niceshotpeteの山旅

新潟県内外の山々を旅した記録です。山座同定に力入れてます。掲載した写真の何枚かはピクスタで販売してます。

1月24日 雪の北方文化博物館 

2016年01月24日 | にいがた庭園街道
暴風雪警報の新潟。
雪を被った阿賀町の将軍杉でも撮影しようかと、49号線を走る。
が、雪のため、安田を過ぎた辺りでおっかなくて先に進めず、断念。
引き返し、北方文化博物館の雪景色を撮影することとした。

奄美でも雪が降るくらい、24日の雪は半端なかった。
途中、停電したかのように信号機が見えなくなった場所があったが、横殴りの雪が表面を覆い、隠しているだけだった。
昔の信号機は幅があり、新潟など雪国では、雪が積もると重みで壊れるので、薄型のLEDの信号機に積極的に交換してきたのだが、
LEDは発熱が少なく、積もった雪が融けずに信号機が見えなくなる弊害が露見した。これからどうすんのかね?

閑話休題

北方文化博物館

ハス池

雪囲いされた庭




大広間から庭園を望む。
天気が良ければ、ガラス戸も開けてくれるのだろう。
そんな日にまたお邪魔しよう。



囲炉裏のやかんがチンチンと。

邸内は底冷えするが、ここだけはほのかに暖かい。


真っ赤な炭火

博物館を出て、隣の寺の鐘など撮影していると、そのまた隣の?寺から三人の僧侶が何事か唱えながら雪の中を歩いてくる。
その周りを取材なのかな?3,4人のカメラマンが、僧侶たちをしきりに撮影している。
三叉路で一人ずつになり、家々を廻り始めた。

托鉢?の僧侶と、彼を追い続けるカメラマン。
寒さなんぞ微塵も感じさせない修行僧の背筋。
調べてみると、大栄寺の寒行、という修行らしい。寒の間の30日間、どんなに吹雪いても休まずに行われるとのこと。

帰りに寄ったモンベルショップも雪の中。
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1月17日 母と新発田市周辺のギャラリー巡り

2016年01月17日 | その他
★ギャラリー望宝
聖籠町網代浜のギャラリー。つるし雛、布のひな人形などを展示販売している。

つるし雛


三面川の塩引き鮭



★ギャラリー栞(gallery kan)
新発田市真中のギャラリー

高田佳彦・写真画展
~風のたより・・・その後~
写真をPC上で加工、編集した(のかな?)独特の作品


朝は雪が降っていたが、昼過ぎには薄日が差したりするまずまずの天気になり、雪を頂いて真っ白になった飯豊・大日岳もうっすらと姿を見せていた。

家で車を降ろすと、母は深々とおじぎをしてありがとうございました、だって。
どうやら、お友達のご主人が送り届けてくれたと思っているらしい。
まあ、楽しかったという気分だけ残ってればいいだろう。
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1月11日 予定外のなんちゃって冨士山初登頂

2016年01月11日 | 隣県
冬型の一日。
山はお休み。
山の神である西会津の大山祇神社に参拝としよう。
3年続けてお願いすると一生に一度の願いが叶う、らしい。

大山祇神社 大久保遥拝殿

遥拝殿から御本社までは徒歩1時間
足跡は、なかった。
遥拝殿でお札を頂いた際に、御本社まで行けますか?と聞くと、無理ですと即答。
ゴールデンウイークの頃まで、無理です。行かないでください、と。
いえいえ、行きませんと返事して帰ろうとすると、もう一度、行かないでくださいね、と念を押される。

往復で2時間、写真撮って30分。2時間半の時間が浮いた。
どこ行こう、地図など見てると、富士山、いや冨士山に目が止まる。

行ってみよう!厳冬期冨士山初登頂を目指す。なんちゃって。

1340 登山口発
登山口の向かいの家の犬がワンワン吠えるので、気忙しく出発。

踏跡なし。
しばらく進むが、長靴に雪が入りそうだったので、スパッツ着けに戻り、10分ほどロス。


1407 山頂着 508.8m


磐梯山 見えず。

御神楽岳 見えず。

すぐに下山。


登山道にはエイリアンが沢山。

皆、春先の総攻撃に向けて、花粉爆弾実装済み。




1426 登山口着

帰り道、あれが登った冨士山かな?

