マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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奈良のきたまちはヒイラギイワシの習俗が色濃いらしい

2023年01月13日 07時24分12秒 | 民俗あれこれ
ところで、駐車場のあるこの通りにまさかのニの正月民俗が見つかった。

節分の民俗がよもや古都の町のど真ん中にあるとは、思ってもみなかったヒイラギイワシ(※柊鰯)との出会。

そういえば、この通りから北寄りの筋を東に向かえば転害門(※手貝門)に出会える奈良の道。

ならまち北とも呼ばれる古くから暮らしてきた人たちが住む通り。

近いと、いえば近い範囲にある。

参照したネット解説にあった「節分に柊鰯を玄関先に飾る風習が今でも残っているのは、奈良県をメインとした西日本エリアと関東地方の一部、福島県です。特に、奈良市内では柊鰯飾りをおこなう風習が色濃く残る傾向にあります」

「また、西日本の一部の地域では柊鰯飾りの風習の一つとして、柊鰯を飾った後、その日中にイワシを食べる習慣があるのも特徴」

“特に、奈良市内では柊鰯飾りをおこなう風習が色濃く残る傾向にある”と書いている。

へぇ、そうだったんだ。

ただ、気になるのは” 奈良市内“の範囲である。

前述のならまち北(※「きたまち」だけでなく、江戸時代中期の『奈良町絵図』に描かれた奈良町の区域でいえば、「ならまち」「きたまち」「京終(※きょうばて」」も含まれる。

数年前に訪れた「ならまち」の一角にヒイラギイワシの存在を確認したが、あまりにも広範囲に亘る。

全域に、どれほどのお家がされているのか、厳密に調べなきゃならんだろうな。

(R3. 2. 5 SB805SH撮影)