小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



今年の10月上旬頃、小田原城址公園のお堀に1羽のアヒルが泳いでいた。お堀端は毎週末の散策時に必ずといって良いほど立ち寄っており、9月下旬まではアヒルを見かけることは無かったので9月末か10月に入った頃にお堀に放されたようだ。お堀のアヒルに初めて気が付いたのが10月8日の散策の最中。お堀端で写真を撮っていたら学橋の近くに白いものが浮かんでいたので学橋の上へ。学橋からお堀を覗き込むと、1羽のアヒルが泳いでいた。アヒルはほとんど飛ぶことが出来ないので、誰かが放したか捨てたようだ。このアヒルはどこかで飼育されていたのか、あまり警戒心が無いようで悠々と泳ぎ回ったり、水浴びをしていた。以前からアヒルが何羽か住み着いてればあまり気にならないのだが1羽だけ突然現れたので結構目立つ。アヒルの出現以降、週末にお堀に立ち寄ってはアヒルの観察をしているが、このアヒルはお堀に飛来しているカモと行動を共にしていることが多い。どちらかというとアヒルがカモを追いかけ回していてカモは少し迷惑そうだ。お堀で泳いでいる姿が見えないときは、大抵学橋の橋脚で羽を休めている。お堀はアヒルの住処としては案外良い場所なのかもしれない。アヒルは雄雌とも白い羽毛で一見すると見分けがつかないが、調べたところ尾羽の形状の違いで見分けがつくとのこと。雄は尾羽がカールしていて、雌はまっすぐ。もう何十枚もアヒルを撮っているが、写真によってまっすぐだったり少しカールしていたりと未だに雄なのか雌なのか良く分からない。アヒルが住み着いてしばらくは、エサはどうするのだろうと思っていたらが、観光客や散歩の人が投げ入れるパンやお菓子をもらったり、水草の下をついばんだりしているので意外と上手くやっているようだ。これから寒さが一段と厳しくなるが、元気に冬を乗り越えてほしい。

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