まるぞう備忘録

無題のドキュメント

日本列島のヘソ。4。日本を見守るミシャグジ様。

2023-10-04 10:38:34 | 歴史の旅。

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東京都杉並区





縄文から現代までの4つの層。

 この「日本列島のヘソ」である諏訪の地は、さまざまな文化が複層して来ました。ただし一貫してその文化の影に(たとえ表からは姿を消しても)「ミシャグジ様」がいらっしゃる。そのように感じております。

 私の小説では、この諏訪の土地の文化は次の4つの時代の層があります。



第一層:縄文人のミシャグジ様信仰

 縄文文化は古神道の礎のような自然崇拝であったと思います。
 御神体は山や湖や川や海であり、寄り代を祭ることで、自然霊の神様と交流しておりました。

 そしてこの日本列島のヘソの諏訪地域では、その神様は特にミシャグジ様でありました。


(Wikipediaより)


 またこの地域の特徴は、寄り代の周囲の四隅に柱の結界を立てるということです。これもまたこの諏訪地域で非常によく見られる様式です。


(自然と歴史の中を歩く!ブログからお借りしました)


(とくとみぶろぐブログからお借りしました)

 ミシャグジ様信仰と四隅柱の結界様式には深い相関があるようです。



第二層:旧約聖書異民族の文化

 御神体の山をモリヤと名付け、過越祭に75頭の鹿を生贄にする宗教文化を持ち込んだ異民族がこの「ヘソ」の土地を支配した時代が歴史の第二層となります。

 ただこの土地のミシャグジ様の影響はやはり非常に強かったため、四柱の様式は踏襲せざるを得ませんでしたし、75頭の生贄という異文化ををミシャグジ様は嫌ったため、彼らは上社本宮の拝殿を90度曲げました。
 ミシャグジ様の御神体の山ではなく、自分たちの最高神官(大祝)の、住んでいる場所と籠もるお宮に向けて捧げています。

 御神体にモリヤと名付けた彼らの神様は「洩矢神(もりやのかみ)」と呼ばれ、彼らもまた「守矢氏(もりやし)」と名乗りました。伝説では、彼らがこの地に攻め込み現地の神々を征服したとあります。

 ただその異民族モリヤもまた、この地ではミシャグジ信仰を継続せざるを得ませんでした。ミシャグジ様は、それほどの影響力があったということでしょう。



第三層:出雲族の文化

 古事記にも伝わるお話です。出雲の大国主神の次男である建御名方神が、天津神との国譲りに負けて、この諏訪の土地に封じられたというエピソードです。

 諏訪大社下社二宮をみれば、出雲大社と同じ巨大な注連縄に、この地と出雲の繋がりを感じます。
 ただしここでも
・四隅柱の結界
・本殿ではなく寄り代の配置
という点で、ミシャグジ様信仰がベースとなっていることがわかります。



【小説】日本列島に辿りついた古代ユダヤの一族たち。

 出雲の建御名方神の末裔は「諏訪氏」を名乗ったと言われます。
・諏訪氏:代々諏訪大社上社の大祝(神の寄代)のお役目
・守矢氏:代々諏訪大社上社の神長官のお役目

 出雲の大国主も古代ユダヤの末裔という説があります。諏訪氏も守矢氏も同胞であった。ただあとから派遣された出雲家系(諏訪氏)の方が、宗教的出自では格上だったのだろうと思います。
 このため出雲の諏訪氏が、神の寄代である現人神の大祝のお役目を。
 そして守矢氏がそれを補佐する神長官のお役目となっているのでしょう。

 日本列島のヘソである諏訪地域を本拠地としているミシャグジ様の影響は非常に強い。
 この日本列島を預かるヤマト朝廷は、ナンバー2の出雲族(八咫烏=裏天皇)の家系の一派(建御名方神)をこの諏訪に派遣して、彼らが代々この地でミシャグジ様をお祭りする体制となりました。という小説です。

 ヤマト朝廷もまた古代ユダヤの末裔という小説がありますから、その小説の中での彼ら古代ユダヤ一族たちの宗教的序列は次のようなものだったのかもしれません。

皇室(天皇)> 出雲(諏訪氏や八咫烏)> 守矢氏



第四層:???の時代。

 幕末に、諏訪大社上社本宮の勅願殿が、前宮ではなく守屋山の方角に戻されました。これにより、モリヤ一族の儀式様式を介さず、直接天皇の勅願を御神体の神様に向けることとなりました。

 また昭和7年に、前宮の精進屋が、伊勢神宮から下賜された神明造となり、諏訪大社で初めて「本殿」と命名されました。
 伊勢神宮もここ諏訪大社も中央構造線で繋がっております。現在進行系の???の世界です。



今もミシャグジ様が見守る。

 実は諏訪湖から、糸魚川静岡構造線の谷の延長に富士山を直接望むことができます。


(下諏訪町地域開発公社公式HPからお借りしました)


 日本列島を横断する糸魚川静岡構造線と、縦断する中央構造線の交点であるこの諏訪湖の地から、ミシャグジ様もまたこの富士のお山をご覧になっていることでしょう。
 私達日本人をご覧になっていることでしょう。今上陛下そして私達の時代。???の時代。

諏訪シリーズは以上です。
お読み頂きありがとうございました。




おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
==========
諏訪神社、本当に不思議な神社だと思います。
古事記に出てくるくらいですから、
それも国譲りの山場ですから。
太古から日本という国にとって、
やはり大きな役割があったのですね。
しみじみ拝見しております。
詳しいお話を誠にありがとうございます。

リフォームする時は、
思い切って古い家具は処分して壁紙も剥がしますものね〜
壊れた家具なんか残しておいたら、
せっかく新しくリフォームするのに
邪魔になりますものね〜
今、世界もそんな感じなのかしらと思います。

価値観が変わるとは、
災害時に、VUITTONのバッグなんてなんの役にも立ちませんもの。
そんな物より、ゴーグルが高値で手に入らないという笑い話。

ノーベル賞がmessenger RNAなんて。。。
そんな方々が選ばれるなら、草葉の陰でノーベルさんも泣いて居られるでしょう。

都内に住む者ですから、田舎も無く、仕事居住で離れる選択肢が無い者ですから、出来る限りの事をして、腹を括り過ごします。

→ いずれ日本人全員が腹を括ることになるのです。から小難を経由してそのゴールの風景に辿り着きたいと思います。
コメントありがとうございます。

==========
SHO_KOさん
・・・
本気でいろいろな角度から対策を考えて、行動して下さっていると感じました。ありがとうございます。
私というミクロで自分なりにできることをしたいと思います。

→ ここの縁ある読者の方々を対策を模索していきたいと思います。よろしくお願いいたします。

==========
SHO_KOさん
・・・
・「自然の奇跡」 プラごみを分解するイモムシたちが発見
https://sputniknews.jp/20230930/17254763.html
>スペイン人科学者らの研究で、数種のイモムシの唾液がプラスチックを分解することが明らかにされた。
>これまでにスウェーデンの研究チームも、プラスチック生産の急激な増加が微生物を進化させ、徐々にプラスチックごみを分解する能力を発達させたことを発見している。

→ 微生物つながりで、話は少し変わりますが、非常トイレとしてのナルナル菌はやはり有用だなと思っております。数週間〜数ヶ月断水でかつゴミ収集車が来ないケースを考えると。

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