niceshotpeteの山旅

新潟県内外の山々を旅した記録です。山座同定に力入れてます。掲載した写真の何枚かはピクスタで販売してます。

7月21日 リベンジ地神山 足ノ松尾根から往復

2014年07月22日 | 飯豊連峰
今年初の足ノ松尾根。6日に梶川尾根から地神山を目指したがあえなく撤退したので、きょうはそのリベンジ。足ノ松尾根から挑む。

0644 足ノ松尾根登山口

0725 姫子ノ峰

0800 滝見場

0803 英三ノ峰

0823 ヒドノ峰

   途中で、守門岳山開きでお会いしたご夫妻と再会した。

0836 水場分岐

0858 イチジ峰

   イチジ峰にて、刈払いをしてくれている青年から水場付近の新しい道について教えてもらう。
   新しい道ではなく、昔使われていた道を整備し直したとのことだった。
   
   やはり、イチジ峰~西ノ峰間が一番辛い。梶川尾根を登った時は、足ノ松尾根よりずっと厳しいと思ったが、
   後半に急登を用意している足ノ松尾根も、どうして侮れない。


(下山後、「かしましいっちゃんのお部屋」の写真を頂戴し、山名入れてみました。間違ってるかな?)
   
0934 西ノ峰


0950 大石山




大石山から頼母木山へ。お花畑の中を進む。だが、この辺りはクマの通り道でもあるという。




  
1039 頼母木小屋

   昼食&雨で待機。

小屋前でフライパンご飯を食べてると、かしましい御一行が到着。有名ないっちゃんにお会いした。
他の水場では考えられない、ジャージャー流れるここの小屋の水を使っての流しそうめんの話などして、いっちゃん御一行は頼母木山に向かって行った。
「その道中の陽~気なこと。」

その後雨脚が強くなる。
昨秋に続き、またも悪天候のため頼母木山止まりかと思いながら待つことしばし。雨があがった。
先発したご夫妻がレインスーツ姿で戻ってきて頼母木山頂にイイデリンドウが咲いていたと。
まだガスの中だが、よろっと行くか。
ほどなく、イイデリンドウとのご対面を果たした御一行とすれ違う。

1205 頼母木山

  
イイデリンドウを探す。あった。小さい!私が頭の中で思い描いていたイイデリンドウはもっと大きかったので、そのギャップにしばし戸惑うが、目を近づけてじっと観察すると、その造りの繊細なこと。ファンになりました。


高山植物といえば、気になったのはコバイケイソウを見ないこと。もう終ったのか、これからなのか、私が見逃してるだけ?
それとも当たり年の翌年は咲かないとか?

ミヤマウスユキソウ


ヒメサユリ


コオニユリ?エゾスカシユリ?クルマユリ?区別がつかん。


ヨツバシオガマ


タカネナデシコ


ハクサンフウロ?





アザミ?タムラソウ?とウラギンヒョウモン? タムラソウには刺がない、らしいが・・・。 


ハクサンイチゲ




ヤマハハコ?


サワヒヨドリ


ハクサンオミナエシ


1223 地神北峰


丸森尾根への分岐。

1246 地神山着


ここにきてようやく雲が切れ始め二つ峰が現れる。


出来るなら、先日踏破できなかった地神山と扇の地紙間のルートを辿りたかったが、体力的にも時間的にも無理。下山となった。
昨年だったか、一昨年だったが、五頭山の避難小屋で、地神山まで日帰り往復する話を聞いて、その時点での自分にはとても無理だと思ったのだが、
ようやくたどり着いた。同時に現在の自分には、日帰りではここが限界であることもよくわかった。
この1年ちょっとで5回目の足ノ松尾根。最初は西ノ峰に着いた時点で朳差や頼母木なんて無理!と思ったが。



1258 地神山発

1308 地神北峰


越後側から雲が湧きあがり、山形側へ消えてゆく。先々週訪れた長者原方面と行けなかった丸森尾根が見えてきた。





1335 頼母木山





1356 頼母木小屋





1426 大石山
1451 イチジ峰
1509 水場分岐
1516 ヒドノ峰
   登りで落とした手ぬぐいが枝に縛ってあった。ご親切な方、ありがとうございました。
   (内心、そうしておいてもらえないかなぁと期待もしてました。感謝です。)

1538 滝見場
滝見場からしばらくしてヘリコプターが足ノ松沢沿いに揚がってくる。遭難か?「あの山この山越の里」に載ってた八海山の遭難の話を思い出す。

1618 姫子ノ峰
   朝はここから滝見場まで35分で登ったのに、下りは40分。大幅にペースダウン。
   それでも5時のタクシーには余裕で間に合うだろうと思ったが。

1700 足ノ松尾根登山口 
   出発直前の5時のタクシーは満杯で、私を含め3人乗れず、もう一往復してくれることになった。
   いつもは、帰りのタクシーは使わず歩くのだが、今回は歩く気力なし。
   待っている間に頼母木大橋から滝を写す。今回の大雨で流れが変わったのか、いつもの流れの左側にあった小さな流れが激流になっていた。
   日が陰り、薄暗くなった滝を二分している大岩が、なにかまがまがしい獣の顔のように見え、じっと見ていると怖い、のは私だけ?

