カフカって読んだのいつの頃だったかな?18歳くらいかもっと前かだったと思う。「変身」「審判」「城」とか何とか。もうほとんど覚えてない。有名な変身くらいはさわりだけ思い出せるかな。それが、今日、新しい翻訳がと言ってもフランス語版だけど出るんだって。これで今まで読めなかったヨーロッパの人も読めるようになると言われても「ホンマかいな」である。もともとドイツ語で書かれていたのかな?英語版も出ているから世界中で読まれたはずなんだけどオレの新聞の読み方がいけなかったのかな?nouvelle tranductionって書いてあったからな。やっぱり新しい翻訳が出るんだよ。でも、なぜ、今頃になってまたカフカなんだろう?この流れ、どう読むかだよね。カフカってどれもがハッピーエンドに終わる小説じゃないよね。まぁ、世の流れはそういうことか。と慮ってみる。クライメイトチェンジに自然災害、貿易摩擦、核問題、大気汚染に格差社会。どれを取ってみてもハッピーエンドになれない要素ばっかしだ。そんな時にはカフカがふさわしいのかな。それでもカフカとかニーチェとかは懐かしい名前であるのだ。不安に向かう青春を思い出させるから。いつのまにこんなに図々しく太々しい男に成り下がったのだろう。あの時は「五月の貴公子」と言われていたものを・・・。(ウソだけど)。
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