会津百名山の冨士山。予定外だっただけに、低くても嬉しい山旅になった。
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1月10日 福島潟でオジロワシ

2016年01月10日 | その他
雪じゃない、雨の新潟。山はお休み。
ビュー福島潟で、中高年のアイドル、米 美知子さんの写真展をやってるという新聞記事を見ていたので、きょうは福島潟探訪。

素晴らしい写真の数々を鑑賞。

1時半からの自然かんさつ会の申し込みをしてから、野鳥観察舎へ行くと、前回教えてもらった木にオジロワシが止まってた。





数日前にはオオワシも確認されているとのこと。

フィールドスコープでオジロワシを観察していると、その後ろをもう一羽の猛禽類が横切る。
大きい。トビなんかではない。あれがオオワシか?
同じ室内で長尺カメラを構えてる方々は気づいたのか?気づいてないのか?しばらくスコープで追いかけたが見失った。


定刻となり、小雨決行の福島潟自然かんさつ会に参加。

暖かいこの冬。
もうヒメオドリコソウが咲いている。


ハンの木の雄花


菜の花。春になったら、どうなるのか、学芸員さんも心配してるとのこと。


福島潟を代表するオオヒシクイは、この暖冬のせいで、多くがすでに秋田の八郎潟に移っているという。
まだ、カワセミって見たことない。時期に関係なく、観察舎近くで1日粘れば見られますよ、とのことだった。

ソウギョの鱗や、菱の実、開花しているタネツケバナ、百舌鳥の速贄(イナゴやカエル)、越冬中のオタマジャクシ
等々、悪天候で予定の半分の時間だったが、なかなか面白かった。

終了後、観察舎に戻る。しばらくすると白鳥が餌場から続々と戻ってくる。
カメラマン諸氏によると、こんなに観察舎の近くに降りるのは珍しいらしい。
もしかしたら、あの時見たオオワシがどこかで睨みを利かせているので、怯えた白鳥達はいつもと違う場所に降りてるんじゃないのかな?と、シロート観察者は密かに思うのだった。
コメント (2)
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2016年元日登山 飯縄山

2016年01月01日 | 北信五岳
戸隠神社奥社に2年参り、そして元日、晴天の北信五岳・飯縄山に登ってきました。


17時半近くに戸隠着。
築山さんは、まだやってるだろうか?そばがなくなると閉店とのこと。
秋の黒姫山行のおり、スタミナにんにく鳥そばを食べた築山さんへ。
終わってると、年越しそばロスになってしまうが。
大丈夫だった。ご主人は秋に来たことを覚えてくれていて、「また、山ですか」と。

神告げ温泉に浸かり、紅白が始まった頃に奥社駐車場着。
私は新潟市内の神社のイメージで、この早い時間でも、数人の参拝者がいて、参道には灯りが点いているものと思って来た。
星灯りと、数台の車の灯りしかない闇の中だった。
確かに蕎麦屋のご主人も10時くらいから神事が始まると言っていた。そのうち灯りが点くだろう。
1939 戸隠連山にかかる天の川

満天の星空。
こうして何枚か写真を撮り、たいして興味はないが大晦日だから、という理由で紅白にラジオを合わせ、アルコール燃料を給油しているうちにウトウトした。
9時ごろ目覚める。なんだか雰囲気が一変している。車に雪が積もっていた。
まだ、灯りは点かない。数台いた車も退散したようだ。
やはり戸隠奥社はそんじょそこらの神社と違うんだ。
9時半過ぎた頃?ようやく4台ほどの車が着き、何人かの方々がヘッドランプをつけて参道に向かった。ようやく準備が始まるようだ。

そうこうしていうるちに1台、2台と車が集まり始め、皆ヘッデン装着し、何人かはトレッキングポールを持って雪の中の参拝に行くのだった。
これが戸隠神社奥社かぁ。びっくりぽんや。


