niceshotpeteの山旅

新潟県内外の山々を旅した記録です。山座同定に力入れてます。掲載した写真の何枚かはピクスタで販売してます。

7月29日 大厳寺高原・ブナ林の「大地の芸術祭」

2018年07月31日 | 信越トレイル
日の出の撮影を終え、ちょっと鳥撮り。近くで囀る鳥がいたが、ホオジロ。
アカショウビン、どこだい?もう鳴く時期じゃないよな。今は気配を消してヒナの巣立ちを見守る時期?それともあまりに暑いのでもっと北国に避暑に行っちまったのかい?
結局、ホオジロのピンボケ写真しか撮れず。
朝のお勤めやら、なんだかんだでだらだら時間が過ぎる。よろっと歩き出さねば。きょうの十日町は最高33°予想。

0612 駐車場発。元気な子供たちは、早朝の虫取りに奮闘している。
きょう29日は越後妻有「大地の芸術祭」のオープニングの日。
十日町市内のあちこちに作品が屋外展示されているが、ここ大厳寺高原にもいくつかの作品がある。

まずは駐車場からテントサイトの第3サイト、第2サイトと辿る。
日の出写真は第1サイトの入り口。

0618 第2サイト

正面の山並みが信越トレイル。中央が天水山(だと思う)
そこから少し進むと、作品番号Y-002 



無粋な私には、この作品のどこに芸術性を見出せばいいのかわからない。

作品番号 Y-065



空が映っている。スカイキャッチ。これはわかりやすい・・・え?そんなに浅い解釈じゃだめ?



背後に米山が綺麗。


ここを登れって?遠慮します。


0639 コテージのようだが、板が打ち付けてあって使用していないようだ。この辺りの標高は約725m。

この先から、ハイキングコースが大展望台へ向かって続いている。距離約2km、だったかな?
大展望台、行かなきゃ。

0642 ブナの巨木の中の良く整備された道。ブナの原生林だ。


0644


時折、大厳寺牧場を見下ろせる。


0649


中央の四角く伐採されたところが大展望のようだ。その右奥の最高地点が天水山。




0653


この先、ブナの原生林が生み出した見事な作品が立ち並ぶ、真の「大地の芸術祭」、始まり、始まり~。

0659 縦長の目、片側が吊り上がった厚い唇。尻尾が2本の物の怪が、狛犬よろしく4つ足揃えてお出迎え。


0700 サングラスを掛け、両手を挙げて、マイケルジャクソンさながらに「ヒュー」と叫ぶ。




0703



「ん?八つぁん、やけに渋い顔してるじゃありませんか。どうかしたのかい?」


「これはご隠居。いやね、耳の穴に蟻の野郎が入ってくるんだが、体が硬くて腕が上がんねえから払えないんでやすよ。気色悪くてねぇ。弱っちまったなぁ」





両肩を怒らせ、腕組みして睨みつけるゴリラ、かな?


次々現れる異形のブナに導かれながら進むと、


0712 大展望台着 約925m


展望台に着くと、何かが頬にあたった。雨粒?
なんと、越後山脈の障壁を乗り越えて雨雲が迫る。あの辺りはゲリラ豪雨か?ここまでやってくるんだろうか?


大急ぎで周囲の山岳展望を写真に納め、そそくさと下山。
展望写真は続きで。

0718




風は強く、木々が揺れる。が、雨に追いつかれる心配はないようだ。


ブナの実も強風に揺れる。


0732 キャンプ場は近い。




0741 ナウシカのオームみたいな


0743 キャンプ場に戻ってきた。


ブナ林の「大地の芸術祭」満喫した。
大展望台からの山岳展望編へ続く。 












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7月29日 十日町市大厳寺高原の夜明け

2018年07月30日 | 信越トレイル
異例のコースを辿った台風12号。当初の予想では新潟も影響を免れないと思われたが、どんどん新潟から離れてゆき、朝から晴れることがわかった。
被災地の方々には悪いが、どこかに行かなきゃ、撮らなきゃ、歩かなきゃ。
晴れるとはいえ、強風の中の登山は危険だろう。平地は猛暑だし。間を取って、高原の散策、昨年登った天水山の中腹に広がる十日町市の大厳寺高原を歩き倒そう。もしかするとアカショウビンやチゴモズ、ブッポウソウなんかの写真も撮れたりするんじゃ?

越後川口で高速降り、国道117号へ。河岸段丘の起伏を貫く何本ものトンネルを抜け、松之山を目指す。

3時半に道の駅「まつだいふるさと会館」近くのセブンイレブンを出発。夜明け前に大厳寺高原に着くことができた。もうすぐ夜明け。
この強風は何時から吹いているのか?明るくなってきたキャンプ場では、大勢がテントの撤収。片付けに苦戦しているようだ。
もうすぐ日が昇る。カメラだけもってテントサイトを見下ろせる場所に陣取り日の出を待つ。空には強風に伴う異様な雲がダイナミックに蠢く。

夜明け前からキャンプ場は大忙し。

こういう写真はハーフNDフィルター使わないと見た目のイメージと違う。持ってきてないし・・・。キャンプ場はもっと明るく、子供たちが走り回っている。

管理棟が染まる。

この管理棟は、24時間使える綺麗なシャワーもついている。スノーピークがキャンプ用品一式貸してくれるので、身一つで行ってもキャンプできるそうだ。



もののけ姫の犬神モロが、口の端だけ開けて低く唸る。
















山の端が燃え上がる。






0437 光の矢が射した。


日の出の撮影を終え振り返ると、なんと! でっかい虹が出ていた。




朝の虹は悪天の兆しだが、今回の台風は西進する異例のコース。

暑くなる前に高原を歩き始めよう。

続く。





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2018年07月26日 | 野鳥
朝、ゴミ出しに出たら、家の前の電線の上で多くのツバメが遊んでいた。
戻ってくるまでにいなくなるなよ、駆け足でごみステーションから戻り、カメラを持って家の外へ。
まだまだその場で遊んでいた。
飛んでるツバメは撮れないから、離着陸を狙う。
シャッタースピードは1/1250。それでもボケるので、ピント強調。





















仲良く集まってるこの群れは親子なのかな?
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山頂の気温

2018年07月24日 | その他
連日、最高気温が話題になる日本列島。
ふと、思った。
よく、山の天気予報などで山頂の気温が掲載されるが、この気温、どういう状態で測るという設定で掲載されるんだろ?
通常、気温は、百葉箱など、直射日光が当たらない状態で測った温度だが、カンカン照りの山頂の気温って、果たして、カンカン照りのまま測ったという想定の温度なのか、それとも何かで直射日光を遮った状態で測ったという想定の温度なのか?
まぁ、どーでもいいと言えばどーでもいいんだが、ふと、思ってしまったら、夜も寝られない・・・ほどの事もないが・・・気になる。
どなたかご存知?
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7月22日 白山神社蓮まつり

2018年07月23日 | 植物
旧友と昼間っからお酒を飲んだ帰り、母の入所した施設へ向かい信濃川沿いに歩いてきたが、そういえば白山神社の蓮を見ていないなと、回り道して昭和大橋を渡り白山神社へ。
白山公園の入り口。横断歩道の反対側に、突然、一輪の向日葵が咲きだしたかのように何だか思いがけないようなものが、まぶしいほど、日にきらきらとかがやき出したように思えた。(堀辰雄のパクリ)
私はやっと其処に黄色いワンピースの、一人の女性が立っているのだということを認めることが出来た(パクリパクリ。黄色いワンピースの女性と認識するのに時間係るわけない)。
とても綺麗な水彩画でもみたような得した気分で公園へ


園内に入ると、蓮まつりの表示。ちょうどよい時期に来たようだ。
















池をぐるっと周り、さて、そろそろ帰ろうかと踵を返すと、向こうから先ほどの女性が歩いてくるではないか。
同じ猛暑の中にいるとは思えないほど、蓮の花のように色白の華奢な女性。
すれ違ってしばらくしてから、思い切って声を掛け、写真に納まっていただいた。


背面モニターで写真を確認していただき、礼を言って別れ、また信濃川へ向かって歩き出した。
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7月15日 久恋の平ヶ岳・鷹ノ巣コース 新潟100名山69座目 その2

2018年07月22日 | 平ヶ岳
1049
三人とも、やはり越後三山への思い入れが強いのか、のんびりと玉子石の前で過ごしてしまった。まだ山頂踏んでない。
先を急ぎましょ。




すると、前方から木道を団体さんが下ってくる。ありゃ~すれ違いが大変そう。と、思ったら、分岐で左に曲がってくれた。

1053 プリンスルート?コース?ロード?を下る前の団体さんだった。


1059


1113 花清水 バシャバシャ流れてる。雪解け水だけど、どうなんだろ?秋には枯れるんだろか?


1121 今年はコバイケイソウの当たり年だとか。これだけのコバイケイソウを見たのは浅草岳以来。




1123ワタスゲ揺れる木道が続く。


1124 池ノ岳と山頂の分岐


アオシラビソと呼んでもいいのかな?


1139 最後の登り もう気合だけで登る。


1144 山頂着

写真撮ってもらってんだから、もっと笑ったら?疲れからか三人とも口が真一文字。カメラマンが困るだろ。
越の里さんのサングラスが渋い! ロックンロール!
勝手に顔出ししたらまずいかなと、はるりんさんにもサングラス掛けてもらいました。

では遅い昼食を、と思ったが、下界では普通の時間。朝食食べたのが3時ごろだから9時間ぶりの食事。
といっても、きょうの昼食は、軽量化のためバーナー、ガスカートリッジ、コッヘル類も置いてきて、トップバリューのライトミールブロックのみ。大人の清涼飲料は忘れてないけど。グレートトラバース風に柿ピーのみってのも考えたが。
憐れんだはるりんさんが、「🍙食べる?」お気遣い痛み入ります。

さて人心地ついたところで写真タイム。
山頂からの山岳展望を時計回りで。




















1220 靴脱いで寝転がってのんびりできる山頂。そのまま夕刻まで寝てしまったら大変だよ。


1230
先は長い。我々は下ります。




1235 池ノ岳に向かう。

写真見ててふと思った。池ノ岳の東斜面は切れ落ちて岩が露出している。あの一つ一つが、例のコアストーンなんだろか?



1253 午前より風が出てきてさざ波が立つ姫ノ池 見納めです。果たして、またここに来る日があるのかと思うとホントに名残惜しい。

茨城県(だったと思う)から来たというペンタ繋がりの青年も、同じ思いを共有していた。そして、誰かにその思いを伝えたいんだよね。

1300 燧ヶ岳


至仏山と笠ヶ岳


男体山と根名草山をしっかり分離できる写真があった。


ホシガラスが見送ってくれた。


長い下り。背中からジリジリ焼かれるよう。


登って来た尾根の北側の、これも気持ちよさげな尾根。奥只見湖(銀山湖)が見える。入り黒沢山がカッコイイ。

この尾根の右の谷間は恋ノ岐川、左の谷間は二岐沢となり中ノ岐川と合わさって、それぞれ奥只見湖へと流れ下る。

それでも途中までは快調に歩いているつもりだった。

1334 なんだろう、この木は。
恐竜?物の怪?魑魅魍魎?いや、平ヶ岳の守り神か?


1350 白沢清水で、サルノコシカケかなぁ?とキノコをツンツン(はるりんさん、拝借しました)

先頭を歩いていると、お二人の姿が見えなくなって、樹林の中に一人。急にクマが怖くなり、宇多田を鳴らす。
とても南アルプス気分でルンルン歩くってわけにはいかない。
高度が下がるにつれ気温はあがるのだ。

1436 燧ヶ岳の向こうにも入道雲が湧き上がってくる。


1439 台倉山


1448 まだこんな登りが~。 


この先でGPS電池切れ。私の体力もエンプティ~が近づく。

1530 下台倉山


1624 休んで立ち上がると立ち眩みがする。休む回数が多くなり、その度に二人を待たせるようになる。大ブレーキ。


もう写真など撮ってる元気なし。

途中で熱中症で倒れている男性と、彼を介抱する方々が。
ここも圏外じゃなかったか?降りて連絡しましょうか?などと己の体力も考えず聞くと、すでにヘリコを要請したと。
では降りますと言って進み、しばらくするとヘリコがやって来た!
せめてものご協力のつもりで男性のいる方向を指さしたりしてると(一本道なのに)、ヘリコの隊員が拡声器で何か叫んでる。
プロペラの音などで聞こえないので、なおもしばらくそんな事してると男性の居場所がわかったのか、ヘリコは先に進んでいった。
待っていてくれた越の里さんによると、「風圧で飛ばされる危険があるから必要のない奴はどいてくれ」という内容の事を叫んでたんだそうだ。
お邪魔虫だったのかぁ、とへこむ。

次第に沢音が近づいてくる。
ヘロヘロになって下台倉沢にかかる橋に着いた。
冷たい水を帽子ですくっては被る、を繰り返す。これが効く~。

1743 登山口が見えた

登山口には、介抱していた方々を待つパトカーが1台。

1745 登山口着
疲れた、疲れた。でも達成感は尋常ではない。遂に憧れのコースを歩ききった。
同行してくださったお二人のお陰です。ありがとうございました。

挨拶もそこそこに帰り支度。なんせ、これから樹海ラインとシルバーラインが待っている。
走り始めるが、やはり疲れのせいで、すぐに路肩の駐車スペースに停め、休憩。はるりんさんの車が追い越してくのを見送り、ちょっと目をつむったら、寝てた。行かなきゃ。しかし、長い樹海ライン。「白銀の湯」に着いた時には受付時間が終了していてドロドロのまま新潟市に帰る羽目になってしまった。

日本百名山   20座目
新潟100名山  69座目
越後百山    52座目








コメント (9)
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7月15日 久恋の平ヶ岳・鷹ノ巣コース 新潟100名山69座目 その1

2018年07月18日 | 平ヶ岳
はるりんさんとお約束しながら、毎回お流れになってきた平ヶ岳・鷹ノ巣コース。
脊柱管狭窄症とか、いつもドタキャンしてきたのは私。
はるりんさんと、3年越し?とか言ってたのに、ブログを見返してみたら、最初にお約束したのはなんと2016年の7月17日。間違い。まだ2年でした。快晴予想のこの連休。満を持して、さらに健脚の「あの山この山越の里」さんもご招待して、アラカン3人組で挑んできた。

14日、仕事が終わるとすぐに高速に乗る。
小出インターで降りて、まずは腹ごしらえ。インター近くのラーメンあづまやさんでチャーシューメン。旨いよ。
コンビニで長い夜の燃料を仕入れて、奥只見シルバーラインへ。トンネル内は霧が立ち込めおっかない。
銀山平でトンネルを抜け、クネクネの樹海ラインへ。途中、神蜂という展望場所がある。

1858


振り返ると、薄く霞がたなびき夕焼けに染まる荒沢岳の鋭鋒群。


越後駒ヶ岳


銀山湖


20時過ぎ、鷹ノ巣登山口前の駐車場 着。
8割がた満杯。運よくトイレの近くに駐車できた。日付が変わるころ満杯と聞いていたが、こんなに早い時間から埋まっているとは思わなかった。
深田百名山恐るべし。
空には満天の星。こんなに多くの星を見るのは久しぶり。これだけでも来てよかった。
外で酒盛りしていたグループも撤収。燃料給油した私もぐっすり寝込んだ。
目覚めるとすでに2時過ぎ。トイレの灯りが度々つくようになる。3時前に腹ごしらえ。
暫くすると車の後ろに人影。越の里さんでした。また、固い握手。
その後、はるりんさんも到着。
二人とも、深夜にあの樹海ラインを走ってくるとは大したもんだ。
一番グズグズ準備してたのは私。その間にも多くの方が、ヘッデンつけて続々出発していく。

4時11分。GPSスタート。長い1日の始まり。



ちなみに、15日の歩数は40136歩。初の4万歩越え。

暫く樹海の中を進む。まだ薄暗く、フラッシュ炊いても上手く撮れない。

0435 やがて、下台倉山~台倉山の稜線が望まれるようになる。


0439 振り返ると燧ケ岳。


0445 東の空が染まり


0447 稜線が朝日に染まると


0448 ご来光


0522 渋滞はしないが、数珠繋ぎの登山者。


0546 ロープも多い急登の連続。ここ、下台倉山までの急登でペースを上げ過ぎないのがロングコースを制するコツだとか。 


0613 あの木まで登れば・・・


0620 下台倉山 着。コースタイムよりも速いペースで辿り着く。(ただ全コースの長さをまだわかっていなかった。) 


0718 漸く平ヶ岳が望めるようになる。なだらかな、なんと素敵なお姿。


0719 下台倉山までは多くの登山者が視界の中にいたが、若者たちにどんどん離され、この辺りからぐっと少なくなる。


0725 台倉山 三角点しかなく、ここなの?という感じ。アラカン三人オヤジの影。


0742 台倉清水

期待できる水場だったが、きょうは3リットル以上持ってきていてまだ十分残っているし、頂上付近の水場がもっと期待できるとわかっていたでスルー。



0824 白沢清水 多くの方はこの水場を敬遠するようだが、一見溜水のように見えても、時折ポコポコと泡が上がり、湧き水であることがわかる。

ちょっと勇気がいるが飲める。まだまだ水はたっぷりあるので一口飲んだだけだが。

0841 尚しばらく、樹林の中の木道を歩き、


0859 ようやく視界が開けると、魅惑的な山肌が。天上の楽園の始まり、始まり。 


0902 


0908 越し方を振り返る。


0918 見上げる最後の急登


0925


燧ケ岳と


至仏山


タテヤマリンドウも多くなる。


0931 まだまだ見上げる平ヶ岳山頂 




こんな岩場こそ、ここには似つかわしい。


0935 赤芝沢と鷲倉沢が合わさる、急峻な谷間


0939 近くで、カァ~カァ~ではなく、キャ~キャ~に近い鳥の鳴き声。
カラスかなぁ?と独り言を言うと、ちょうど通りかかった可愛いオネーサンが「ホシガラスですよ(ニコッ)」と教えてくれて、オジサンはそんなのも嬉しい
すると、それでは!と思ったかどうか知らないが、近くの枝に止まってくれた。






0941 荒沢岳




オオシラビソの青い実

オオシラビソかシラビソか迷ったが、葉が枝を覆うようについてるのがオオシラビソ、枝がよく見えるのがシラビソ。
木の天辺に十字架がついてるのがオオシラビソなんだって。

コバイケイソウ


0952 池ノ岳への急登が終わる。


いよいよ。

0953 夢にまで見た(ウソ)憧れの風景
平ヶ岳山頂を背景にした姫ノ池。これを見るために登って来たといっても過言ではない。皆さんもきっとそうでしょ?






姫ノ池越しに苗場山


大観にばかり見入っていると、越の里さんが「モウセンゴケにトンボが捕まってる」という。
流石に観察が細かい。




池の岳まで5時間42分。過去のどの5時間超の登りより楽に感じたのは日の出前の出発と、荷を軽くした事と、なにより気の置けないお二人のお陰。

0959

ここを直進すると山頂。右に行くと玉子石。
登る前は、果たして玉子石に寄るだけの体力が残っているか心配だったが、ハイテンションになっていたので疲れも忘れ当たり前にように玉子石に向かう。それに、そちらに行かねば、越後の名峰達に逢えないのだから。

1000






1005 玉子石と水場の分岐で小休止。

GPSの電池の持ちは10時間。絶対に足りないのはわかっていたので、充電器を持ってきた。ここで充電器と接続しようと充電器を取り出し、接続ケーブルを探すが・・・ない。・・・いつもの事で。

1011 玉子石に向かう。GPS再起動





1015 登りが一息つくとシャクナゲ


1016 そして池塘が


池塘越しに荒沢岳


1023 さらに進むと、いよいよ越後山脈が横一列で望めるようになってくる。



越後三山


正面に巻機山






1028




越後三山とワタスゲ


1034 玉子石を見下ろす地点で休憩


1035



裏越後三山縦走路


転げ落ちそうな玉子石を必死に支える越の里さん


1042



この写真の藤原山とにせ藤原山。
にせ藤原山とは、おかしな名前だなぁと思っていた。
平ヶ岳から釼ヶ倉山~にせ藤原山~藤原山~大水上山と辿るエキスパートルートがある。
藤島玄は、駒ヶ岳~中の岳~兎岳~大水上山~藤原山~にせ藤原山~釼ヶ倉山~平ヶ岳~景鶴山~尾瀬ヶ原と辿ったそうだ。
写真をそのまま見ると、にせ藤原山より藤原山のほうが高く見える。
が、藤原山の1709mに対し、にせ藤原山は1750.4m。40m以上も高いのだ。
視点の位置が2060mくらいあるので、どちらも見下ろす形になりこの錯覚が起きる。
そう思ってもう一度写真を見ると、なるほどにせ藤原山のほうが高い事が理解できる。
こうした事が、にせ藤原なんて失敬な名前を付けられた理由のひとつなんだろう。
藤原山から辿ってきた登山者が、次にもっと高いピークがあって、あれ?こっちが藤原山か?と迷う。なんてことがあったんだろうな。

素晴らしい快晴の空の下、玉子石と越後の山々の展望を満喫。
ここまでをその1としてアップ
後半は山頂と、福島・群馬側の展望を。

























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7月7日 マイマウンテンはBluetoothがいいよ。

2018年07月08日 | ランニング
雨でランニングできないので、市営のスポーツセンター「コスポ」へ。
土曜の夜は混んでいるのでランニングマシンは順番待ち。それじゃあと今まで使ったことのないマシーンに。
へ~、マイマウンテンっていうのか。高尾山・八ヶ岳・富士山という三つのプログラムがあって、歩いていると傾斜などが自動で変わる。
八ヶ岳でスタート。なかなか面白い。でも、傾斜が緩くなるとかったるくなるので、マニュアル設定に変え、傾斜30度、時速3kmに固定すると、ああ、山登りのためにトレーニングしてる感たっぷりで、ばかいい。
 コスポに来る前に、スマホのイヤホンを買うためにコンビニに寄った。コードレスのBluetoothで飛ばすのにしようかと手に取ったが、安いフツーのコード付きのイヤホンにした。
 マイマウンテンに水とスマホを置いて宇多田など聴きながらミシミシ歩いていると、眼鏡に汗が滴る。眼鏡を外しタオルで拭いてると、歩くスピードが落ちて体が後ろにずれてしまった。慌ててマシーンから後ろに飛び降りた。イヤホンは耳にしっかり嵌ってる。
スマホは私に引っ張られ宙を舞い、ガチャっと床に着地。ひぇ~、慌てて拾い上げる。幸いヒビなど入ってなくて安堵。再スタートするが、学習することができない阿呆は同じことをもう一度やってしまった。またもヒビは入らなかったが、内部でどこか壊れてないか心配。
 帰り際、監視員のおじさんのなにか言いたげな顔が怖かった。
マイマウンテンやる時は、イヤホンはBluetoothがいいよ。あ、こんな阿保は僕だけか。
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7月1日 新潟100名山68座目 海谷山塊・鋸岳 詳細版

2018年07月03日 | 上越の山々
スタート  : 05:59
時間    : 7:01'53
距離    : 7.59 km
上昇    : 792 m
下降    : 798 m
上昇継続時間: 2:19'41
下降継続時間: 1:49'15
水平移動時間: 2:52'57 (休憩時間長過ぎ)
最大高度  : 1636 m   (正しくは1631m)
最低高度  : 866 m






久々のコンビニ車中泊
4時過ぎに、糸魚川IC近くのローソン発。
登山口のある雨飾山荘への途中、みはらし峠だったかな?栂海新道の山々や明星山・青海黒姫山が朝日に染まる


左 明星山・右 青海黒姫山


栂海新道・朝日岳


0500 雨飾温泉・雨飾山荘着


見上げる海谷山塊


目指す鋸岳


山荘でトイレ。協力金100円。日本一綺麗な山小屋トイレを目指してるという。綺麗でした。
写真撮ったり、グズグズと支度したりして待機。大勢の登山者は皆、雨飾山へ。
誰か鋸岳へ向かう登山者はいないのか?ここもボッチ登山か?
よっぱら待って、そろそろ行こうか、と思ったころ、一人の青年が車道を登ってゆく。上の駐車場に車置いたのかな?
だが彼は駐車場をやり過ごして登って行った。(心の中でガッツポーズ)

0559 では、行こう。

雨飾山荘へは上がらず、車道をそのまま直進。ここに標識はない。


上の駐車場を巻くように登っていくと、

0604 沢を越えた所に登山口の標識がある。林道を離れ左へ。


0621 ブナ林の中を登る。


0635 

ここまで急登もあるが、道は広く良く踏まれて迷う心配もない。

0642 ブナ林の急登が終わり、水平道に入ると、目指す鋸岳が視界に入るようになる。 


鬼ヶ面山


視界が開けるとテンションも上がるところだが、この水平道、刈払いがされておらず、サンカヨウなどの大きな葉っぱに覆われていて道が良く見えない。

かなり細い道は、浮石も多く、土の部分はえぐれていたりして歩きにくいことこの上ない。なにしろ良く見えないので置いた左足がずるっと斜面を滑ったりして、一歩一歩慎重に進まねばならない。大幅にペースダウン。こんな所でスズメバチやマムシなどが登場したら?テンション急落。
水平道は決して長い距離ではなかったのだが、気分的にやけに長く感じる。

0710 沢音が大きくなると、漸く丁の字沢。


流れは急で水量が多いと難しくなりそう。


0717 水平道から抜けた安堵感からちょい休憩。


鬼ヶ面山


0731 第二の沢




0755 雨飾山との分岐。鋸岳へ90分。雨飾山へ3時間。下山時は遠回りだが道が良さそうな雨飾山方向へ進もうかなぁ。

ここから先はしっかり整備された道が続く。

少し進んだところで、下山してくる若者とスライド。速いですねぇと声を掛けると、4時半に登り始めたという。やはり、あのいやらしい道は避けて、分岐を直進して雨飾山経由で帰ろうと思うとのこと。やっぱりね。僕もそうしようと、この時点では思っていた。

0816 急登が多くなるが、しっかりした道。


0818 ピラミッドが迫る。


0820 高度が上がり、白馬岳まで望めるようになる。


巨木


ブナは豊作だったんだなぁ。そういや、下界のクマの目撃情報、今年は少ないんじゃ?


0847 1528m。ここでヘルメット装着し気合を入れる。




向かいの斜面にニッコウキスゲ


白馬岳に雲がかかってきた。残念。


でも、少し場所を移動すると、爺・鹿島槍・五龍・唐松


焼山 斜面を下るようなところもある色の濃い部分は噴煙?結構量が多い?




少し進んだところで、青年に出会う。1582m付近。朝、駐車場で見かけた先行者かな?
話をしてると、突然、何かを掴んだ。大きな補虫網!蝶を探してあの山、この山と登ってるんだとのこと。
蝶を求めて、こんなところまで。凄い人がいるもんだ。
ここからが核心。もっと話を聞きたかったが、先を急ぐ。


クジャクチョウ

山頂から下った後、彼に背面モニター見せて名前を教えてもらった。ピンボケ残念。

鎖場を見下ろす。

この山は、鎖というよりほとんどがロープ。あまり鎖やロープには頼りたくないんだが、風化の進んだ急斜面。掴んだ小さな岩角が手の中で崩れたり。ロープに全体重預ける場面も。ロープが切れたら確実に死ねるなぁ。かなり緊張した。

0914 海谷山塊の縦走路に出る。山頂はすぐそこ。


0915 68座目登頂!
では、雨飾山から時計周りに。




笹平と山頂


山頂にズームイン。登山者沢山。


北アルプス


白馬岳の雲は取れない。


栂海新道・雪倉岳


中央左 白鳥山 その手前に明星山の岩壁。 中央右に青海黒姫山。


青海黒姫山


鬼ヶ面山




阿弥陀山。右端の鋭い尖がりは、烏帽子岳 どちらも越後百山だが、新潟100名山ではない。登ろうか、登らまいか?


中央奥 鉾ヶ岳。 左 阿弥陀山・烏帽子岳。 右 鉢山


阿弥陀山・烏帽子岳と鉾ヶ岳の間に佐渡島。


鉢山の奥に西蒲三山と米山


昼闇山(ひるくらやま)と雲に覆われた焼山。焼山の左奥に火打山


中央右 金山


中央右奥に 高妻山・乙妻山。 その右手前に堂津岳

そして雨飾山に戻る。
鋸山は新潟100名山に相応しい1点360°の展望の山だった。


狭い山頂で昼食のつもりだったが、あの鎖場を思うとのんびりした気分になれず、まず鎖を下りてからにしよう、とすぐさま下山開始。
下り始めると、彼も登ってきた。

出会った場所まで下り、大休止・昼食。
暫くすると、彼も下ってきた。




ここでまた暫しお話を伺うと、東京の方で、夜通し下道飛ばして来たと。北は青森。南は広島まで蝶を追っかけてるんだそうだ。
腰に三角形の金属ケース。捉えた蝶を三角形のシートに包み、このケースにしまう。そうだそうだ、昔、図鑑かなんかに昆虫採取の方法として載ってたな。
もう少しいます、という彼と別れ、10時半頃、下山再開。
ちょっと長く休み過ぎたか、体が重い。しかも暑い!
バテバテで雨飾山との分岐まで辿り着くが、あと3時間登る元気は失せていた。
首にぶら下げたカメラすら重い。オスプレーに収納し、登山口まで写真撮らず。
きょうは2リットル水を用意したが、丁の字沢の時点で残り僅か。沢水を補給し、これも500mlくらい消費。
猛暑の中、また水の量は足りなかった。
途中で彼に追い越される。おじさんの体力は情けない。

1255 登山口着。真夏の空だな。


山荘前でまた海谷山塊をパチリ。

鬼ヶ面山と駒ヶ岳の間に崩落地があるので上級者以外行っちゃいかんと、山頂だったかに書いてあったが、鬼ヶ面山の左側の事かな?

いや~疲れた。
すぐ雨飾山荘の風呂入ろ。

秘湯「都忘れの湯」 混浴で女性にはハードル高過ぎ?


ガラスの入った引き戸を開けると、すぐ脱衣籠がある。ガラス戸から山荘が見える。ガラス越しにのぞき込まれたら丸見え。

誰も入っていないので1枚パシャリ。

焼けた体に湯がしみる。極楽、極楽。
4人足伸ばして入ったら満杯だな。
ここにはシャンプーなどはなく湯に浸かるだけ。500円で内風呂と両方入れるので、内風呂で体を洗い、さっぱりして車へ。
だが、真夏の日差しに焼かれた車の中でまた汗をかいた。

新潟100名山  68座目
越後百山    51座目








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7月1日 新潟100名山68座目 海谷山塊・鋸岳 速報版

2018年07月01日 | 上越の山々
スタート  : 05:59
時間    : 7:01'53.1
距離    : 7.59 km
上昇    : 792 m
下降    : 798 m
上昇継続時間: 2:19'41
下降継続時間: 1:49'15
水平移動時間: 2:52'57.1
最大高度  : 1636 m
最低高度  : 866 m


鋸岳山頂より雨飾山

この日、雨飾山は山開き。多くの方が登っていたが、鋸岳は山中で出会ったのは二人だけ。静かな、というより心細い登山だった。

鋸岳は新潟100名山に相応しい展望の名山だった。
「基本、私のブログは山ですから」って私もそうありたい。
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