マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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西成区玉出・生根神社のだいがく

2020年01月20日 09時47分10秒 | もっと遠くへ(大阪編)
生まれ育った30云年間も暮らしていた大阪・住之江。

そこより北に向かってひたすら走る国道26号線。

住吉大社からまだ向こうの北になる西成の玉出。

故郷の地からたったの3kmの地に生根神社がある。

存在を知ったのは平成26年12月19日だった。

家人が受ける大病院の精密検査帰りに祭りの幟が歩道にたくさん立てていてはじめて知った神社。

その神社に「だいがく(台額)」の名で呼ばれる特徴的な提灯を立てると知ったのは、その後のことだった。

どえりゃぁ数の提灯台を立てる。

いつかは拝見したいと思っていた。

本日も、週一ペースで毎週治療の歯科医院通い。

治療を終えて南下する国道を脇に入る。

そこに神社があると思っていた筋道は通行止め。

この日は宵宮の露店がたくさん並ぶ。

仕方ないから道を外して迂回する道。

その道に通行止めがないから走ってみたら布団太鼓があった。

その奥に並ぶ構造物は何だ。

なんとなく動く桟敷席のような感じがあるが・・。



もう少し奥に行けば、神社のお帰り道。

宵宮神事の会場はここだと思った。



車を停車させて鳥居をくぐってみれば、向こう側にたくさんの提灯を下げた「だいがく(台額)」がある。

停めた場所が気になるものだから、撮っただけ・・。

国道に出て、何筋目かの筋道に車を入れる。

西へ向かえば広い公園があった。



ちらっと見えた赤い色の提灯にでっかい円形の・・・。

境内にあった「だいがく(台額)」よりは多少少ないと思った提灯の数。

2基のだいがく(台額)に太鼓がある。

場はわかったが、宵宮の在り方は知らない。

車に乗せたままの自力歩行が困難な家人を放っておくわけにはいかない。

数分間、神社参拝もできなかったが、状況が少しわかったような気がする玉出・生根神社の「だいがく(台額)」であった。

玉出・生根神社のだいがくをよく存じておられるM氏が、FBで伝えてくれた情報。

魔除獅子、枕太鼓巡行もあるが、重要なのはだいがく(台額)。

中だいがく(台額)はおよそ10mの高さを誇る。

小型の大学は、神社付近の公園で夜8時に担がれる。

だいがく(台額)音頭とともに担がれる貴重な山車は大阪府指定有形民俗文化財第一号、と。

24日の宵宮に25日は天神さんの祭りでもある。

この年はテレビ大阪で天神祭の舟渡御神輿が画面に映し出していた。

舟渡御神輿は、特殊とも思える傘鉾の形。民俗にとって見る価値は大いにある。

(H30. 7.24 SB932SH撮影)