小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



入生田の山中で大きな砂防ダムを見て以来、小田原にある他の砂防ダムも見てみたくなり地図や航空写真などを眺めていた。すると久野の和留沢地区にそれらしき表記があるのを発見。地図上では砂防ダムのようなものが5つ連なっており、下から3番目のダムは比較的大きそうである。実際にどのようなダムがあるのか見に出かけた。地図によると和留沢公民館の手前の沢にそのダム群がある。地図だと結構水が溜まっているいるように表記されている。久野川を遡り和留沢地区を目指す。和留沢地区に続く農道の入口には砂防指定地の看板も設置されていた。久野川上流にもいくつか大きな堰堤があるようだ。和留沢地区へと続く農道。写真左側に久野川が流れている。しばらく進むと、久野川に堰堤があるのが見えたので川の近くまで下りる。水量もあり渓流釣りが出来そうな堰堤だった。これから向かうダム群への期待も高まる。坂道を自転車で進むこと30分ほどで和留沢の集落の入口に到着。目指すダム群はここから200mほど上の農道沿いの沢。集落の入口からしばらく進みダム群がある沢の近くに到着。カーブミラーの手前に小さな沢が流れていた。地図では水が溜まっているように表記されていたが、沢はほとんど涸れているような状況だった。茂みの向こうに治山ダムのようなものが見えるので沢に下りてダムの下まで進む。道路脇から沢に下りてダムの下までやってきた。距離にして30mほどだろうか。道路から沢へ下りる場所が枝捨て場のようになっておりひどく苦労して沢まで下りた。堰体に取り付けられたプレートによりこの沢は大掛沢という名称であることが判明。昭和57年に作られた治山ダムでダムの名称は無かったものの「その2」と表記されている。この上のダムが「その1」もしくは「その3」なのだろうか。治山ダム下流の護岸に設置されている足場を伝って堤体の上へ。高さは5mほどだろうか。堤体の上から上流方面を見ると、やはり同じような治山ダムがあった。あの治山ダムの上に比較的大きなダムがあるはずなのだが。<後編に続く>

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