「カラマツの下の花畑」・・・・♪

軽井沢での子供時代に作った落葉松の下の花畑ーー心は今も~!「草花」「99歳の軽井沢物語」「葛西スケッチブック」ほか。  

遅ればせながら――行ってきました

2005-07-28 | 日常の小さな喜び&こころ便り
気温35度、湿度40パーセント。台風一過の27日、
午後イチに六本木ヒルズで娘と会い、その足で、隣の森アーツへ。
見たかったフィリップス・コレクション展を見た。
モリゾの「二人の少女」、好きなボナールやマチス、デュフィも見られて、
うれしい日でした。

モネの「ヴェトゥイユへの道」に、劉生の「切り通し」を重ね、
モリゾの「少女」に、Rさんの面影を、ふわっと見つけたような。
メインの、ルノワール「舟遊び昼食」の、職業を表す帽子の説明もおもしろく、
帽子をかぶっていないのが、ジャーナりスト。なるほど”無冠”。

http://www.roppongihills.com/jp/feature/i8cj8i000001hs85.html
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

祭りやら地震やらetc.昨日書いたブログは、どこへ消えたやら

2005-07-26 | 日常の小さな喜び&こころ便り

23日、24日と団地祭りでした。盆踊り、スイカ割り、消防車の放水による水遊び。
小さいながら、子ども神輿、大人神輿、子ども山車、があり、30数年続いている。

子どもたちには、楽しさいっぱいの2日間だ。今では、世代交代して、孫たちが来て楽しんでいる家も多い。
それで、今年は、10年ぶりぐらいにめぐってきたフロア委員の順番。
当然、祭りのお手伝いが組み込まれている。
主に、来賓への料理つくりだ。
「家で主人のためにも、こんなに一生懸命、お料理したことないのに」と、笑わせる人。
集中して、楽しい作業ではあったが、2日間、朝8時30分から午後まで、こまごまと働く。
役員の方たちに比べたら、何ほどのこともないはずなのに、どっとくたびれた。

そう、そう、その間に地震があり、祭りがしばし中断しました。
当区では、市川などと同じく震度5だったそうな。
ニュースも見る暇もなくいたら、Hさんと娘から、お見舞いメールがはいっていた。
返信する元気もなく、次の日をむかえた。
翌朝、娘から電話。「心配していたのに」と、すっかりあきれられた。

Hさんにもやっと、市川の共通の師の無事を返信できた。

2日間くらいの忙しさで、グタッとしている私と違い、84歳の現役、日々更新の先生は、
「ふたつの締め切りも仕上げて出し、大伴家持もあと2~3日で、あがります。毎日、院生のように、過ごしていましたよ」と。
このお忙しさこそが、先生の元気の元なのでしょう。

永遠にこの日が続くかのように、ちんたらちんたら仕事しているわが身をおおいに恥じました。
「今は、このいっとき」しかないというのにね。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桐の実

2005-07-14 | いとしき草花たち

 先のとがった細面の実。
 子どもの頃、小諸の親類の家に行くと、座敷の横の廊下兼納戸の暗い壁に、墨一色でえがいた、とんがった鈴なりの実の絵が貼ってあった。壁紙だったかもしれない。
これはいったいなんだろう??
 隣の座敷の床の間には、お軸が掛かっていて、何歳かの私は、握り鋏をもって、楽しく、掛け軸の端から、ちょきん ちょきんと3センチほどの切れ目を入れていた。
 ピンと張った厚みのある掛け軸は、なんて、おもしろいように切れるんだろう!
 大人たちは、お祭りのご馳走の用意で大忙しだ。
 

 壁紙の絵が桐の実であることを知ったのは、ずっと後になってから。
 今日、ラグタイムさんの「桐の実」を読んでいたら、薄暗い納戸と座敷の掛け軸のこと、ワンセットで思い出した。
もちろん、すぐに見つかって、掛け軸の被害は、とば口で(?)おさえられ、鋏遊びの快感も、最初で最後となりました。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