雪はやまない。カメラが濡れるのも嫌だったので、しばらく車で待機していたが、日付が変わる前に奥社につかないと。






奥社に着く。
参拝してすぐ、神主さんが石段を登ってきた。
拝殿内は、4本の蝋燭の灯りのみ。
ぼんやりした灯りの中で、4人の神主さんのご祈祷が始まる。
厳かな雰囲気に、自然と頭が垂れる。
撮影したかったが、撮影ご遠慮くださいの張り紙。残念。

社務所のほんの一部に電気が点いているだけで、あとは全て蝋燭のみ。


下りですれ違う方々が、おめでとうございます、と。年が明けたんだ。
車椅子を押して登ってくる外人さん?も。奥社までは難しいかな。

奥社参道に灯る蝋燭




車中泊。未明に除雪車の音で目覚める。
中社に参拝し、お札、破魔矢などを求め、飯縄高原へ。

落葉松越しに初日の出


0844 一ノ鳥居登山口発


0939 駒つなぎの場

ここからいわゆるトラバース道。右へ直角にしばらく水平の道を行く。
やがて九十九折れの急登。
ここは谷間である。雪が多いと雪崩れるのかな?

0954 富士見の水場

きょうの、もう一つの目的。
初めて買ったピッケルの試用。
ピッケルなんて大袈裟、と他の登山者に笑われるかなと思いながら、屁理屈の言い訳まで考えて持ってきた。
長さは65cm。手に持って気をつけすると、くるぶしまで届かない。
買う時に、5cmの長さで大いに悩むが、最近は短めが流行り、なんてセリフに惑わされ、この長さに。
傾斜の緩い登山道では、短い!
急登になると漸く支えとしての役目を果たしてくれるが、あと5cm長くても困らなさそうだ。
が、感激したのは、立ち止まり、ピッケルを少し前に突き体重を預けて休む時の、そのブレードの面積とカーブの具合が手のひらにまったく違和感なくフィットするのだ。
ポールもIグリップより、Tグリップのほうが好き。
長さがあれば夏場でもいいかも。昔の登山家は、一年中ピッケル持っていたんじゃないのかな?どうなんだろ。

1027 西登山道との分岐


1036


1041 南峰の飯縄神社

   あと10分と書かれている。

1053 飯縄山山頂着


飯縄山山頂は、多くの方が登っていた。






槍穂連峰


拡大反転




下山しようと思っていた頃、ソロの女性が到着。
しばらく話をしていると東方向の雲の切れ間から、丸っこい、妙にてっぺんが白い山頂が。
あれは浅間ですね?と聞くと、そうです浅間ですと即答。飯縄山を良く知っている方のようだ。
浅間山、その左に四阿山

今年は雪が少なくてつまらないとおっしゃる。
普通、積雪期は駒つなぎの場から直登する。トラバース道は雪崩が起きるから、と。やっぱりそうなんだ。
直登の場合はピッケルがあれば、と思うこともある、と。

1200 下山開始

南峰との鞍部から飯縄山を振り返る


戸隠連山の奥に小蓮華山、そして山頂では見えなかった白馬岳が。




トラバース道も含め、登りだしたら登りだけ、下りだしたら下りだけ。コニーデ型火山を実感できる山行。
標高の割には時間掛からないし、体力的にも負担は少ない。

1244


1315 登山口着

標高差800mくらいを1時間15分で下れる。
朝、駆け下りてきたトレランな方は38分程度で降りてきたと。

汗を流しにもう一度神告げ温泉に行こうと、戸隠へ引き返す。
すると、前方に雪を纏った障壁がそびえている。思わず声が出る。
そうだ、鏡池。この姿を映した鏡池を撮影しなければ。確か、中社の向こうに鏡池と書かれた案内板があったな。
車を止めると、ここから2km。冬期間通行止めの表示。
往復1時間弱?迷うが、行かなかったら絶対後悔すると思い、前進。
ようやくたどり着いた。が、鏡池なのに鏡になってなかった・・・。真冬の山中の池である。
この姿をなぜ想像できなかったのだろう。















神々しい戸隠連山の姿は充分に美しい。美しいんだけど・・・。

復路を歩きながら、替え歌を思いついた。
「あんまり 意味がない。鏡にならない 鏡池」(唄ジョン・レノソ)分かる奴だけ分かればいい。(この捨て台詞も、分かる奴だけ分かればいい。)

日本二百名山 12座目
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