フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

not sitting down

2018-10-21 09:13:07 | Weblog

swedenでアフガンの亡命求職者を国外追放する飛行機の中で強制送還に反対して21歳の女の子が抗議の為に離陸時に席につかなかったとして起訴される事件があった。事の顛末は詳しくは分からないが、戦火のアフガンからスウェーデンに逃れてきたんでしょうね。その若者を救うべく立ち上がったのですが若者が飛行機に見当たらず他のアフガン亡命求職者を救おうとしたらしいんですがそいつが犯罪歴があったという。それでも彼女が頑張って座らなかったから飛行機は離陸できず往生したって。そのうちに彼女への賛同者が出てきて飛行機はとうとう飛べずじまいだったけど彼女は検察に引っ張られて起訴され罰金と6ケ月の懲役を受けたとのこと。この件がスウェーデン社会に波紋を投げかけている。「スウェーデンには死刑制度はないが強制送還は彼に死ねと言うのと同じ。」と彼女の主張だ。一人の若者の正義が国を変えるのか。彼女への賛同の声が広がっているというから移民対策で頭が痛い政府はどうでるんでしょうね。移民と経済と人権。人道支援だけでは解決しない問題に一人の少女が座らないという行為で問題を投げかけた。眼鏡をかけたまだあどけなさの残る女の子の勇気ある行動に将来移民問題で考えさせられる日本人としてどのような対処ができるのだろうかと考えさせられた。腰が痛いとか言って座ってる場合じゃないんだ。・・・よね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする