週末はアルビレックス!

サッカーど素人ながらアルビレックス新潟にはまりこんだ「八百政」家のアルビレックスな週末。(コメント表示は承認制です)

開幕戦に小泉をベンチ入りさせたヤンツーの思惑(予想)

2014年03月06日 | アルビレックス新潟

さぁさぁ、明後日はホーム開幕戦ですぜ。「去年の守護神・東口との対決に向けて」とか、「ガンバ戦の『スタジアムのお楽しみ』いろいろ」とか「ついに縦縞ユニが到着!」とか、ブログのネタは尽きませんなぁ…。もう勤務時間以外におけるボクの頭の中は、オレンジ一色でありますよ。同様のサポの皆さんも多いのでは?楽しみですね。週末はガンバに勝ちましょうね!そして仕事も頑張ろう!

ですが、ボクは明後日のガンバ戦の前に、どうしてもこのブログで書いておきたいことがあるのですよ。それは、先週の仙台での開幕戦で、ボランチのリザーブとして高卒ルーキーの小泉慶選手をベンチ入りさせた、ヤンツー采配についてであります。絶対に勝ち点3が欲しい開幕戦。落ち着いてゲームに入りたい開幕戦。その開幕戦に、新潟県出身の「ミスターアルビレックス・本間勲」ではなく、高卒ルーキーの小泉慶選手を抜擢したこのヤンツー采配を、皆さんはどう思われました?

ボクはこの采配に、ただ単に「小林はケガをしているし、小泉がレオシルバと成岡の次に調子のよかったボランチ」というだけではなく、ヤンツー監督の「考え抜いた深~い選手操縦術」があるような気がしてしょうがないのであります。策士ヤンツーの思惑を、ボクなりに予想してみました。

まず、ルーキー小泉くんの立場で考えてみますね。彼は「ハートの熱い男」です。それは入団会見の様子、激励会の様子、アルビレックスというチームを選択したエピソードなどを聞いても明らかであります。しかも開幕戦の3月1日は、小泉選手の流経大附属高校の卒業式でした。「卒業式かもしれないが、プロのサッカー選手としてベンチ入りだ」というヤンツーの期待に、小泉くんが侠気を感じないはずはありません。今回の小泉ベンチ入りのヤンツーの決断は、今後への限りなく大きな「やる気」と「自信」を、小泉選手本人に与えたはずです。

さらに、このヤンツーのチョイスは、勲に対する大きなプレッシャーになったと思います。新潟生え抜き、J1昇格を知る唯一の選手、ミスターアルビレックス、チームの精神的支柱…。とにかく本間勲は、アルビレックス新潟にとって「聖域」と言ってもいい存在なのです。一昨年までは不動のボランチ、チームキャプテン、つまりチームの絶対的な存在だったのであります。昨シーズンだって、レオシルバの加入で先発の座はなくなりましたが、途中交代してチームを落ち着かせる場面では、絶対的な存在の選手であったことは間違いありません。それによって勲の心に隙ができたとはいいませんが、今回の「勲でなくて小泉」というヤンツーのチョイスに、勲は当然奮起するに違いありません。それが、ベテラン勢全体の奮起につながることも間違いことでしょう。

もう1人、小泉くんのベンチ入りに「間違いなく心に火を点けられる選手」がいます。それは入団2年目の小塚選手です。昨年は同期でライバルの尚紀がJ1のピッチで躍動するのに、ずっと悔しい思いをしていながらも、彼は1度もベンチに入ることが出来ませんでした。しかし、今シーズンは後輩である1年目のルーキーが、開幕戦にベンチ入りする姿を目の当たりにしたわけです。これが悔しくないはずはありません。「くそ~!俺もやるぜ!」と、間違いなく反骨精神に灯が点いているはずです。さて、いつ小塚がその存在感を示すのか?楽しみだなぁ…。

結局、開幕戦の交代枠は、武蔵、大野、ホージェルの3人で使い切り、小泉くんの出番はありませんでした。しかし、彼をベンチ入りさせたヤンツー監督の采配は、少なくとも3人の選手の心に今後への大きなモチベーションを与えたことは間違いないと思っています。すごいなぁ~。管理職ヤンツーの采配にはこれからも目が離せませんね。

 

コメント (2)
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