「カラマツの下の花畑」・・・・♪

軽井沢での子供時代に作った落葉松の下の花畑ーー心は今も~!「草花」「99歳の軽井沢物語」「葛西スケッチブック」ほか。  

ありがとう

2005-12-31 | いとしき草花たち

ありがとう
アリガトウ

先ほど挿した一枝の素芯蝋梅の
たった二つの花が
部屋いっぱいに
胸の奥底までも、香ってきます。


花の香に乗せて、
皆様に、
今年一年間の、有難うを申し上げます。
どうぞ、来る年が素敵な年になりますよう! 

ありがとう
アリガトウ             

写真は、草花写真館 様よりお借りしました。        

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にっぽん丸・出港日和  

2005-12-18 | 花笑み日和(清川 妙先生のこと)

 13日、横浜大桟橋に行ってきました。

出港の合図の銅鑼が、広くひしゃげた音を響かせてデッキを移って行く。
まるで、異次元の世界に紛れ込んだような私たち3人。

にっぽん丸のデッキから投げられる無数のテープは、
よほど強肩でないと桟橋側には届きはしない。
それでも、、たくさんの手と手を結んだテ―プを風になびかせ、
午後2時、船はゆるやかにすべりだした。
万葉時代の領巾(ひれ)のように、ハンカチを振ろうかと思ったが、
演歌の人みたいなので止めた。

商船三井の豪華客船 「開国と維新の街 平戸・ 防府クルーズ」の出港。
船上講演と筝演奏をなさる、清川 妙先生と、酒井さんをお見送りしたのです。
(先生には、サプライズにするつもりだったのが前夜に・・・)
ボン・ボヤージュ どうぞ、よい旅を! 
             
              ☆☆☆

★にっぽん丸を見学

大きい! 海の上に8階建ての巨大ビルが浮かんでいる感じ。
隣のビルに入るように、自然に船の中に入っていた。
(カメラは、パノラマ機能があるのに、すっかり忘れて舳先が切れてしまった。情けない。)

入口を入ったところにエレベーターホールがあり、
1-7階をエレベーターで上下し、まだ誰もいない船内を見学する。
プールや、ラウンジ、カードルーム、シアター。
豪華客船のふかふかのフロアと旅を楽しむ雰囲気にみちた、心地よい空間。

 目的地への距離を縮める空の旅もいいけれど、
ゆったりと、優雅なプロセスをたのしむ船の旅もまたーー。
お金も時間も、とても追いつかないけれど、いつかこんな船旅ができるだろうか。
酒井さん、出港前のひと時、すてきな企画をありがとうございました。

翌日、2時ごろ、"kotonist"の酒井さんからメールが入った。

”瀬戸内海です。今、明石大橋くぐります。”

嗚呼、旅は「目さむるここち」、思いを馳せている私たちまでも。


 

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小さな贈り物!

2005-12-08 | 日常の小さな喜び&こころ便り

 

毎月届く小さな贈り物。
とっても軽い。120円の切手で届く。

12月は、クリスマスツリーのミニタペストリーだ。
細やかな手仕事。
これを仕上げるために、友がどれだけの時間をかけたことか、
のりと鋏と糸と針を駆使したことか、
しみじみと伝わってくる。だから、
大事に、玄関の本だなの横に掛ける。

友は、専門の洋裁の腕を生かして、
お年寄りや障害のある方たちのために、着やすい衣服を作る
ボランティア活動を仲間と続けている。
ミニタペストリーもそのスペースに置かれている。
衣服のほうは、個人差に合わせての仕事なので、とても大変そうだ。
その分、使うひとにとっては、より便利ということになるのだろう。

連絡を受けて伺うと、一人暮らしのお年寄りの方など、待ち構えていて
いろいろな思い出の品や、老人クラブで作ったものなど、
全部引っ張り出して見せたりする。話をききながらの打ち合わせに
半日近くかかる。
一番必要としているものは、、”コミュニケーション”なのだ。

前に彼女から聞いた電話の話。
庭で草むしりをしていて、やっと電話に駆けつけたというその家の主は、
間違い電話を詫びる彼女に言ったそうだ。

”一人暮らしで、しゃべる相手もいないので、間違い電話でもうれしいんですよ”
”少し話してもいいですか”と。
しばらく近所のことなどおしゃべりしてから、電話を切った。

          :☆:☆:☆

各月ごとに届く可愛いデザインのミニタペストリーは、
お雛様だったり、お月見だったり、”ミミズクの夜メール”みたいなフクロウだったり・・・。
小さなプレゼントだけど、大きく広い思いがあふれている。

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銀座のツリー

2005-12-07 | 日常の小さな喜び&こころ便り

急ぎ足で出かけてきました。

銀座ミキモトのツリーです。

毎年、軽井沢の山から根ごと運んできた樅の木を使うそうですが、

この木もそうなんでしょうか。

子どものころは、みんな近くの山野に、自分の樅の木を持っていました。

ブランコを作ったり、登ったり・・・

勝手に「お気に入り」に決めて遊んでいただけなのですが。

その樅の木は今でもあります。

よその別荘の庭の中に。

      

街並みはクリスマスのディスプレイで、きれいでしたが、

いまひとつ盛り上がらない。

さもありなん。むべなるかな。「今」を考えると。

           ー:☆:ー

空には、アサヒビールの広告塔の光と小さな三日月のツーショットが見えました。

(やっぱりケータイじゃ無理ですね。写真。)

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もったいない

2005-12-03 | 99歳Umeさんの軽井沢物語

 

見舞いに行ったとき、母は車椅子に乗ってテレビを見ていた。
呼びかけると、ぽっと頬がほころんだ。S市の老人病院にいる母である。
「ああ、よかった。ちょうど、いろいろな物が切れてきたところだったんだよ」
と喜んだ。
「三日も前から、手紙を書いているんだけど、完成しないで、まだ出せていなくって・・」
という。
葉書は文面が丸見えなので(人に出してもらわなければならない)、
専ら60円のミニレターを使っている。
「全部書かないともったいないと思うと、なかなかない出せない・・・」
と、下書きを見せた。こんどは、余白がたくさんありすぎるようだ。

手紙によらず、日常のすべてのことに、
もったいない精神が染み付いている。

「ミニレターは、いくらだって持ってくるから、2~3行でもいいから出せば。
そうしたら私もすぐ返事を書くから。そのほうが楽しいでしょう!?」

筆まめな母であったが、、91歳には、負担ということか。
だが、1ヵ月に一度くらいは、母の”力作”の手紙が届く。

「今度来るとき、アレとアレとアレを持ってきて。
そんなにいいものじゃなくていいです。
いつもわがまま言って悪いですが、よろしくお願いします。」

一緒に暮らせればいいのだが、いろんな事情でできない。
だからこそ、かえって、優しく思いやれる。
お母さん、なにも遠慮しなくたっていいよ。昔の貯金を引き出すように、
何でも言ってくれればいいのよ。



 

 

 

 

 

 

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