まるぞう備忘録

無題のドキュメント

【未来小説】369の人たち物語。最悪シミュレーションは具体的であればあるほど良い。

2023-10-11 09:13:55 | 今日のひとり言

防災カレンダー
11日。新月週間。

山梨県


香川県西部





年に数回。防災情報に触れた時。それがそのタイミングです。

その暗闇の中で。なのか。
その揺れの中で。なのか。
寒さの中で。なのか。
熱さの中で。なのか。

喉が乾いている状態。なのか。
トイレに行きたくてもいけない状態。なのか。
怪我をしている状態。なのか。

その時の私達。
・どう行動することでより生き延びられるのか。

具体的な脳内シミュレーションの中の未来の私が教えてくれます。




出来るだけ具体的に思い浮かべることが大切。だそうです。

今から20年前以上のことです。
ある願望達成セミナーというものを1度だけ受講したことがありました。

その時の講師は起業家の人で、いくつもの事業を成功させたという方でした。
そのセミナーの内容はとにかく「その願望が叶った時の自分や周囲を出来るだけ詳細に思い浮かべること。」というものでした。

その例では彼はBMWのスポーツカーを購入できた話でした。当時はまだそういう高級外車が多くの人々の憧れだった時代でした。

カーディーラーが納車する日の朝。どんな気分で自分はどういう気持で目覚めるのか。業者が来るまでの自分がそわそわした気分。コーヒーの香り。
そして業者がピンポンと呼び鈴を鳴らすそれを聞いた時の自分の喜び。
そして受け取った車の鍵のずっしりとして重みと、家の前に停めてあるBMWの鮮やかな青い色。などなど。

そうか。成功した時の自分の状態を如何に具体的に詳細に思い浮かべるのが、その成功を現実化するコツなのだ。



ただし底の浅い願望の場合は継続しない。

受講後、さっそく私も試してみましたが、結局それは長続きしませんでした。
なぜ長続きしなかったのか。今ならそれはわかります。

それは
・その願望が実現するには私の運の貯金が足りなかった。あるいは
・その願望は長期的には私の心の成長にはプラスにならない。
ということであったと思います。

私の心の奥底の私(セルフ3)は、広い視野で私の人生を見ておりますから、セルフ1が惹かれるような表向きの社会的成功が、必ずしも長期的に私にとってプラスになるかどうか。マイナスになることも多い。と知っています。

運の借金がある場合は、まずはその返済。自分がしてきたことの昇華(表面的には苦難にみえる)が優先される。などなど。

だから、心の奥底の私が許容されない「底浅い願望」は、結局潜在意識願望達成を使おうとすると、何となく苦しくなって止めてしまうのでした。



逆に最悪想定は具体的であるほど効果的です。

ただしそれは、最悪を避けるシミュレーションにはとても有効です。
自分が最悪の状態に置かれたシミュレーションは、できるだけ具体的で詳細な方がいいのです。

その時自分は何を用意しているのか。
その時自分はどう行動するのか。

私達が防災備蓄をする時は、
・何か具体的な被害想定をしていて
・その被害を出来るだけ最小にするために
・その備えをするのです。

そのシミュレーションは出来るだけ詳細な方がいいのです。



現実はシミュレーションどおりにはならない。けれども。

実際に私達が災害に遭遇する時は、自分がシミュレーションしたシナリオと異なることがたくさん発生することでしょう。
・まさかここが壊れているとは思わなかった。
・まさかここに人が殺到しているとは思わなかった。
・まさか同居の家族がたまたま外出して連絡がとれないとは思わなかった。
・買おうと思っていたトイレットペーパーが切れていたタイミングだった。
・満タンにしようと思っていたガソリンがほぼ空のタイミングだった。
・ラジオと懐中電灯は子供のキャンプに貸したタイミングだった。

などなど。
その時の私達は想定外のことが連続で起きることでしょう。

しかし。
きちんと自分の中で、
・どういう最悪のことが起きるのか
というシミュレーションを脳内で、具体的に詳細にしている経験は、そのXデーの時にとても役に立ちます。



何を備えるかよりも、どう想定したか。が重要である理由。

「いざという時のために何を用意すればいいんですか?」
「今のうちの状態ではそこまで用意することはできません。」
など、防災備蓄については、いろいろ悩む方も多いかもしれません。

大切なのは
・何を用意するか
よりも
・どういう(具体的な)想定をしたか
です。

自分が想定した最悪の事象。
その時自分や家族をどう守るのか。というシミュレーション。
そこから、じゃあ、自分の家はこれを備えておく必要がある。

何を備えておく必要があるのか。
それは(脳内で被災シミュレーションしている)未来の自分からの「これ用意しておいた方がいいよ」というメッセージです。

家庭の都合でどうしても用意できないものは、じゃあそれなくして、どう生き延びるのか。
どう行動するのか。
何を持って、誰と、どこに避難するのか。あるいは避難しないのか。

我が家が備えたものの範囲で、自分たちはどう生き延びる行動をするのか。
夜中だったらどうするのか。
家族が会社や学校にいっている時はどうするのか。
自分が外出している時はどうするのか。
都心の雑踏だったらどうするのか。
高層ビルの中だったらどうするのか。
地下鉄で移動中だったらどうするのか。

それらの場所でどのような災害がありえるのか。
大きな地震でしょうか。
大きな津波でしょうか。
広範囲の火災でしょうか。
外国からの落下兵器でしょうか。
桜島の1万倍の火山灰でしょうか。



普段は忘れていても、心の奥底の私は覚えています。

これらのシミュレーションは年に数回で充分です。
毎日「天が降ってくると」いう杞憂の心配は不要です。
きちんと具体的なシミュレーションをすれば、あとは普段は忘れて大丈夫です。それが潜在意識(セルフ3)の本当の力です。

実際本当の災害に遭遇する時は、想定外のことばかりでしょう。
しかし、平時に自分がしていた「最悪の想定シミュレーション」をベースに、最善の行動が導かれます。

それは
・人が誰も避難しないうちに、その場を離れることかもしれません。
・人がみな避難に殺到している時に、その場にとどまることかもしれません。



その時、最善の選択肢を心の奥底の私が教えてくれる。

自分が最悪をシミュレーションしていたおかげで、その時にパニックになる可能性がずっと抑えられます。これが一番大事です。
そして
・自分が見えていない広範囲で何が起きているかという想像。
・これからここに何が起きるであろうかという想像。
これらの情報を、セルフ3というスーパーコンピュータが、私自身に示してくれます。

・どう行動したら良いのか。



新しい防災情報が示された時は、脳内シミュレーションを再度確認してみる。

日本はありがたいです。
防災の情報は、定期的にテレビやネットで流れます。このブログでも折に触れて覚え書きします。

その時は、再度各自の生活での「最悪シミュレーション」をアップデートするタイミングと思ってください。

その新たな防災情報の条件の中で、脳内シミュレーションの未来の自分からのメッセージです。
新しく備えておいて欲しい。と未来の自分が伝えてくれるもの。
あるいは、今の備えのままで良いけれど「その時はこう行動して欲しい」と伝えてくれることもあるでしょう。

年に数回。防災情報に触れた時。それがそのタイミングです。

その暗闇の中で。なのか。
その揺れの中で。なのか。
寒さの中で。なのか。
熱さの中で。なのか。

喉が乾いている状態。なのか。
トイレに行きたくてもいけない状態。なのか。
怪我をしている状態。なのか。

その時の私達。
・どう行動することでより生き延びられるのか。

具体的な脳内シミュレーションの中の未来の私が教えてくれます。



よくある質問

Q:そんなシミュレーションをしても意味がない。
実際はそんな最悪が起きるとは限らない。あるいはもっとひどい最悪が起きるかもしれない。
だから不確定な最悪は想定しても意味がない。

A:実際災害災難に遭遇する時は事前のシミュレーションにはない想定外のことも数多く発生するでしょう。
でも平時に具体的な脳内シミュレーションをすることで、いざという時にパニックになる可能性がずっと低くなる。
そして、脳内シミュレーションの経験によって
・自分が見えないより広範囲で起きていることの想定ができる。
・これからここに起きるであろうことのシナリオも想定ができる。
その緊急時に、自分の心の奥底のスーパーコンピュータからのメッセージをより確実にするために、普段から定期的に自分なりの最悪時の想定をしておくことは、その瞬間生き延びる判断に大きな助けとなる。という仮説です。
よろしくお願いいたします。



つづく




おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
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まるぞうさんは器が広いので、アンチテーゼのコメントも掲載されるので、学びが深くなります。
私はワクチンを打ってませんが、ワクチン反対派のブログはもちろんのこと、ワクチン推奨派のブログも読みます。自分の意見に合わない人に反論、攻撃ではなく、その方の思考方法や立場を考えながら読みます。
私は日本のことが大好きですが、愛国的なブログも反日ブログも読みます。もちろん理解できないところは質問します。
テーゼもアンチテーゼも読むことにより、思考が深まります。
多くの人が自分の意見に合わないブログにわざわざ反論している理由がよく分かりません。周りに気を遣いながら、自分の言いたいことを抑えながら書いているブログよりも、自分の思いのたけを真摯に書いてくれるブログは貴重です。
これからも、まるぞうさんのブログを楽しみにしています。

→ ありがとうございます。大きな励みです。(^o^)/

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