                6月22日                                    7月21日

                2013年8月11日
この頃は、獣の顔なんて全く思わなかったが、そう思って見ると、もはや滝じゃなくて岩の方に目が行ってしまう。
   





















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7月13日 番屋山と吉ヶ平分校さよなら会

2014年07月13日 | 番屋山
今回の大雨で13日は登山は控えたほうがいいかなと思っていたが、吉ヶ平分校のさよなら会があるそうだし、番屋山とセットで行ってみようと5時半頃家を出る。

0717 吉ヶ平分校の先の樽井橋を渡り、しばらく登った所に駐車し、出発。


0721 馬場跡


0735 雨生ヶ池










やはり、この間の豪雨の影響か、斜面の土が流されて、踏み跡がなくなっている部分がある。


0804 番屋山 馬追沢分岐

この後、草が道を覆い、踏み跡がわからなくなった。あまり整備には入らないのかな?などと思いながら少し戻ると見つかった。
先週のマムシの恐怖が蘇る。ポールで草を払いながら進む。
その後、道がはっきりし、なかなかの急斜面となるが、トラロープは1か所のみ。それもつかまることなく登ることが出来る。

0837 番屋山山頂。新潟100名山の一座。

   ポツポツ雨が降ってきた。期待した守門岳も山頂部が木々の上に少し覗くだけでたいした被写体にはならなかった。







0844 下山開始
   アーモンドチョコと麦茶を補給し、虫よけスプレーしてすぐに下山

0853 川内山塊
   右手に見える川内山塊


0907 吉ヶ平・馬追沢分岐


0910 刈り払いの方々が。ほんとに有難い。
   刈り取られたばかりの葉っぱで意外と滑る。


0917 雨生ヶ池
   池に沿った道は緩やかでブナの巨木もあり、とても気持ちのいい道だ。






0929 左に行く道との分岐
   638mピークに向かうのだろうか?

0938 馬場跡


0946 駐車場着


1000 吉ヶ平分校さよなら会が始まる。
   吉ヶ平ウルトラクイズ。司会の軽妙な話術でなかなか楽しかった。
   守門川や五十嵐川の青色はベントナイトという鉱物の色、など、なかなか勉強になった。
その後、ミニ運動会やらコンサートがあったようだが、タイムリミットで吉ヶ平分校見納めとなった。
   来春には新しい山荘が完成するという。
   今から楽しみ。

   










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7月6日 巡回のはずが・・・扇ノ地紙まで梶川尾根往復

2014年07月06日 | 飯豊連峰
ここのところ、また新潟の日曜の天気が悪いパターンになっている。
先週の前半は、6日の予報には傘マークがついていた。
そこで近隣の県を調べてみると、山形だけ晴れマーク。そうだ、小国に行こう。
「越後の山旅」を読んでいてずっと憧れていた風景。梅花皮ノ大瀑に逢いに行こう。
100m以上の五段になって落下する「飯豊連峰にも比類のない眺め」なんだそうだ。
日帰り梶川尾根といえば、丸森尾根との巡回コースが一般的。(?)
過去の飯豊連峰山開きの情報などを見てると、多くの山ガールたちが、日帰りで梶川尾根経由で門内小屋まで行ったりしている。
だから、大変は大変だろうが巡回できないことはないだろう、と思っていた。
丸森尾根から登るか、梶川尾根から登るか。
一応、万が一巡回できなかった場合を考えた。まだ登ったことのない地神山まで丸森尾根往復、を優先するか、梅花皮ノ大瀑を優先するか。
悩んだ末、梅花皮ノ大瀑に軍配が上がった。「越後の山旅」には丸森尾根を登って、梶川尾根を下るのが一般的、と書いてあるのに。

0713 梶川尾根登山口
   そうとは聞いていたがいきなりの急登。
   覚悟はできていたので驚きはしないが、日差しも強く辛い。
   延々と続く急登と暑さ。この暑さを避けるために皆、もっと早朝にスタートして行ったんだろう。前後に人影はない。
   ひたすら登る。足の松尾根も急登だが、所々アップダウンがあってペースを掴みやすいが、ここは登り一辺倒だ。
   緩登不休に徹するが、心が折れそうになるなぁ、と思い始めたころ、前方に登山者が見え、仲間がいたと少し元気になる。

0839 湯沢峰
   梶川尾根第1ステージクリアである。ザックの調整や水分補給をしてすぐ出発。先は長い。
   ここからは下りだ。せっかく登ったのにもったいない!と思わせられるほどの大下り。そしてまた急登へと転じた。

0918 滝見場
   ようやく滝見場についた。
   まず目に飛び込むのが石転び沢大雪渓、上部に雲がかかり、なかなかの迫力で迎えてくれた。あそこを登る人がいるのが不思議になるほどの急勾配だ。

そして梅花皮ノ大瀑。あれか。距離があるから、小さい!しかも2段にしか見えない。下はまだ雪渓が埋めているようだ。木の枝も邪魔。期待が大きかっただけに残念。

1か月もすれば全貌をみせてくれるのか?

滝見場から10分ほど登ったところで、マムシに遭遇。山でマムシをみるのはこれが初めて。さすがにビビる。
きょうは最初からトレッキングポールは縮めて両手で木の枝につかまったり、岩角に指をかけたりしながら登っているので、手を伸ばした先にマムシがいるんじゃないかと心配になる。蛇は、登山道脇に悠然と佇んでいたりする。そこに急に手が伸びてきたら、噛むだろうななどと想像しながら。
スズメバチは少なかった。下りで1回見ただけ。

1003 五郎清水
   すでに500mlのペットボトルは1本半空いている。
   ここで水を補給することが安全登山の条件と考え、水場に向かって下るがなかなかの急坂。しかも、水にたどり着くには雪渓を横断しなければならないようだ。こんなところで滑ったり、雪渓が崩れたりしたら、と考えると先に進めない。丸森の夫婦清水があるからと補給を断念する。
この時点ではまだ巡回できることに疑いはもってなかった。
ここを過ぎてから、足に違和感。踏み込み方によっては攣りそうになる。ペースが落ちる。

1106 梶川峰
   ようやくたどり着いた。
   梶川尾根第2ステージクリア。
   広々した斜面を埋め尽くすハイマツと笹原。飯豊ならではの風景。
   が、見上げる主稜はまだ遠く、高い。憧れの地神山も圧倒的な威容で聳えている。
   しばらく腰を上げることが出来ず、大休止。
   気合を入れ直し、第3ステージを登るが、今度はふくらはぎが攣りそうになる。
   雲が湧き、日差しが遮られているのが救い。

急登の登りの間は、花はあってもじっくり構えて写真に収める事ができなかったが、飯豊らしい緩やかな稜線歩きになり、ようやく花を撮ろうという余裕が出てきた。(それでも、ほとんどは下りになってから撮影した)

ヨツバシオガマ


ミツバオウレン(で、いいのかな?)


ヒメサユリ咲き続く登山道


ニッコウキスゲ


チングルマ


ゴゼンタチバナ


コイワカガミとチングルマ


イワイチョウ


チシマギキョウ



1204 扇ノ地紙
   きょうの最高到達地点となる、扇ノ地紙に着いた。
巡回のため、5時間が目標だったので一応クリアしたが、その代償は大きい。
   地神山方向から二人やってくる。朝、丸森尾根の登山口でお見かけした方。
   丸森から登り、梶川を下る、逆回りの方々。夫婦清水はジャブジャブ出ていたと教えてもらう。
   が、これから地神山に登る気力はかなり薄れていた。
   門内岳方向から降りてきた方が、柱だけだった標柱に扇ノ地紙と書かれた板を括り付けた。

   地神山までは、3,40分の登りであることと、雲がかかると、雪渓で道を迷いやすいことなど教えていただく。
   ビビンバ焼飯と大人の清涼飲料でまったりすると、もう梶川尾根を下ることに迷いはなかった。
   水はペットボトル1本。いざとなれば、あの五郎清水があると自分を納得させる。

1251 扇ノ地紙出発

1356 3本カンバから石転び沢大雪渓


1413 五郎清水
   水場に下る気力なし。そんな事、下る前からわかっていたのに・・・。

1436 滝見場
   滝見場と湯沢峰の鞍部は、いかにもクマの通り道になりそうな雰囲気。
   登りにさしかかると、物音が。クマかと思い、鈴を思い切り振って鳴らすが、丸森尾根から巡回してきたお二人だった。
   

1504 湯沢峰

1545 飯豊山荘の屋根が大きく見えた。近い、もうすぐと思うが、そこからがえらく長く感じた。
   このころになるともう、頭の半分はどうしたら水を得られるかという妄想のような思い。
   もう半分は、滑らないように足をどこに置くかという冷めた思い。

1612 登山口に戻る。下り3時間20分
   着いた途端両足が痙攣し湯沢橋の上にへたり込んでしまった。
   飯豊山荘について水を買いたいというと奥に自動販売機があると。
   スパッツの紐を外し、靴を脱ぐ、という行為に取り掛かる事がかったるく、玄関でへたばっていると、見かねた山荘の方が自動販売機から買ってきてくださった。ありがとうございました。
やはり私には遠かった地神山。次回はまた足の松尾根から挑もう。
   


コメント (2)
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