フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

昔人

2007-12-18 01:05:04 | Weblog
昔の人の写真を見てると、固くて強い意思が見られる。そうやって生きてきたんだなと感心する。もったいないが信条だった。食べ物があればいい時代だった。安心とか安全とか無い時代だった。自分の価値判断だけでこれはまだ食えると言う時代だった。だから皆思想家のように価値判断がきちんと出来ていた。安全は行政任せにして安心して食える時代になり体内脂肪を蓄えコレステロール異常となり考えなくなったので昔の人のように意思が固い表情はしていない。どこか、軟弱で目先の損得しか考えず、自分に優しくしてくれる人だけ求めて、自分勝手な論理を振りかざす顔。賞味期限と政府で守られた安心はありがたいのかもしれないけど僕らが培ってきたもったいないとした人間の叡智はこのまま葬られるのだろうか。再利用してドンドン広がる豊な食も考えなくてはならないのではないだろうか。保存食を食べて、本来の旨さを思い出せることもあるのだから。
コメント
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