tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

平成13年度上半期のテーマ

2013年10月03日 19時15分29秒 | インポート
平成13年度上半期のテーマ

9月 付加価値と付加価値率  付加価値率の把握と活用を  ME化と雇用問題  権力の誘惑?  日本は過去の行為についての反省が足りないのか  改めて日本らしい雇用の在り方を考えよう  途上国が通貨安を恐れるわけ  2020年のオリンピック・パラリンピック東京開催決定おめでとうございます  アメリカの出口作戦は結局上手くいかないのでは?  世界の安定と発展には多様性の尊重が必要では
8月  格差問題、スーパーリッチ、社会不安  TPPが本来目指すべきものは?  TPPで日本がやるべき最も大事なこと  消費税増税:メリットを生かし、マイナスを最小限に  消費税増税:消費税導入で消費が萎縮するか  68年前の今日  消費税増税:財政の「プライマリーバランス」は矢張り重要  消費税増税:日本の国債残高はなぜ多い?  消費税増税論議を少し整理してみましょう  日銀政策決定会合と円高  日本の自信回復に期待する  きめ細かい高付加価値経営を目指して:日本復活の核心  

7月 企業に求めたい国内労働力の活用  消費者物価の反転上昇は自然  変動相場制の帰結  世界経済の混乱とアメリカの責任  政治家と官僚  本質論議を避ける?G20  参議院の存在意義  ポピュリズム支配の困った社会  参院選に向けての経済論争:規制撤廃、規制緩和、規制改革  参院選に向けての経済論争:消費税増税は是か非か  参院選に向けての経済論争:物価だけ上がっていく  軍隊と戦争  

6月  毛を吹いて疵を求めるの愚  2013年 今年のホタルは  政治と経済と平和  出口戦略:アメリカと日本  日本型技術開発の強み  海外進出とコスト問題  日本経済と株価の動き  雇用問題を考える:雇用の日本らしさとは  

5月  前3回の物価論議の補論:景気の現状認識  物価論議は実証分析をベースに その3  物価論議は実証分析をベースに その2  物価論議は実証分析をベースに その1  日本経済再建を確実なものにするために  緊縮か緩和か:判断基準は「生産性  多様共存  強まる円安への反感と日本の対応  アベノミクス、これまでと今後  改めて「あぶく銭」論議、日本人本来の金銭感覚  日本らしさの基本「和の心」の国際関係を  

4月  「日本らしさ」を考えよう  雇用削減・教育訓練費削減の恐ろしさ  見かけは危うく、芯の強い日本経済へ  早めですが、2013年「春闘総括」  むささびたけ(ムササビ茸)  消費者に求められる意識と行動  いよいよ企業(企業労使)の出番  様変わりの日本経済、今後は?  アメリカは経常黒字国になるか(偏見予見)  アメリカ経済とシェールガス  


日本中が晴れて暑かったあの日

2013年08月15日 13時41分28秒 | インポート
68年前の今日
 68年前の8月15日も、今日のように、日本中が晴れて暑い日でした。
 あの日から日本は、戦の無い国になりました。

 
 疎開先の向かいの家にラジオがあり、近所の人、何人にかが集まって、雑音ばかりでよく聞き取れない玉音放送を聞きました。
 陛下の、「この上戦争を継続せんか・・・」という一節が聞きとれたよいう人がいて、戦争は終わったんだなとみんなが理解しました。
 通りがかった、リヤカーに野菜を積んだ人が、「戦争は負けたんだ、もうどうでもいいや」と言って、何故か積んだ野菜をその場に放り出して行きました。
 食べ物の無かった時代、その野菜が有難かったことを覚えています。

 あの日から、日本は戦をしていません。私は、あの日から日本は、戦の無かった縄文の時代に戻った、と考えたいと思っています。
 日本の歴史の中に、争いをせずに物事を解決しようとする種々の知恵の活用の痕跡を私は見ます。失敗も成功もありましたが、こうした努力は、狭くなった地球の中で、ますます重要になっているように思います。

 今、何かこうした知恵の大切さを無視するような動きが、日本の一部のリーダーの中に出て来ているのであれば、こうした、理性よりも感情に支配されやすい考え方は、早いうちに芽を摘んだ方がいいと感じている日本人は少なくないのではないでしょうか。

 戦争は、何時の世の中でも、世界のどこであっても 「狂気」そのものです。日本人の本来の姿である謙虚さと知恵の発揮に期待します。



2012年7月から2013年3月までのテーマ

2013年03月30日 12時41分17秒 | インポート

2012年7月から2013年3月までのテーマ
2013年3月30日
ホタルとメダカとボーフラのこと  国際投機筋は様子見か  付加価値で読む経済分析 (7 適正労働分配率再論)  付加価値で読む経済分析 (6 消費の重要性)  付加価値で読む経済分析 (5 生産性の役割)  付加価値で読む経済分析 (4 経済成長と労使関係)  付加価値で読む経済分析 (3 経済成長の原動力)  付加価値で読む経済分析 (2 経済成長とは)   付加価値で読む経済分析   実体経済 vs. 金融経済   アベノミクスの成功見届けとその後の対応   万年黒字脱却の具体策   3本目の矢、狙う相手は誰か   3本目の矢、日本経済のパフォーマンスを変える視点   

2013年2月
ユーロ問題とは何なのか   「何かあれば円高」をどう阻止するか   マーケット、民主主義、人間   マーケットは正しいか?   日本経済:これから留意すべきこと   本質を突けない為替論議;モスクワG20   2パーセント目標:試行錯誤の暫定目標             2パーセントインフレの意味   雇用問題の復元にいくら掛かるか   覇権国、基軸通貨国、アメリカの場合   国民(労使)がどこまで理解しているか   円安誘導論との対決を考える   円安と労使の果たすべき役割   

2013年1月
円安と企業の果たすべき役割(3)   平成25年度の政府経済見通しを見る   円安と企業の果たすべき役割(2)   円安と企業の果たすべき役割   1割の円安で何が出来るか(何に使うか)   円安誘導は怪しからん?   デフレもインフレも心配    安倍政権、滑り出し順調   途上国援助か、先進国援助か   様変わりになるか、日本経済   アメリカは財政の崖を回避できたのか?   インフレの前兆どう見分ける?   明けましておめでとう御座います

2012年12月
次なる手は:実体経済を変えていくために   デフレを脱出しインフレに近づくためには   景気回復を本物にしよう   これでインフレになるのでしょうか?   株が上がった原因は?   世界の見本になるような日韓関係の改善を   政府と日銀でインフレ率が決まるのか   株価上昇をどう感じますか   ますます必要な国民の連帯   暗中模索の選挙戦   社会保障の負担は誰がすべきか

2012年11月
経営の要諦は経営資源を無駄にしない事   円レートの安定で企業は安心して投資   日本の国債残高は多すぎるか?   円暴落、ハイパーインフレ、国債紙屑? 決めるのは「労使の態度」   経済成長の回復と投資分野   為替レートを選挙の争点に   シェールオイルとアメリカそして日本   CSRとNGR   シジュウカラと巣箱、その後   日本にとって円高阻止の方策とは   金融資産保有が安全でなくなった理由   金融資産を残すという失敗   金融政策決定会合、さて次の手は   

2012ねん10月
民主党?共和党?:重病のアメリカ   日本経済、最悪の事態とは   当面の目標、GDPを使い切ること   もう一つの大きな違い:円安大歓迎の日本   カネを増やせばインフレになるか   日本国債が暴落するための条件   日本を知らないIMFの対日報告   デフレ容認の無思慮   1%インフレ目標挫折:日銀

2012年9月
日中関係、日本の立場   原発冷却と海水温度   外交政策と金融政策   ユーロ問題と国際投機資本   「これからが本番」ユーロ圏の今後の対応   為替レートの変更と交易条件   TPPとRCEP   改めて「日本的経営」を問う:長期視点の経営   

2012年8月
改めて「日本的経営」を問う:雇用か賃金か   加害者と被害者   トラブルメーカーとトラブルシューター   8月15日をどう生かすか   消費増税成立、それでどうなる?   金融円滑化法とEU問題   原子力利用についての疑問   

2012年7月
「日本再生戦略」の戦略ポイント   いじめ問題で不思議に思う事   日本は経済対策をやっているのか   蓄電技術で世界制覇を   2012年1月から2012年6月までのテーマ   最低賃金と生活保護   ホタル羽化   マネーから人間への回帰   労使の分配関係から見れば


明けましておめでとう御座います

2013年01月01日 14時21分02秒 | インポート
 明けましておめでとう御座います。本年もよろしくお願い申し上げます。

 今年が、日本経済が良い方向に向かう年になるかどうかは。新政権の舵取り次第のように思います。
 どこまで強く円高阻止、円安加速の決意をするか、万難を排してそのための政策を実行するか、でしょう。
 もうそれに、正面切って反対する人は、殆ど居ないのではないでしょうか。
 気がかりなのは、新政権が、それに、領土問題や、憲法論議を重ねている事です。
 経済問題は、平和を前提にして、初めて良いものになると思っています。
 さて、どんな展開になるのでしょうか。皆様とともに、確りと見守って行きたいと思います。
     tnlabo


2012年1月から2012年6月までのテーマ

2012年07月17日 11時56分25秒 | インポート
2012年1月から2012年6月までのテーマ
2012年6月
為替レート切り下げで逃げ切れるか   労使関係は死んだのか   $1=¥80で「第2のいざなぎ越え」体制を   不勉強なIMF見解   地域金融機関向け特例措置の延長   G7、安住財務相の本音発言   企業・経済が成長できる形:その3 日本はどうする?   
2012年5月
企業・経済が成長できる形:その2   企業・経済が成長できる形とは   G8と日本の立場   出生率回復に注目しよう   背伸びしたままではジャンプできない   国は人減らしが出来ない   金融政策過信という過ち   
2012年4月
本当に必要な経済政策   多様な社会の共存を考えよう   この巣の主は?   舶来崇拝からの早期脱出を   為替レートと経済価値基準   世界経済は将来どちらを選ぶか:金融機能のあり方 3   世界経済は将来どちらを選ぶか:金融機能のあり方 2   世界経済は将来どちらを選ぶか:金融機能のあり方 1   
2012年3月
学卒採用に真剣な目を   円高と原油高、どちらがより恐ろしい?   デフレ脱出へ総力戦を   メダカの春   一体改革論議の盲点   アメリカの景気回復を喜んでいいのか   経常赤字過去最大   蓄積社会に必要な金融の安定   年金基金本来の性格   
2012年2月
AIJ:なぜこんなことが・・・蓄積社会と犯罪   80円の円安効果持続のために   動き始めるか日本経済   インフレターゲットと経済環境   白川総裁のクリーンヒット   中国、ドイツ、スイス、そして日本は?   海外展開で解決できるのか   今、一発で景気が回復する言葉   景気回復策の歴史   円高・円安、何でも心配?   マネー資本主義克服に何が必要か その2   
2012年1月
マネー資本主義克服に何が必要か   マネー資本主義は経済の退歩   マネー資本主義を使うと何ができるか   生産性とマネー資本主義とは別世界   マネー資本主義と生産性   マネー資本主義と日本   国債残高:資産か負債か まとめ   国債残高:資産か負債か 4   格付け会社は経済社会の混乱要因   国債残高:資産か負債か 3   国債残高:資産か負債か 2   24年度の政府経済見通しを見る   国債と振り込め詐欺(真面目な笑話)   国債残高:資産か負債か   明けましてお芽出度うございます


 明けましてお芽出度うございます

2012年01月01日 13時21分16秒 | インポート
訪問者各位
 明けましてお芽出度うございます。
 早速にお立ち寄り頂き、有難う御座います。
 今年も、思ったことを出来るだけ率直に、できれば平均3日に1日ぐらいは書いていきたいと思っています。ご都合のつく折にお付き合い頂ければ幸甚です。見当違いの事が書いてありましたら、ご叱正いただければ、さらに幸いです。

 ところで、今年当面する決定的な懸念は、$1=¥75を切り上げるような円高だと思っています。政府・日銀は、75円が生命線と言いました。言ったからには、生命線は死守してほしいものです。守ってこその「生命線」です。
                         tn laboratory (tnlabo)


2011年5月から2011年12月までのテーマ

2011年12月30日 15時02分05秒 | インポート
2011年5月から2011年12月までのテーマ
2011年12月
2011年5月から2011年12月までのテーマ    米、EU、経済立て直しに必要なこと:まとめ   米、EU、経済立て直しに必要なこと:金融問題   米、EU、経済立て直しに必要なこと:実体経済2   米、EU、経済立て直しに必要なこと:実体経済1   米、EU、経済立て直しに必要なこと   雇用の本質への理解不足   キャピタルロスの心理学   財政健全化と円高の関係は?   経済発展のライフステージと金融   ギャンブルは賭博場で 3   欧州主要銀行の国債売り   
2011年11月
ギャンブルは賭博場で:2   ギャンブルは賭博場で   ギャンブルと経済:土地バブルの想い出   経済にギャンブルは役立つか   日米関係に知恵を   世界における日本の役割   TPPと円高   TPPの胡散臭さ   円高か、円安か? 前回の応用問題   
2011年10月
2種類の「金融」の峻別を  2   2種類の「金融」の峻別を 1   金融危機とPPP(汚染者負担原則)   経済・経営近視眼化の理由?   長期的視点を忘れた世界の論調   長期的視点の必要性   混迷の世界経済を読みきれるか   
2011年9月
大震災復興の資金と組織   資本主義の社会主義化?   円高の恐怖は変わらず   為替政策: 行き過ぎた自由の再考(5)   為替政策: 行き過ぎた自由 の再考(4)   為替政策: 行き過ぎた自由の再考(3)   為替政策: 行き過ぎた自由の再考(2)   為替政策: 行き過ぎた自由 の再考(1)   
2011年8月
新政権、何が変わるか   日本経済の直面する奇妙なジレンマ   アメリカ経済再建 その4: 実体経済で見れば   アメリカ経済再建 その3: 実体経済の反撃   アメリカ経済再建 その2: 金融中心、繰り返す失敗   アメリカ経済再建 その1: 2つの方法   実体経済、実体経済学への回帰を   問題は実体経済   単独介入と日本経済   米政府債務上限引き上げの意味   
2011年7月
里山の知恵   リサイクルとむすび   神話を信じるか見破るか   緊急課題と長期課題は分けて   喫緊の課題は被災地、被災者対応   喫緊の課題は被災地、被災者対応   原発か自然エネルギーか: 二元論は不毛   人口減少: 50年先が予測できるか   少子・高齢化、人口減少も対応次第   少子・高齢化、人口減少も対応次第   人口減少と経済成長   日本的思考の原点への回帰を   
2011年6月
ジャパン・シンドロームを吹き飛ばそう   
東京電力グループの経営理念を見る   春闘総括の盲点   武蔵野の自然:ラミーカミキリ来訪   政治の混乱と円の評価   政治の混乱と円の評価   国民意識変化の兆しか   
2011年5月
対話と説得による経済政策   日本復活の契機に出来るか   人類は前に進んでいるのか   2010年11月から2011年4月までのテーマ   「あけぼの」と「おおむらさき」   放射能汚染と天気予報   災害復興支援策の早期稼動を   


2010年11月から2011年4月までのテーマ

2011年05月08日 10時28分47秒 | インポート
2010年11月
政治と経済、選挙の意義   食文化の時代   企業経営とマクロ経済:株式会社の役割   2010年4月から11月までのテーマ   懐かしきブレトンウッズ体制   基軸通貨国の責任  「プラザ合意 なかりせば」の日本経済     多様化する経済と経営の関係   

2010年12月
我慢は美徳か   アメリカのクリスマス商戦の見方   コストのドル化   引き下げを避けられない「コストとしての賃金」   法人税減税、問題は「何に使うか」   財政政策に舵を切るアメリカ   エコ運転とメーター表示   経済・景気、気迷いの年末   2011年は雇用を大事にする年   2010、混迷のまま迎えた年末

2011年1月
国内経済活動活発化のための政策を問う   円高と日本経済・社会、日本が茹で蛙 にならないために    円高は止められないのか   とめどない円高をとめる方法   円高を止める具体的方法-1   円高を止める具体的方法-2   円高を止める具体的方法-3   円高を止める具体的方法-4   円高を止める具体的方法-5   円高を止める新機軸の経済政策-1   日本国債ランクの引き下げ(笑話)   円高を止める新機軸の経済政策-2   

2011年2月
円高を止める新機軸の経済政策-3   デフレと与謝野・柳沢構想   円高を止める新機軸の経済政策-4   円高を止める新機軸の経済政策-5   円高を止める新機軸の経済政策-まとめ    ヒヨドリとムクドリ   パリG20、日本は行動で進路を示せ   食糧価格とマネー資本主義 (1)   食糧価格とマネー資本主義(2)金融の役割   

2011年3月
糧価格とマネー資本主義(3)金融工学の発展   食糧価格とマネー資本主義  (4)金融規制と生活者の行動と   ジャパン シンドローム?   東北・関東大地震お見舞い   巨大災害と冷静な対応   国際投機資本の跳梁阻止を   頑張れ日本、日本人   ガイトナー財務長官の発言    電力供給の未来に生かせ   復興の経済力に自信を    

2011年4月
日本経済の底力を確認しよう   自粛ムードと経済の関係   節電と蓄電技術   おカネと付加価値の関係   東京電力の経営数字-1   東京電力の経営数字 -2   東京電力の経営数字 ? 3   


東北・関東大地震お見舞い

2011年03月13日 16時49分53秒 | インポート
東北・関東大地震お見舞い
今回の巨大災害にあわれた皆様に、心からのお見舞いを申し上げます。
歴史的な巨大災害に打ち勝つよう、ご健闘をお祈り申し上げます。
市井の片隅から、ささやかながら、応援しております。
     Tnlabo’s blog


2010年4月から10月までのテーマ

2010年11月16日 20時12分40秒 | インポート
2010年10月
消費軽視は政策の誤り   おカネの貸し借り、個人の場合、国の場合   経常赤字、経常黒字のインパクトと対応策   通貨切り上げで経常黒字は減るのか?   慶州G20: 過度な経常収支の不均衡の是正   賃上げと円高の共通点と相違点:その3、日本の場合   賃上げと人民元高の共通点と相違点:その2、中国の場合   賃上げと円高の共通点と相違点:その1    気になるインフレへの理解の不足   低賃金という武器:途上国発展の構図   

2010年9月
現場に見るグラミン銀行    バングラデシュも成長の途に   資源価格の高騰と円高   アオマツムシ(青マツムシ)   トヨタと日産   アメリカの雇用問題   

2010年8月
新時代の経済政策<怪談噺>    口先介入の成果と日本経済   新たなデフレ不況の入口に   頑張るだけ円高になる日本   頑張るだけ円高になる日本   具体的な経済政策を   正しい円高対策    円高軽視は身を誤る   本気で内需の拡大を考えるときでは   貿易依存度考   

2010年7月
最低賃金論議の本質   中国の所得倍増計画を読む:4為替レートと国際経済秩序
   中国の所得倍増計画を読む:3、人民元切り上げ回避策   中国の所得倍増計画を読む:2、経済のレベルアップ   アメリカの金融規制法案   中国の所得倍増計画を読む:1、計画は多目的?    参院選と日本経済、市場の反応   消費税論争の中で   作られる金融危機   

2010年6月
カナダG20も具体策なし?   これから必要になる経済政策   通貨切り上げで出来ること・出来ないこと   国際競争力への誤解   成長経済回帰への具体策その9 提言    成長経済回帰への具体策 その8 日本は何をすべきか-5   成長経済回帰への具体策 その7 日本は何をすべきか-4   成長経済回帰への具体策 その6 日本は何をすべきか-3   

2010年5月
成長経済回帰への具体策 その5 日本は何をすべきか-2   成長経済回帰への具体策 その4 日本は何をすべきか-1   成長経済回帰への具体策 その3 賃上げで景気回復は?   成長経済回帰への具体策 その2   ユーロ相場下落の読み方    成長経済回帰への具体策 その1   経済成長を取り戻す方法 その10 活性化への正攻法    経済成長を取り戻す方法 その9 負の循環を引き起こしたもの   ギリシャ・ユーロ・国際投機資本   経済成長を取り戻す方法 その8   


