フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

bell vie de bohe'me

2018-10-02 09:00:17 | Weblog

Charles Aznavourが亡くなりました。94歳です。奇しくも我が母が亡くなった歳と同じ。そう言えば母も最期は歌手でした。母は突然の歌手でしたけどアズナブールはキャリア70年のフランス、いや世界最高の歌手でしたね。「日曜はダメよ」と言ってたのに9月30日の日曜の夜から10月1日の月曜の朝にかけて自宅で逝ったとか。「自由で長く美しい人生だった」というフランスの新聞の見出しが泣かせました。歌はボヘム、忘れじのきみ、イザベル、ラマンマ、とにかくあの胸に沁み込んでくるような声でずっと楽しませてくれた。映画「ピアニストを撃て」も忘れられない。オレはずっとコメディアンだと思ってたけど偉大な歌手だったんだね。「アズナブール流しながら、この手紙を書いています」と由紀さおりが歌ったのがついこの間のようだ。はじめから年寄りくさい顔だったから年とってもそんなに変わらなかったね。94歳まで舞台に立っての大往生。みんな、ボケてる場合じゃないぞ!って日本の老人にいいたいね。「美しい人生」って言われるような生き方死に方見習わなくては。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする