niceshotpeteの山旅

新潟県内外の山々を旅した記録です。山座同定に力入れてます。掲載した写真の何枚かはピクスタで販売してます。

10月8日 喜多方市・高郷見晴らしの丘池ノ原展望台からの山岳展望 +ダム +SL

2023年10月09日 | 飯豊連峰
グーグルマップで展望台を検索してると、喜多方市の、「高郷見晴らしの丘池ノ原展望台」がヒット。
ダムを前景に飯豊連峰が見えるらしい。ダムは新郷ダム。早速、まっちさんのブログで新郷ダムを検索。なるほどなるほど。

自宅を8時に出て国道49号で県境を越える。地図、見にくいね。多謝。
さゆり公園でチョイと休憩。飯豊が見えた。雲は多いが、冠雪してるじゃあありませんか!展望台からの眺めに期待が膨らむ。着くまでに、お~い雲よ、ずっと、山の向こうへ行ってくれんか~。

公園から暫く進むとダムが見えた。山郷(やまさと)ダム。

ちゃんと駐車スペースあり。
そこから。

少し歩いて。


所在地   :福島県喜多方市
河川名   :阿賀野川水系阿賀川
形式    :重量式コンクリートダム
ゲート   :ラジアルゲート×14門
       ローラーゲート×1門
堤高・堤頂長:22.5m・206.9m
総貯水容量 :759万㎥
管理者   :東北電力株式会社
着工/完成 :1939/1943年
「日本の近代土木遺産-現存する重要な土木構造物2800選」

頂いたダムカードより。まっちさんの真似しました。ダムカードは、「カイギュウランドたかさと」で入場料払い、証明できる写真を提示すると貰える。

ダムからすぐのJR尾登駅(おのぼりえき)。帰りに、ここに12時18分には着いていたい。

県道16号から右折、右折・・・で展望台着。
さあ、大展望を・・・
雲の中・・・

残念。

雲が無きゃ、こんな。


会津の富士山(正しくは冨士山)はコチラ
高陽山はコチラ


鏡山はコチラ
三国岳はコチラで
 
飯豊から右へ




そして、貴重な前景をなす新郷ダム。「やまさと」に「たかさと」だから、「にいさと」とかかと思ったら「しんごう」だって。
日本百名山とともに見えるダム。



では、今度は左折左折・・・で丘を降り、塩坪橋東詰の駐車場に停車(まっちさんのブログで下調べ済み)





塩坪橋は、車道と並行して歩道用の橋が。素晴らしい。
駐車場に戻り、車で川沿いに下ると、

発電所

駐車場脇の草むらの先から
真ん中の木、伐採してくれないか?
ダムの向こうの雲の中に飯豊が見えるんだろうなぁ・・・


コンクリの要塞
所在地   :福島県喜多方市
河川名   :阿賀野川水系阿賀川
型式    :重力式コンクリートダム
ゲート   :ラジアルゲート×17門
堤高・堤長長:27.5m・219m
総貯水容量 :2272万㎥
管理者   :東北電力株式会社
着工/完成:1936/1939年

周辺の地層は、カイギュウなどの化石の宝庫。会津盆地は、沼山火山の噴火や、越後山脈の隆起などの前は海だった。
その昔、ここで女子高生がカイギュウの化石を発見したんだとか。

では、「カイギュウランドたかさと」で、そのカイギュウの化石を。
カイギュウとは、海牛類。ジュゴンやマナティなんかが仲間。



アイヅタカサトカイギュウ



廃校になった小学校を改装した建物。
入場料250円払ったところで、ダムカード貰えることを知った。ラッキ~。
もともと教室だから、理科の教室に入ったみたいで雰囲気がGood!

父は、ここまできたら喜多方ラーメン食べて帰るか?とかいうが、そんな時間は無い。
尾登駅に戻らなきゃ。それに連休中、好天の喜多方。どんだけ並ぶと思ってる?

来た道を急いで戻る。
SLばんえつ物語が、尾登駅のひとつ前の野沢駅を12時18分に発車する。
ギリギリセーフ。だが、すでに三脚が並び、ポジション取りに失敗。




コスモスと一緒に撮れるスポット。SL撮影も難しい、でも嬉しい。
高郷まで行けば、一ノ戸川橋梁も近いが、きょうはコスモスが良かった。

最後まで見送る人。次の撮影地へ急ぐ人。


車を停めた尾登駅に戻る。

帰路、国道49号上野尻辺りで、前面に飯豊が。
これだけでも展望台で見えてれば・・・


草履塚の右は



また、いずれ。


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10月8日 飯豊も冠雪

2023年10月08日 | 飯豊連峰
きょうは会津へ。
帰り道。西会津町上野尻辺りで、冠雪した飯豊本山を。


続く。
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11月3日 山形県小国町の清流・玉川を遡り、錦秋の飯豊山荘まで。

2021年11月05日 | 飯豊連峰

国道290号から国道113号へ。山形県小国町に入るとすぐに県道15号へ左折。

 

すぐに綺麗な紅葉が。

清流・玉川と並行して走る県道15号。

この後、最奥の飯豊山荘までずっと玉川の紅葉を愛でながら魅惑のドライブ。

 

玉川渓流・新田橋上から

上流側

 

下流側

 

玉川小中学校

その寄宿舎の前に

青空バックのまっかっか。こういう赤が見たかった。

 

長者原に近づくと

右がデベソ山かな?

デベソを撮りそこなった、というかこの名前を知らなかった。もしかして、今では差別用語かも?

 

左に泡ノ湯や樽口峠への道を分け、進むと

梅花皮荘

駐車場に着くと雨が降り出した。時間もちょうどいいし、ここで昼食。

混んでいて、順番待ちの間にパチリ

全部名前が入っているが、小さくて読めんなぁ。

天婦羅そばを注文。

味もボリュームも文句なし。

ただ、山菜天婦羅かと勝手に思っていたので、海老やピーマンやナス、かぼちゃにちょっとがっかり。まあ、山菜天婦羅の季節ではないか。

舞茸入っていたので、良しとしよう。

待ってる間に本降りの雨になったが、食べ終わるころ、あがった。ラッキ~。

建物の裏手から。

この、オレンジの葉っぱ(カエデ?)が一際目を引く。

 

ジャイアント達は雲の中。

 

左端のかすかな稜線が梶川尾根。

真ん中の雲の中に梶川峰が隠れている。

 

では、玉川右岸を、さらに奥へ進もう。

倉手山登山口を右に見て進む。

天狗橋を渡る。なんだか下が綺麗そう。でも道が狭く止める場所がない。まあ、いいか、と進めば

飯豊山荘

水道かなんかの故障で9月から休館中。

 

さらにも少し進めば、どん詰まり。温身平入口。

文覚沢?を渡る橋の上から

下流側

上流側

 

橋を渡ると右手に

 

梶川尾根の登山口

ここを登ったのはもう7年も前。その後、何度もお世話になる・・・はずだったが、結局、その1回きり。

今では、こんなところから登ったんだと自分で感心する始末。

駐車中の車の数から、温身平にも何人かハイカーがいるんだろうが、一人じゃないのできょうはここまで。

道中、車を止める度、一緒に車から降りて写真を撮っていた父が、次第に車から降りなくなる。

山深くなるにつれ、熊が出るんじゃないかとビビってるのだと理解。

先に進むわけにはいかなかった。

TVだったか、ラヂオだったか、熊撃退方法のひとつとして説明されていたのが、ヘビ!

熊はヘビが大の苦手で、脱皮した皮の臭いにもビビるんだとか。

その臭いをつけておけば、熊が近づかないんだとか。ホント???

でも、脱皮したヘビの皮の臭いって・・・・・・あんまり嗅ぎたくないなぁ。

さて、帰ろうか。

飯豊山荘を右に見て、天狗橋まで来る。

行きに一瞬見た綺麗な紅葉をやはり撮らなきゃ。

橋を渡り終わったところが少~し広くなる。他の車の邪魔になるかなぁと思いつつ停車。

橋の上から見下ろせば。

!!

自分史上、最高の美しさ。

ちょっとでも気になったら、車、停めてみるもんだなぁ。

 

梅花皮荘が近くなると、

梅花皮荘から玉川を渡る吊り橋。

上流側

橋を最後に。キリがないので、もう停車しないで帰ろう。

終わり。

 

 

 

 

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11月3日 飯豊・天狗橋から玉川の紅葉

2021年11月03日 | 飯豊連峰

一時、雨が降ったりしたが、秋の飯豊の素晴らしい紅葉を堪能

やっぱり、飯豊はいいでぇ。

続く

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10月31日 紅葉の奥胎内へ。胎内川ダム~奥胎内ヒュッテまで。

2021年11月01日 | 飯豊連峰

新潟県下越の紅葉といえば奥胎内。

国道8号線新新バイパスで新発田市街に近づくと、風倉山周辺が色づいているのがわかる。

290号線を上寺内で右折し、290号と並行する広域農道で胎内へ。信号のないノンストップ道路。いつものルート。

たいていはロイヤル胎内パークホテルに寄ることが多いが、きょうはすぐに県道53号で奥胎内を目指す。

すでに周りは紅葉真っただ中。

例年にも増して車が多いようだ。規制解除になったから?

胎内川を渡る橋があるごとに止まってパシャパシャ。

このトンネルを抜けると、

胎内川ダム

このダムを渡ったところから始まる風倉山登山道。以前登りに来たことがあるが、ほとんど整備されておらず、階段ちょっと登っただけで撤退した。そのまま廃道同然になって、地理院地図にも記載がない。コロナ禍が収束したら、誰か整備してくれないかなぁ。新潟100名山にして越後百山。

では、奥胎内ヒュッテに向けて出発。

 

胎内第一ダムを過ぎると、

鳥居が現れ、

駐車場着

びっしり。

奥胎内ヒュッテ

中に入ったが、座る余地なし。過密。皆、レストランが開くのを待っているようだ。

間隔開けて座るなんて余裕はない。まだ、ちょっと怖いんじゃね?第6波はここから・・・。

右手の森の中へ。

ここから河原に降りることができる。

また登って、

ここの名物の2本のブナ

我々が着いた時より、さらに車の台数は増え、路駐の車の列もかなり下まで。

 

もう一度胎内川ダムをパチリ。

見事な紅葉だった。ヒュッテの営業ももうすぐ終わり。県道53号も、長い冬季閉鎖へ。

 

 

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10月2日 新潟市西区からのダイヤモンド大日岳(飯豊連峰)

2019年10月03日 | 飯豊連峰
13日の新潟シティマラソンに向けて信濃川河川敷で朝ラン。
西区の新潟ふるさと村近く。
以前から、ここで朝焼けの飯豊連峰を撮りたいと思っていた。
前日の、消費税10%元年1日にも、朝ラン&朝焼け撮りに来たのだが、カメラの設定がイマイチで、しかも、気づくと結露でレンズが曇っていたため、満足できる写真が撮れず、2日も再訪。

0556


飯豊の全景がフレームに入る場所を探して前日三脚を立てた場所。そこが、ちょうど大日岳のそばに朝日が昇る場所だった。
今朝もその場所で待ち構える。



河川敷の朝靄

朝靄を撮っていたら日が昇ってきていた。



0557


0558


こういう写真が撮りたかった。いや、もっともっと朝焼けが凄みを帯びている時がある。自宅の窓からは邪魔物が多くて写真撮る気にもならない。
河川敷にワープできれば、と悔しがったことの、なんと多かった事か。

この後、4kmほど河川敷をランニング。
まだ、痛みが完全に引いたわけではないが、鎮痛剤・胃腸薬&シップのお陰で、でなんとか走れるようになった。
レースまであと10日。
この10日間をどんな練習メニュー、疲労抜きメニューで過ごせばいいのか、フルマラソン未経験者には不安が一杯。




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公共交通機関で飯豊山荘へ

2016年08月15日 | 飯豊連峰
私にとっては貴重な連休のお盆休み。
計画は膨らむばかりだったのに、右上半身の痛みで、登山できず、オリンピック観戦(録画した錦織の試合など)が中心。
車の運転席に座ると痛みが増すので、お墓参りもパッシング。
でも少しは山の気に触れたくて、公共交通機関で飯豊山荘へ行ってみることにした。
飯豊山荘まで行けば、そこは、丸森尾根、梶川尾根、石転び沢、大嵓尾根と、まさに飯豊の山形側の表玄関である。

前日に、えちごワンデーパス1540円を購入し、越後線~白新線の6時45分新発田駅着の各停に乗り、新発田駅
6時48分発、羽越本線 各停 酒田行
7時11分 坂町着
7時42分坂町発 米坂線 各停 米沢行
8時21分 小国駅着
8時28分発 町営バス南部線 飯豊山荘行 700円 9時25分飯豊山荘着

これが、公共交通機関で一番早く飯豊山荘に着くようだ。
きょうは登山は無理だが、日帰りで登っては、この時間ではせいぜい梅花皮大滝の滝見場往復だろう。
ツーデイパス2690円を買えば、門内小屋泊りで北股岳に行けそうだ。
だが、出発がこの時間では、小屋着は順調でも16時頃になるか?ちょっと余裕なさすぎ?

いつ行けるかわからんのに、捕らぬ狸の皮算用である。
そんな事考えながら早朝家を出る。
ところが、やはりモチーベーション低かったのか、乗車時刻を間違えてた。新潟駅前のドトールで時間を潰し、
8時43分発快速べにばなで小国入り。10時33分小国駅発のバスで飯豊山荘に着いたのは11時半になってしまった。
鉄ちゃん達と入れ代わり立ち代わり、PIXTA用に撮影


荷物はモンベルのポシェット?とカメラだけ。
それでもバスの狭い座席に座ってると右腕が痛い。こんなことしてないで家で寝てるべきなんだろうか・・・。

まずは飯豊山荘でカレーライス670円を食す。
ここから行ける場所は?登れないのだから温身平しかない。
温身平セラピーロードで癒されてこよう。

入口すぐの、セラピーロード植物図鑑


飯豊山のヤチダモ

アオダモの仲間。アオダモ伐採し過ぎで、今ではイチローでさえアオダモ使ってないとか。
貴重な飯豊の巨木群。

ブナの巨木


セラピーロード・メインロード


飯豊連峰展望 雲が多く、残念。


休憩所


ブナしずく


堰堤 セラピーロードはここまで。この先はベテランさんの石転び沢への道。堰堤脇の階段を登るのだね。


ブナ


ブナ


けもの歩道 温身の池 干上がりそう・・・。




観音平のミズナラ


清流展望台




ゆっくり1周し、天狗平ロッヂで休憩。静かだが時折メジロアブが脅かしに飛んでくる


バス時間までには1時間以上ある。


15時30分発 町営バス南部線
行きのバスには他の客はいなかったが、帰りは大きなリュックを携えた下山者が7名。
チョー軽装の私は場違いだ。
メジロもバスに入り込んでいて僕の座席の窓に止まったので、筒状にした温身平などのパンフで叩き落そうとしたが、右手に力が入らず、失敗。

小国駅で1時間半近い待ち合わせ。小腹が空いたので、ファミマまで買い出しに。 
17時49分発 米坂線 各停 坂町行


19時00分発 羽越本線 各停 新潟行で新潟に帰った。
これはこれで一興。焦らず行こう。

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7月31日 飯豊・切合小屋でお昼を食べる

2016年08月01日 | 飯豊連峰


土曜日、仕事関係者の納涼会があり、前泊不可である。天気予報も中越辺りは午後からの雷雨が心配。
どこに行こう?
暑さ厳しいこの夏。下越でそれなりの標高のところ。飯豊でしょう。
というわけで、来るべき飯豊本山踏破の偵察山行とあいなった。
ヤマレコ経由で、一応、弥平四郎~三国岳ピストンの計画書を提出する。

0623 登山口表示


0640 祓川山荘


山荘内部


0700 松平峠までずっと左肩下がりの登りが続く


0811 松平峠


0812 目指す疣岩山 カンカン照りの急登


0815








0817 双耳峰の燧ケ岳、その左の巨体は会津駒ケ岳、画面右は至仏山


0830 上昇気流


0907 疣岩分岐


0908 振り返ると磐梯山


0915 獅子沼って?地図に載ってない


0916 飯豊本山が見えた




0917 三国岳避難小屋も見える


0922 疣岩山


0922 飯豊本山


0951 疣岩山を振り返る


0953 地蔵岳から三国岳に突き上げる尾根


1000 三国岳避難小屋

一応の目標地点。時間は早い。もう少し進もうか?管理人さんに聞くと、切合小屋まで行ってお昼にすると時間も丁度いいだろう、というので、
再出発。

1014 スタート


三国岳からは、本山山頂は種蒔山に隠れるようだ


1045 御西小屋が見える




1113 本山を背景にして、切合小屋が見える。


小屋まではなだらかな登山道が続いているようだ


1115 天上の楽園だねぇ。


1125


1127 花崗岩の白砂(だよね?)


1129 切合小屋着


タイトルが「お昼を食べる」なので、一応ご紹介。
パックご飯と早朝の津川のセブンイレブンで買ったポーク生姜焼き4枚入り。
パックご飯をパックのまま良くほぐしてから、フライパンにあけ加熱。生姜焼きをガバッと投入し、ハサミで小さく切って、パラパラになってるご飯とよ~く炒める。
味見。甘い、塩味足らん。小袋の中華スープの素を少々。旨いです。焦げ付かない加工のフライパンは、食べ終わった瞬間、キレイキレイ。
取っ手が折れるので、収納もスッキリ。
今度は、セブンイレブンの豚角煮でやってみよう。以前は家内に前日に豚肉を塩麹に漬けといてもらって持って行ったが、この方がお互い簡単。
要冷蔵のああしたコンビニ出来合いお惣菜は夏山で何日くらいもつんだろう?と日帰りしかしてないくせに気にしてる。

1200 夏雲湧く


1203



草履塚まで行ってみようか?と。自重、自重。塩分チャージタブレットも残り少ない。

1211 隣のおじさんは午睡


1226 きょうのお宿、だったらいいなぁ。


実川から大日に突き上げる御幣松尾根。このコースの登山口までの林道には徒歩で通らなければならない、灯りのないトンネルがあるそうで、出そうな雰囲気120%だとか。一人じゃ行けない。




小さいながら兎ヶ倉山(ウサンクラヤマ)が目立つ。ここも一度は登りたい。ウサンクラヤマ、珍名です。

1237 下山開始

1315 ウソ(雄)

花など撮りながらノロノロ下っていると、目の前の木に鳥が止まる。あのオレンジ色は・・・ウソ?
なかなか枝の陰から出てくれない。ファインダーで覗いていると、小声で囀っている。R2-D2みたいな声だなぁ。


小さく飛び回り、ようやく全身が見えたと思ったら、これは雌かな?さっきのは愛の囁きかな?

1343 鎖場を見下ろす。梯子の上下にボルトとハーケン?がそれぞれ打ち込んであるが、これが絶妙な位置だと下りの時にわかる。


1354 ふと気づくと小屋が見えていた。


小屋の手前で。これはミヤマホツツジ?何方か教えてください。




1400 三国岳は雲の中


1413 下って、雲の底を抜けたようだ。主稜線は雲の中。と、右から雲の一団が弩迫力で駆け下りてくる。ちょっと怖い。


1436 疣岩山

1447 疣岩分岐 下りは上ノ越経由の新ルートへ。

1516 鏡山


1528 画面中央に猪苗代湖が見える




1539 分岐 

ここからが長かった。
気づくと4時を回っている。もう少し早く降りられると思っていたが、やはり飯豊の下りは手強い。

1633

軽い熱中症かな?結構な疲労感。急に来た感じだ。

切合小屋から飯豊本山、写真撮影も入れて、往復で4時間。
出発を5時にして、昼食時間を削れば18時には戻って来られるか。
切合小屋で本山を見上げているときは、すぐに山頂まで行けそうに思えた。
でも、下山時の疲労感とプラス4時間を考えると、飯豊本山日帰りピストンはやめとこ。
新潟100名山の本のなかにも、本コースを使用した日帰り登山は不可能と書かれているしね~。実際には多くの方が日帰りしてるけど。
僕はやめとこ。(じゃあ一体いつ行けるんだい?)





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4月24日 西俣ノ峰~枯松峰、そして流れに身を任せ頼母木山

2016年04月24日 | 飯豊連峰
日曜日は飯士山と決めてヤマレコ経由で登山届も提出済みだったが、山形の天気がすごく良いらしい、と急遽予定変更。
西俣ノ峰から頼母木山まで歩いてきた。

頼母木山山頂より、朳差岳をバックに、頼母木小屋へ向かう登山者。


自宅出発前に、急遽、ヤマレコ経由で登山届出しなおす。これ、出しとかないと、もしものときにチーム安全登山からお金下りないから。
当初は枯松峰往復のつもりだったが、一応、余力があったら頼母木山とは書いておいた。
川入荘前を出発した時は一人だったが、例によって忘れ物。日焼け止めを塗るのを忘れたので川入荘に戻ると、5名さんのパーティーが出発準備中。
後で中条の方々と知る。頼母木小屋の管理をしている方が含まれているようだ。頼母木から門内まで行くとのこと。
勇気百倍である。


0532 早朝の小国町。桜咲く静かな山里の朝


0639 あの稜線へ。勇んで出発したのはいいが・・・。


0657 忘れ物取りに帰り、川入荘前、再スタート

ピッケル持って行こうかどうしようか、おおいに悩んだが、お一人がピッケルを手にしていたので、持っていく。

0710 西俣ノ峰登山口


0731 新緑・桜・雪山 言うことなし。


大曲の分岐で休憩中の彼らに追いつく。するとカップルの登山者がさらに追いつき、頼母木までと言い残し先行した。
スリムな山ガールまで頼母木山まで行くんだ、と、ここでちょいと頼母木に心が動く。(おねーちゃんの後を追いたい、という意味ではないよ。念のため)


0825 十文字の池で、休憩中の5名さん方を追い抜く。


0838 目指す西俣ノ峰


0926 西俣ノ峰より飯豊本山




梶川尾根




頼母木山


ルートを振り返る下山者










朳差岳 威風堂々


残雪の山の雪形は色々想像力を掻き立てられる、この時期の楽しみのひとつだが、
真ん中の後ろ足で立った犬と、右のルーニーテューンズのロードランナーが手を繋いで、左の人が後ろから支えている、風に見え・・・ないかな?
ちなみに扇の地紙は、扇に使う紙のような雪形が現れるから、とか。それじゃーかっこ悪いから地神にしたとか。


後方は枯松山。以前は枯松峰と混同していた。


枯松峰で大休止。時間も早い。最近の一日スクワット200回のせいか足もまだまだ余力あり。三匹穴まで行けるかと思案してると、5名さんのうちの2名の方がやってくる。天気もいいし、三匹穴まで行ってお昼にしたら?でも三匹穴まで行けば頼母木山もすぐだ、などと言われているうちに、自分にGOサインを出す。

朳差小屋が見える


枯松峰を振り返る





1142 三匹穴

ここから先も広大な雪の斜面が続いている。さて、どうするか?
お腹もすいたことだし、お昼を食べてから考えよう。オニオンスープで餅を3つ。
すると、5名さんのうちの3名さんが追いつきやはりここで大休止。
皆、ここから先も行くのである。天気もいい。時間も足もまだ大丈夫。自分だけここで引き返す理由がない。頼母木に向けて歩き出す。
広大な雪の急斜面が幾度となく現れ、その度、千里の道も一歩から、とか、忍耐、とか、いやんなるから上は見ないどこ、などと心で思いながらもくもくと登る。





山頂に近づくと背の低い笹薮が現れる。最初の笹薮は下りの時に確認すると脇をスルーできたのだが、踏み後につられて突入。
下に太めの枝が隠れていて歩きにくい。藪がひどくなる夏場は無理?残雪期限定のコース?


頼母木小屋が見えた。一度は止まってみたい頼母木小屋。夏場は流しそうめんができるくらいの豊富な水を引いてくれている。


1300 頼母木平。

次の笹薮を抜けると


1310 頼母木山到着


大尾根(切歯尾根) 飯豊山荘から飯豊本山まで、アップダウンの登り7,8時間コース。いつか行ってみたいが・・・。


二王子岳




赤津山 左に蒜場山 右に五頭




朝日連峰 霞んでいたので赤外調。デジカメで、フィルムのような赤外線撮影って、簡単にできないかな?








地神山


下山。三匹穴で中条の方に、頼母木小屋に寄らせていただきますと言ったが、時間が気になり、パス。
写真を撮りながらゆっくり登って来られた最後尾の方にその旨お伝えする。
雪稜を小屋に向かう彼が実に絵になっていてパチリ。


下りの笹薮の中で枝に躓き、転びそうなところを両足でグッと踏ん張ったら、両足とも思い切り攣る。暫く動けず必死に堪える。
ようやく笹薮を抜ければ、そこから後は快適な雪原へ。

大尾根


長靴を1歩1mくらい滑らせ、あっという間に三匹穴が近づく


こんなとこ滑ったら気分爽快だろうね。


1511 川入が見えた。梶川尾根もそうだが、飯豊は下が見えてからが長い。 


下るにつれ、花が多くなる。




1622 西俣ノ峰登山口 着

1634 川入荘にもどる。

万歩計は久々の3万歩越え。

帰り道。珍しい、色の混ざった桜。






飯豊朝日連峰の登山者情報に亀山さんの報告が載りましたね。

(まだまだ編集中・・・余韻に浸ってます)






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10月4日 大境山

2015年10月04日 | 飯豊連峰
8時に中田山崎(私が持ってる2.5万図には田中山崎となってるが、最新版では直ってるのかな?)バス停前に着く。他の車はない。
これは予想外。一人も登ってない山に入っていくのは怖いんだ。
先に樽口峠に上がり、飯豊を眺めよう。






9時半頃バス停に戻ってくるが、やはり車はない。
まあしょうがない、と出発。
結局、下山するまで一人も会わなかった。
人だけではない。登山口の標柱と山頂三角点、赤テープ以外に、1段の階段も、1本の鎖もない、余計な人工物のない登山道だった。


バス停の右から入っていく。


堰堤を渡って(水深1,2cm?)、左の標識のところへ

1023 堰堤の先、右 大境山頂の標識


クマ鈴は当然、。右ショルダーベルトのポケットには、蓬ヒュッテで奇跡の生還を果たしたラジオ。左のポッケにゃチューインガムじゃない、ICレコーダー。両方とも最大音量で鳴り響く。
結局、猿、クマ、蛇、スズメバチいずれとも遭遇しなかった。

県境稜線にでる手前で道を間違えた。稜線に近づき、本来の道は左に巻いて行くことが後でわかったが、登りの時は全く気づかずに稜線に直角に交わる道に入ってしまい、適当なステップのない急坂を回りの枝を掴みながらやっと登り、藪に突入。躍り出た稜線も藪の中。でもなんとなく踏み跡があるように感じられたし、急坂の途中にはペットボトル(そういえば人工物があった)があったりしたので、まだ道を間違えたという意識は低く、こんな凄い道なのかと稜線上の藪に突入。少し進んで、まてよ、下山で同じ場所から降りられるのか?と心配になり、引き返す。案の定、もうどこから登り着いたのかわからない。
さて困ったと、周りを見回すと、前方の斜面にはっきりした道が見えた。ここでようやく間違えたことを確信。藪を漕いで行くと、なんのことはないはっきりした道にぶつかった。
どこで間違えたのか、全くわからない。
下りで確認すると、

下りの時に下から見上げる方向で撮影。画面の左方向から合流する道から降りてきた。
登りの時、なぜか見落とした。
たぶん、この右から伸びだした枝を右手で右方向に避けてすすみ、左に注意が向かず、直進のはっきりした道に入ってしまったのかと。
画面の左から合流する道もはっきりしてるし、ご丁寧に長い赤テープも下がっていた。
おそらく注意喚起のための長いテープなのだろう。
もしかしたら、この右から伸びだした枝は、直進の道を塞ぐために残してあるのか?とこれを打ち込みながら思った。

一旦、どんどん下る。滑りそうな斜面を大股で超える沢があったりして。この辺がクマがでそうな雰囲気120%。

大セド峰の右を巻いて、向きを西に変えた後は、次々現れる小ピークに何度も何度も騙されて。






1241 池 隙間からちょっとしか見えなかった。水面に紅葉が映って綺麗そうだったが。



1247 山頂 着


1点360度の大展望である。
取り合えず、飯豊本山から朳差岳まで











飯豊本山の左に小さく磐梯山


蔵王


朝日連峰


光兎山


赤外調っていう設定で撮影。
でも、ただの白黒写真との違いは?それも撮ればよかった。
平野武利さんの「山頂にて」山と渓谷社刊、ご存知だろうか?
見れば必ず「山頂」に立ちたくなる写真集である。
特に大菩薩嶺からの南アと富士山、高ボッチからの北アなどを見てると、「あ!永遠が見える」って、何かのキャッチコピーが浮かぶんですよ。
感動もんです。

飯豊連峰








頼母木小屋が見える。




登山道は、ずっと携帯繋がるようだった。
山頂三角点のところだけ圏外。ほんの少し山形県側に寄ると通じる。


1405 山頂 発

余計な階段などない急な登山道は、当然滑りやすい。かなり神経を使う下りの連続で、しまいには足首から下が攣りそうになる。
恐らく、他の山のように階段を整備したら、階段だらけになるんじゃないか?

1600 堰堤着

マシャのFM聞こうと思ったが、電波が入らなかった。

バス停周辺は見事な美田が広がり、静かな静かな里の秋でありました。



越後百山   32座目
新潟100名山 40座目

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11月23日 倉手山と、2011年の樽口峠のオオヤマザクラ

2014年11月23日 | 飯豊連峰
23日は、全国的に高気圧に覆われるが、新潟だけ雨の予報。
山形は、新潟よりはいいようだ。
となれば、以前から行きたかったが、スズメバチが嫌で遠のいていた、小国町の倉手山に登ろう。
朝6時に車で出発。2時間程度で小国町に入るが雨。道の駅やりふれなどを巡って時間を潰す。

1052 梅花皮荘の赤い吊橋
どなたかのブログで山頂には雪が積もっていることがわかったので、今シーズン初の長靴。
迷ったが、ワカンもザックにくくりつけ、私の準冬山スタイルで出発。
遅い時間なのでこれから登る方はいないかな、と思ったら先を行く女性が一人。大いに心強い。


1107 倉手山登山口

登り始めると、7,8人の下山者とスルーした。他に登っている方はいないようである。
次第に雲は薄くなってきているが、この方々は山頂での飯豊を眺めることはできなかったようだ。
山頂手前で雲間から日差しが。

1223 倉手山山頂着


左から大尾根(切歯尾根)・クサイグラ尾根・梶川尾根


中央奥は地蔵岳


光さす梶川峰。中央に丸森尾根。梅花皮岳や梅花皮小屋が現れては消える。北股岳は最後まで見えなかった。


山頂の宿り木。え?熊棚?と一瞬。


鉾立峰も一瞬姿を現したが、本山山頂は見えず。2時間以上粘ったが、そろそろタイムリミット。

1449 山頂発

1515
下り始めて、ようやく飯豊山山頂が姿を現した。


枯松山と大境山


大境山の右ずっと奥に綺麗なピラミッド。
名のある峰だろうと思ったが、光兎山だった。
山々の位置関係の感覚(ヤマ感)がまたリセットされた。


1551 倉手山登山口

時間があったら以前行った樽口峠にも行ってみたかったが、時間切れだった。
2011年5月3日の樽口峠のオオヤマザクラ

峠に続く林道はまだ除雪されておらず、小玉川公民館に駐車し林道を辿ったが、地元の方は峠までのショートカットコースを行くようだ。

桜の左に朳差岳


石転び沢

コメント (1)
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7月21日 リベンジ地神山 足ノ松尾根から往復

2014年07月22日 | 飯豊連峰
今年初の足ノ松尾根。6日に梶川尾根から地神山を目指したがあえなく撤退したので、きょうはそのリベンジ。足ノ松尾根から挑む。

0644 足ノ松尾根登山口

0725 姫子ノ峰

0800 滝見場

0803 英三ノ峰

0823 ヒドノ峰

   途中で、守門岳山開きでお会いしたご夫妻と再会した。

0836 水場分岐

0858 イチジ峰

   イチジ峰にて、刈払いをしてくれている青年から水場付近の新しい道について教えてもらう。
   新しい道ではなく、昔使われていた道を整備し直したとのことだった。
   
   やはり、イチジ峰~西ノ峰間が一番辛い。梶川尾根を登った時は、足ノ松尾根よりずっと厳しいと思ったが、
   後半に急登を用意している足ノ松尾根も、どうして侮れない。


(下山後、「かしましいっちゃんのお部屋」の写真を頂戴し、山名入れてみました。間違ってるかな?)
   
0934 西ノ峰


0950 大石山




大石山から頼母木山へ。お花畑の中を進む。だが、この辺りはクマの通り道でもあるという。




  
1039 頼母木小屋

   昼食&雨で待機。

小屋前でフライパンご飯を食べてると、かしましい御一行が到着。有名ないっちゃんにお会いした。
他の水場では考えられない、ジャージャー流れるここの小屋の水を使っての流しそうめんの話などして、いっちゃん御一行は頼母木山に向かって行った。
「その道中の陽~気なこと。」

その後雨脚が強くなる。
昨秋に続き、またも悪天候のため頼母木山止まりかと思いながら待つことしばし。雨があがった。
先発したご夫妻がレインスーツ姿で戻ってきて頼母木山頂にイイデリンドウが咲いていたと。
まだガスの中だが、よろっと行くか。
ほどなく、イイデリンドウとのご対面を果たした御一行とすれ違う。

1205 頼母木山

  
イイデリンドウを探す。あった。小さい!私が頭の中で思い描いていたイイデリンドウはもっと大きかったので、そのギャップにしばし戸惑うが、目を近づけてじっと観察すると、その造りの繊細なこと。ファンになりました。


高山植物といえば、気になったのはコバイケイソウを見ないこと。もう終ったのか、これからなのか、私が見逃してるだけ?
それとも当たり年の翌年は咲かないとか?

ミヤマウスユキソウ


ヒメサユリ


コオニユリ?エゾスカシユリ?クルマユリ?区別がつかん。


ヨツバシオガマ


タカネナデシコ


ハクサンフウロ?





アザミ?タムラソウ?とウラギンヒョウモン? タムラソウには刺がない、らしいが・・・。 


ハクサンイチゲ




ヤマハハコ?


サワヒヨドリ


ハクサンオミナエシ


1223 地神北峰


丸森尾根への分岐。

1246 地神山着


ここにきてようやく雲が切れ始め二つ峰が現れる。


出来るなら、先日踏破できなかった地神山と扇の地紙間のルートを辿りたかったが、体力的にも時間的にも無理。下山となった。
昨年だったか、一昨年だったが、五頭山の避難小屋で、地神山まで日帰り往復する話を聞いて、その時点での自分にはとても無理だと思ったのだが、
ようやくたどり着いた。同時に現在の自分には、日帰りではここが限界であることもよくわかった。
この1年ちょっとで5回目の足ノ松尾根。最初は西ノ峰に着いた時点で朳差や頼母木なんて無理!と思ったが。



1258 地神山発

1308 地神北峰


越後側から雲が湧きあがり、山形側へ消えてゆく。先々週訪れた長者原方面と行けなかった丸森尾根が見えてきた。





1335 頼母木山





1356 頼母木小屋





1426 大石山
1451 イチジ峰
1509 水場分岐
1516 ヒドノ峰
   登りで落とした手ぬぐいが枝に縛ってあった。ご親切な方、ありがとうございました。
   (内心、そうしておいてもらえないかなぁと期待もしてました。感謝です。)

1538 滝見場
滝見場からしばらくしてヘリコプターが足ノ松沢沿いに揚がってくる。遭難か?「あの山この山越の里」に載ってた八海山の遭難の話を思い出す。

1618 姫子ノ峰
   朝はここから滝見場まで35分で登ったのに、下りは40分。大幅にペースダウン。
   それでも5時のタクシーには余裕で間に合うだろうと思ったが。

1700 足ノ松尾根登山口 
   出発直前の5時のタクシーは満杯で、私を含め3人乗れず、もう一往復してくれることになった。
   いつもは、帰りのタクシーは使わず歩くのだが、今回は歩く気力なし。
   待っている間に頼母木大橋から滝を写す。今回の大雨で流れが変わったのか、いつもの流れの左側にあった小さな流れが激流になっていた。
   日が陰り、薄暗くなった滝を二分している大岩が、なにかまがまがしい獣の顔のように見え、じっと見ていると怖い、のは私だけ?

                6月22日                                    7月21日

                2013年8月11日
この頃は、獣の顔なんて全く思わなかったが、そう思って見ると、もはや滝じゃなくて岩の方に目が行ってしまう。
   





















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7月6日 巡回のはずが・・・扇ノ地紙まで梶川尾根往復

2014年07月06日 | 飯豊連峰
ここのところ、また新潟の日曜の天気が悪いパターンになっている。
先週の前半は、6日の予報には傘マークがついていた。
そこで近隣の県を調べてみると、山形だけ晴れマーク。そうだ、小国に行こう。
「越後の山旅」を読んでいてずっと憧れていた風景。梅花皮ノ大瀑に逢いに行こう。
100m以上の五段になって落下する「飯豊連峰にも比類のない眺め」なんだそうだ。
日帰り梶川尾根といえば、丸森尾根との巡回コースが一般的。(?)
過去の飯豊連峰山開きの情報などを見てると、多くの山ガールたちが、日帰りで梶川尾根経由で門内小屋まで行ったりしている。
だから、大変は大変だろうが巡回できないことはないだろう、と思っていた。
丸森尾根から登るか、梶川尾根から登るか。
一応、万が一巡回できなかった場合を考えた。まだ登ったことのない地神山まで丸森尾根往復、を優先するか、梅花皮ノ大瀑を優先するか。
悩んだ末、梅花皮ノ大瀑に軍配が上がった。「越後の山旅」には丸森尾根を登って、梶川尾根を下るのが一般的、と書いてあるのに。

0713 梶川尾根登山口
   そうとは聞いていたがいきなりの急登。
   覚悟はできていたので驚きはしないが、日差しも強く辛い。
   延々と続く急登と暑さ。この暑さを避けるために皆、もっと早朝にスタートして行ったんだろう。前後に人影はない。
   ひたすら登る。足の松尾根も急登だが、所々アップダウンがあってペースを掴みやすいが、ここは登り一辺倒だ。
   緩登不休に徹するが、心が折れそうになるなぁ、と思い始めたころ、前方に登山者が見え、仲間がいたと少し元気になる。

0839 湯沢峰
   梶川尾根第1ステージクリアである。ザックの調整や水分補給をしてすぐ出発。先は長い。
   ここからは下りだ。せっかく登ったのにもったいない!と思わせられるほどの大下り。そしてまた急登へと転じた。

0918 滝見場
   ようやく滝見場についた。
   まず目に飛び込むのが石転び沢大雪渓、上部に雲がかかり、なかなかの迫力で迎えてくれた。あそこを登る人がいるのが不思議になるほどの急勾配だ。

そして梅花皮ノ大瀑。あれか。距離があるから、小さい!しかも2段にしか見えない。下はまだ雪渓が埋めているようだ。木の枝も邪魔。期待が大きかっただけに残念。

1か月もすれば全貌をみせてくれるのか?

滝見場から10分ほど登ったところで、マムシに遭遇。山でマムシをみるのはこれが初めて。さすがにビビる。
きょうは最初からトレッキングポールは縮めて両手で木の枝につかまったり、岩角に指をかけたりしながら登っているので、手を伸ばした先にマムシがいるんじゃないかと心配になる。蛇は、登山道脇に悠然と佇んでいたりする。そこに急に手が伸びてきたら、噛むだろうななどと想像しながら。
スズメバチは少なかった。下りで1回見ただけ。

1003 五郎清水
   すでに500mlのペットボトルは1本半空いている。
   ここで水を補給することが安全登山の条件と考え、水場に向かって下るがなかなかの急坂。しかも、水にたどり着くには雪渓を横断しなければならないようだ。こんなところで滑ったり、雪渓が崩れたりしたら、と考えると先に進めない。丸森の夫婦清水があるからと補給を断念する。
この時点ではまだ巡回できることに疑いはもってなかった。
ここを過ぎてから、足に違和感。踏み込み方によっては攣りそうになる。ペースが落ちる。

1106 梶川峰
   ようやくたどり着いた。
   梶川尾根第2ステージクリア。
   広々した斜面を埋め尽くすハイマツと笹原。飯豊ならではの風景。
   が、見上げる主稜はまだ遠く、高い。憧れの地神山も圧倒的な威容で聳えている。
   しばらく腰を上げることが出来ず、大休止。
   気合を入れ直し、第3ステージを登るが、今度はふくらはぎが攣りそうになる。
   雲が湧き、日差しが遮られているのが救い。

急登の登りの間は、花はあってもじっくり構えて写真に収める事ができなかったが、飯豊らしい緩やかな稜線歩きになり、ようやく花を撮ろうという余裕が出てきた。(それでも、ほとんどは下りになってから撮影した)

ヨツバシオガマ


ミツバオウレン(で、いいのかな?)


ヒメサユリ咲き続く登山道


ニッコウキスゲ


チングルマ


ゴゼンタチバナ


コイワカガミとチングルマ


イワイチョウ


チシマギキョウ



1204 扇ノ地紙
   きょうの最高到達地点となる、扇ノ地紙に着いた。
巡回のため、5時間が目標だったので一応クリアしたが、その代償は大きい。
   地神山方向から二人やってくる。朝、丸森尾根の登山口でお見かけした方。
   丸森から登り、梶川を下る、逆回りの方々。夫婦清水はジャブジャブ出ていたと教えてもらう。
   が、これから地神山に登る気力はかなり薄れていた。
   門内岳方向から降りてきた方が、柱だけだった標柱に扇ノ地紙と書かれた板を括り付けた。

   地神山までは、3,40分の登りであることと、雲がかかると、雪渓で道を迷いやすいことなど教えていただく。
   ビビンバ焼飯と大人の清涼飲料でまったりすると、もう梶川尾根を下ることに迷いはなかった。
   水はペットボトル1本。いざとなれば、あの五郎清水があると自分を納得させる。

1251 扇ノ地紙出発

1356 3本カンバから石転び沢大雪渓


1413 五郎清水
   水場に下る気力なし。そんな事、下る前からわかっていたのに・・・。

1436 滝見場
   滝見場と湯沢峰の鞍部は、いかにもクマの通り道になりそうな雰囲気。
   登りにさしかかると、物音が。クマかと思い、鈴を思い切り振って鳴らすが、丸森尾根から巡回してきたお二人だった。
   

1504 湯沢峰

1545 飯豊山荘の屋根が大きく見えた。近い、もうすぐと思うが、そこからがえらく長く感じた。
   このころになるともう、頭の半分はどうしたら水を得られるかという妄想のような思い。
   もう半分は、滑らないように足をどこに置くかという冷めた思い。

1612 登山口に戻る。下り3時間20分
   着いた途端両足が痙攣し湯沢橋の上にへたり込んでしまった。
   飯豊山荘について水を買いたいというと奥に自動販売機があると。
   スパッツの紐を外し、靴を脱ぐ、という行為に取り掛かる事がかったるく、玄関でへたばっていると、見かねた山荘の方が自動販売機から買ってきてくださった。ありがとうございました。
やはり私には遠かった地神山。次回はまた足の松尾根から挑もう。
   


コメント (2)
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