串田孫一『風景画帖』

2005-07-09 | 日常の小さな喜び&こころ便り

 串田孫一さんが亡くなった。 
 かつてたくさんの著書から、博物誌の楽しみかたを教えてもらった。 
 以前には、日曜日の朝の放送もよく聴いていた。 自著の装丁をされ、検印もその都度彫られたので、それも愉し   みの一つだった。   
  

 今、本棚には、立風書房刊の『串田孫一小品集』や、随想集に並んで、心持ち小さ目の『風景画帖』という本がある。昭和39年発行・あすなろ書房刊の赤いクロス装の本だ。
 串田孫一さんに親しい詩人のOさんが編集なさった。Oさんは、後に、青娥書房を興され、串田孫一、尾崎喜八、井伏鱒二ほか多くの限定本を出されたり、センスあふれる出版をされている方だ。
 
 トップページには、断り書きが記されてあり、たくさんの執筆依頼の順序を飛び越えて出版された本であることを示している。  
 本文の最初は、港のスケッチ。短い文も添えられている。    

      まだ早かったせいもありましょうが、   
      港は昨夜、夜ふかししたため、
      小舟は だるそうに眠り続け、
      潮の匂いが漂っていて、
      僕はもう顔を洗って来たから いいものですが

      ざぶっと水をかけたい風景です。  

 新宿画廊で、原画展も開かれた。   
 一度だけ、お宅をお訪ねしたことがある。玄関のフローリングの一隅に山の石や、ランプなどを積み重ねたディスプレイがあった。 
 部屋の大きな窓の外に、見たこともない薄紫の美しい花がたくさん咲いていた。 
 ずっと後になって、一般に普及し植えられるようになった、諸葛菜とか、紫花だいこんと呼ばれる花であった。 

  

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タスマニアの7弦ギター

2005-07-06 | 日常の小さな喜び&こころ便り


7月2日、目黒で、
「タスマニアの7弦ギターリスト・ケアリと日本のミュージシャンのコラボレーション・ライブ」
を聴くチャンスに恵まれた。http://www.arts.australia.or.jp/events/0507/tasmania/


 日本の奏者は、琴の酒井悦子さん、声楽の古渡智江さん、ピアノの中村理恵さん。

 清川妙先生の最新刊のエッセイ集のなか、”チャンスの前髪をつかむ”にご登場の酒井悦子さんは、筝演奏家で、先生を、豪華客船「にっぽん丸」の船上講師にスカウトされた方だ。
 
それはさておき、突然、さしのべられた”素敵なチャンスの前髪”を、しっかりとつかませていただいた。☆♪
 ラッキーな1日でした☆!♪

 酒井さんとケアリとの曲目は、季節にちなんで、「七夕」。 琴と7弦ギターが、どのようにコラボレーションするのだろうかと、楽しみだった。
 開放的な琴の調べに、7弦ギターの柔らかな包容力のある音色がとても、引き立てあっていて、美しかった。酒井さんの琴には、細やかな表情があった。
桜色の着物姿の、落ち着いた華やぎも素敵でした。

 
声楽では、オペラなど、何曲か歌ったなかで、なぜか、「ゆりかごの歌」が、じーんと胸に沁みてきました。それは、心のひだの奥深く眠っていた、原風景、母なるものから与えられた想いを呼び起こしたからだろうか。(育った時代がすぐにわかる?)

 後で、古渡さんに伝えると、「ケアリが入れてほしいと言ったので」とおっしゃった。ケアリは、CDにも、人間性あふれる心癒される作品がならんでいて、特に私は、子どもの誕生にまつわる曲”Jack's Tune”が好きだ。 <under the some moon> 

 わが娘たちは、彼女らの遥かな記憶の中の子守唄にどんな反応をしめすだろうか。

*酒井さんのグループのページで、演奏が、視聴できます。(コメント参照)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする