「カラマツの下の花畑」・・・・♪

軽井沢での子供時代に作った落葉松の下の花畑ーー心は今も~!「草花」「99歳の軽井沢物語」「葛西スケッチブック」ほか。  

ピリリとしない話

2023-11-25 | ルピナス♪ノート
山椒が切れたので、スーパーへ買いに行きました。
いつもの棚で見慣れた小瓶を買って家に帰ると、
なんだか違う。
似たような色遣いのデザインでしたが、
さんしょう
  三椒の粉」と書かれている。
そして、はじの方に
  1柑橘系のさわやかな香りの山椒
  2華やかな香りの青花椒
  3しびれる辛さの赤花椒」

            
 =三しょうの粉」だって。
うっかり、大間違い。
でも、今の嗜好は、そうなのかもしれない。
昔人間(?)の私には
ピリリとはいかない話でした。
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林 佐知子詩集『いのちの音』

2023-11-02 | ルピナス♪ノート

   

林さん、代表詩集『いのちの音』の上梓、
おめでとうございます。
『きょうという日』から続く6冊目の詩集ですね!
身近な新しいいのちの誕生への慈しみ、喜び
見つめる目!こころ!
子供たちだけでなく多くの大人の心にも
緩やかに響いてくる言葉。
多くの方たちの心に届きますように。

☆『いのちの音』* 林 佐知子詩集 *銀の鈴社刊   
           高見八重子  絵
           A5判・90ページ
      定価 1,760円(本体価格:1,600円)


                       

*なお、詩集の中の「いのちの音」は、中学2年道徳教科書に掲載。
          ******
「毎日のニュースや新聞などの報道で、いのちのことを考えない日はありません。
いのちに国境はない。同じひとつの地球に生まれ、ひとりひとつずつ授けられている、尊いいのち。耳には直接聞こえませんが今、この時も、力強い音を立て、一回きりの生を刻み込んでいます。」ーー著者「あとがき」より



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いつまでも、暑~い、秋の日に

2023-09-19 | ルピナス♪ノート

小さな薔薇が、繰り返し繰り返し 咲いています。
たぶん、「ノックアウト」だと思います。
病虫害に強いという薔薇の名前。



空はこんな具合なのに、
お~い、秋、
今、何処にいるの?


ランタナの花には実がなり、
茂った葉陰にはやすむ虫が~



でもね、彼は知っていました。

今朝、いつもの暑い空気の中に
異なる風がひとすじ、紛れ込んでいたのを。

「この風はきっと、秋の風!」


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ストケシア

2023-09-13 | ルピナス♪ノート

   

今は昔ーーhさんに招かれて、k子さんと二人、
代々木のℍさんの新居をお尋ねしたことがあった。
そこは、岸田劉生の描く「切通」の近くで、
案内状にはその絵の写真がそえられていた。

k子さんのお土産の花束の中に、爽やかな青い花があり、
尋ねると、「ストケシア」ということだった。

「その日は花の中でやすみました」
とハガキが届いた。

時は流れ、コロナがあり、猛暑の夏があり、
ℍさんもk子さんもお二人ともこの春から夏の間に
旅立たれてしまった。
まだまだたくさん話したいこと、聞きたいことがあったのに。
私達が通った街は様変わりし、
最近の渋谷には行ったことが無い。
もし行ったとしても、迷路に迷い込んだ気分だろう。
あの日々の記憶は、大切にそっととっておくしかない。

    ************

清川 妙先生のエッセイで読んだ
「一生分のお礼を言う」
心に留めたいーーーと。
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追悼ーーℍさんの青い花(再録)

2023-09-07 | ルピナス♪ノート


 青紫の星のような小さな花を頭頂にたくさんつけた花を、Hさんからいただいたのは去年の四月ごろである。五月になって一本だけ花が咲いた。
 ところで、せっかくの花だがHさんも私も名前を知らない。家にある花に関する本を総動員して調べたが、どの本にも載っていない。何度か、図書館の分厚い園芸植物図鑑なども見てみたがラチがあかない。苦闘のすえに出会ったのが、神保町のタキイ園芸で売っていた植物図鑑。そこでやっと見つけた。その名は、シラーぺルビアナであった。私はささやかな感動を夫に伝えると、
「聞いたこともないね。ぼくはシラノ ド ベルジュラックなら知ってるけどね」
ととぼけたことをいった。
 シラーの仲間はたくさんあるが、このペルビアナは花茎が長く伸び散房花序の青紫の花をつける。地中海沿岸が原産地である。
 水不足に弱いとあったので,日向に出して乾けばしょっちゅう水をやっていた。一年経った今年は、五本の蕾が立ち上がり見事に咲いた。
 写真を撮り、ちょうど五月十日が誕生日のHさんにバースデー・カードにして送った。Hさんは大変喜んでくださったが、
「それにしても、お宅ではきれいに咲いているのに、なぜ家のはひとつも咲かないのかしら。みんな、葉が寝ちゃうのよ。ヘンね」
と不思議がられた。
「それは水不足ではないかしら。友人の畑のもそうだったから。植木鉢だと、すぐに乾くので、いつも水をやっていただけなんだけど」
と答えると、即座に、
「わかりました、愛情ね」
と言って笑った。(2001.5)


      **************** 
 
 



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