フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

冬来る

2007-12-09 17:54:56 | Weblog
Spring has comeとは習ったが、Winter has comeとは習わなかったな。でも、冬は来た。




銀杏の木は葉を落としHair today Gone tomorrowというごとくさっぱりとしてきた。空は、冷たい風に吹かれて霜が降りたように光を遮り静かに流れている。



この下をコートを着た人たちが足早に家路に急いでいる。公園で、遊ぶ子達もまばら。仕方なく犬を引っ張っているような人たちは多いけど。曲がり角で咲いている山茶花が「焚き火だ焚き火だ」とでも言いそうに紅い花を揺らしている。乱視がかかっているのでマニュアルで写真を撮るとこうなる。




揺れて見えるのは結構つらい。きっぱりと冬が来ると昔の詩人は言ったけどこの頃の冬は、あまり凛としてなくてほっといても冬が来るようだね。そう言えば、認知症の老女が老犬に助けられたといういい話があったね。老女の歳が73というのには驚いたけど。73といえば、パンプなんか第2の人生の扉をあけたばかりの歳だもの。88歳の5月からが認知症の人生だけど。凍死どころか、今でも裸で玄関から飛び出しそこらへんをウロウロして風邪引かない裸族の暮らしを続けている。最近若いボケが多いんだね。ボケと共に生きる社会の構築を実現しなければならないのか、人細胞の成果でボケが治療可能となるか?いずれにしても急がなければならない課題だね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする