴルフ通い。

若いもんの要求に断るのも難しくて・・と、云っていたN家が所有する畑でするとんどの写真。

ありがとう、預かって当時の自治会長に渡しておくと、云ってくれたのが嬉しい。

さて、おふくろの身体状況である。

本日の午前中は週2回の入浴デー。

離床リハビリも兼ねて車椅子に乗って浴室に移してもらったという。

浴室にあるそのまま身体ごと入浴できる車椅子に乗り換える。

湯船は徐々に湯が増えていく。

お湯足しというのだろうか。

身体はそのままの位置でお湯の高さがあがって、やがて肩まで浸かる。

お湯に浸かるのは何日ぶりになるのだろうか。

おふくろが居住する部屋にある浴槽が高いこともあっていつのころか浸かることはなくなった。

8月に発症した痛み。

解消できて自宅に戻ったときもお風呂に浸かることはなかった。

なかったというよりも高さがある浴槽を跨ぐことができないからである。

そうであるだけにとても嬉しかったという。

自分でできるところは自分でする。

身体はまだまだ洗えないが、洗顔はできる。

石鹸をつけた手でごしごし思う存分、自分の力加減で洗える。

これもできるようになって入浴から戻ってきたおふくろの顔は綺麗サッパリしていた。

その入浴に立ち会ってくれた看護研修生のOさんはとても喜んでくれた。

食事もほぼ完食するようになって、毎日の食事に配膳されるおかいさん改め、ご飯を要求するまで回復してきた。

そういった状況にまで回復してきたので居住する地域の診療所である畠中医院に電話で伝える。

処方してもらっていた内服薬は、現在入院している田北病院に移管された。

薬の監理は病院の配下にある。

退院するまでそうなるだろう。

そういった時間を過ごして病室に来られた大和郡山市介護福祉課に属する調査員のOさんは今回の介護認定調査で2回目。

前回は我が家に身を寄せていたので我が家の部屋で切帰路地調査。

今回は入院先のベッドにいる状態で聞き取りとなった。

介護再認定を手配してくださったのは大阪市住之江区地域包括支援センターのBさん。

初期は私が大阪市認定事務センターに申請した。

申請は受理されて調査員を派遣する。

当時は身を寄せていた地区は奈良県大和郡山市だったので、今回と同様に大和郡山市介護福祉課に派遣要請されて調査員が来られた。

今回は再認定。

私の手を離れて、地域包括支援センターが直接、再認定の申請をされる。

そのことはBさんから聞いていた。

それから数日後。

10月16日に私の携帯電話が鳴った。

発信者は大和郡山市介護福祉課。

担当の職員が26日でよろしいでしょうか、という連絡であった。

その日の調査時間が決まれば、ナースステーションに伝えておく。

つまりは調査している最中に診療が重なって調査に影響を与えないようにするである。

尤も、それだけでなく、医療側から見てのおふくろの身体状況である。

本人の思い、勘違いは事実でない。

第三者からの視点を聞き取りすることによって整合性をとるのである。

ベッドに座ったままの聞き取り調査。

前回の9月7日以降の本日までの経緯を伝えて問診に入る。

前回もしているので重複事項は避けて、現況を掴むその後の状況の身体、心身具合は、前回も「介護保険認定調査票」の問診項目に沿って聞取りされた。

1.身体機能・起居動作(麻痺等の有無/拘縮/寝返り/起き上がり/座位保持/両足立位保持/歩行/立ち上がり/片足立位保持/洗身/爪切り/視力/聴力//)、

2.生活機能(移乗/移動/嚥下(えんした)/食事摂取/排尿/排便/口腔清潔/洗顔/整髪/上衣着脱/下衣着脱/外出頻度)、

3.認知機能(意思伝達/毎日課の理解/生年月日・年齢・氏名記憶/短期記憶/現在の季節/現在の場所/徘徊/外出帰還)、

4.精神・行動障がい(被害的物品盗難/作り話/泣き笑い感情不安定/昼夜逆転/しつこい同一話し/大声/介護抵抗/落ち着き/目が離せない/不要物収集癖/物品損壊衣服破り/酷い物忘れ/独り言独り笑い/自分勝手行動/話がバラバラ)、

5.社会生活への適応(薬の内服/金銭管理/日常の意思決定/集団不適応/買い物/簡単な調理)、

6.過去14日間に受けた特別な医療(処理内容/特別対応)、

7.日常自立度(寝たきり度/日常生活自立度)である。

こう云った項目すべてを現認調査された次は主たる受持ち看護士のTさんが補足するヒアリングに移る。

前回は1時間半もかかったが、今回は初期の経緯、家族構成などは割愛されたが、それでも1時間20分。

尤も看護士さんのヒアリングもあってのことだ。

ひと通り終えて、かーさんが気になっていた睡眠薬である。

この三日間は睡眠薬を飲まされたと云っていた。

二日間はそのおかげもあってぐっすり眠れたが、3日目は何回か夜中に目が覚めたと話していた。

私の入院体験のことであるが、睡眠薬の服用は患者さんに何も伝えずにそうすることはない。

そのハズであるが・・。

心配になって尋ねた看護士Tさんの回答は睡眠薬ではなく、目眩を訴えているので安定剤は投与しているが、睡眠薬といえるほどの眠り薬ではない、という。

20日に行われたCTスキャナー検査の結果はどないもなってなかったが、軽い目眩が起こっていると訴えるおふくろは、また起こるかもしれないという精神的な面で、そう感じている可能性が考えられる。

処方され服用している薬はどうやら抗目まい剤のようだ。

不定愁訴を訴えるおふくろの目眩に関しては上手く伝達されていないように感じた。

そのころ病室に来られた口腔ケア担当者。

先日に置いていた口腔処置同意書の件を尋ねられた。

その件はシートをもってナースステーションに預けたので、そちらで聞いてくださいと伝える。

連携が上手くできてなかったようだ。

午後4時の予定であった主治医面談は外来患者の関係で遅れていると師長さんが伝えてくれた。

終ってナースステーションに来られる時間帯が読めない。

待っている間もリハビリ運動が始まる。

主たるリハビリ担当の理学療法士はKさんであるが、この日は主治医面談に立ち会うために、通常のリハビリ運動を理学療法士はAさんに交替してもらっていた。

看護士さんも難儀するコルセット位置調整は専門家領域。

背中にコルセットが当たるらしく、痛いを連発していたが、調整をしてもらったら痛みは解消した。

AさんはKさんがお休みの関係で昨日の25日もリハビリ運動をしてくれたそうだ。

前日は平行棒を両手で支えて10歩も歩けたそうだ。

足膝屈伸運動などのリハビリ後の車椅子移りはベッドの手すりで身体を支えて難なく自力でいけたという。

見ることができなかった身体具合を伝えてくださって一安心。

少しずつ改善しているのが嬉しい。

午後5時、ようやく始まった主治医からの診療状況の説明。

骨折治療よりも目眩症状が何処まで落ち着くか、それが課題になってきたな、と云われる。

歩けるようになってもらう退院を目指すが、先だって診断書を書いてもらった市営住宅の1階への転居も早めて欲しいしな、とも云われる。

4階までの階段の上り下りができるように、なっ、と云った視線の先に立っていたリハビリ担当の理学療法士はKさんに向けて、リハビリは頑張ってもらうしかないな、と云った。

それもこれも満足できるような身体になりたいのはおふくろの心情も同じだ。

食事も、睡眠も、排尿排便がスムーズになるのがまずは専決事項。

そうなりゃ、ついこの前は勧められて見たたった30分のテレビ視聴も気持ちよく見られるようになるだろう。

また、明日は来るね、と云って病室を出た1階廊下ですれ違う女性の顔。

ほぼ10年ぶりにお会いした女性は大和郡山市社会福祉協議会ボランティアビューローのMさん。

市民交流館勤務時代にたいへんお世話になった人だ。

ボランティアとは・・を教えてもらった先生でもある。

何故にここに、と聞いたら実姉が当院に入院しているという。

お姉さんは大腿骨骨折になって入院した。

その期間中にベッドが落ちて違う部位も骨折した。

2度の骨折治療に鉄板が体内に。

大阪に独り住まいだった姉さんを住まいする九条駅近くに引っ越してもらった。

近くにいる方が介抱・介助支援に動きやすい。

今また、圧迫骨折になって3度目の入院。介助するのにビューローは8月に辞めたというMさんはバリバリ元気。

10年前とまったく同じ動きに、誠心込めた介助支援も見習わなければ、と思った。

(H29.10.26 記)