2009年10月~2010年3月までのテーマ

2010年04月06日 16時09分10秒 | インポート
2010年3月
縮小均衡から経済成長へ   長期デフレの経済・社会への影響   プラザ合意後の日本の物価(長期デフレ)   日本経済低迷の発端はプラザ合意   日本経済成長路線復帰の条件    アメリカ・ギリシャと日本の違い   赤字財政と租税弾性値   正常な日本経済の形: GDPを使い切れば   最近の円高に思う  

2010年2月
縮小均衡経済からの脱出:その6   縮小均衡経済からの脱出:その5 経済力低下と為替上昇のパラドックスを考える   政府、日銀の物価に関する発言    2010春闘:定昇論議の問題点   縮小均衡経済からの脱出:その4   縮小均衡経済からの脱出:その3   縮小均衡経済からの脱出:その2   縮小均衡経済からの脱出:その1    カナダG7(2010/2)と金融規制論議   日本経済低迷の理由:その4、縮小均衡型経済   

2010年1月
日本経済低迷の理由:その3、2010春闘と円高   日本経済低迷の理由:その2、余談   日本経済低迷の理由:その2、円高デフレ   日本経済低迷の理由:その1、コスト高   日本経済成長戦略と ヒト、モノ、カネ    新しい経済社会態勢への芽   閣僚の為替レート発言に思う   新政権の経済成長戦略に期待する   人民元切り上げ問題 (2010年)   

2009年12月
2009年末、経済ニュース2つ   新たな「坂の上の雲」:脱化石燃料   坂の上の「雲」、舶来から国産の「雲」へ   消費者物価「マイナスは許容しない-日銀-」の意味   10万円消費拡大運動:国民のやるケインズ政策   貯蓄は美徳か       経済対策への期待、どこまで?   円高ストップ、介入の効果   

2009年11月
恐ろしい円高とデフレのスパイラル    デフレと円高:最悪状態の日本経済   デフレ、金融政策の限界   デフレ3悪    日本の貿易相手国、主役は米中交代   技術開発に注力する日本   EVAも付加価値概念?   経済学の役割   自然エネルギーと電力会社   始まるか?正規、非正規の賃金調整   

2009年10月
連合、賃金より雇用優先-2010年春討-   矢張り深刻なアメリカ経済の回復   仕事と賃金   脱化石燃料の夢:25%削減のその先    円高の影響は輸出入産業だけ?   「失われた10年」と労使関係   日本の経営者は何をしてきたか   戦後日本の労働運動   一味違う日本の労使関係


2007年4月~2009年9月までのテーマ

2009年09月30日 14時30分33秒 | インポート
2009年9月 内需拡大と労使の役割   なぜ内需拡大が必要か  雇用問題の改善と労使の役割  規制の役割  Readerでない閣僚に好感  規制とルール  合理的な賃金原資・賃金水準とは:ロンドンG20に思う  ロンドンG20に思う―その2  リーマンショック1年  自民党の惨敗は公務員のあり方否定の意味も

8月 介護充実で雇用増を可能にする条件  生産性、付加価値分配、雇用  失業率5.7パーセントに  企業経営の理解のために  最低賃金引き上げ論議  戦後64年、日本人と平和のルーツ  経済の再活性化:自信を持って自ら行動できる国に  「戦争で景気回復」論議とケインズ政策  日本経済活性化の実現に向けて  日本経済再活性化の可能性を考える その7  

7月 米中会談 大人の関係へ?  日本経済再活性化の可能性を考える その6  日食 都下国分寺でも  金融工学の欺瞞  日本経済再活性化の可能性を考える その5  年金運用損9.7兆円  日本経済再活性化の可能性を考える その4  日本経済再活性化の可能性を考える その3  日本経済再活性化の可能性を考える その2  日本経済再活性化の可能性を考える その1    

6月 経済発展と戦争  経済成長の原動力 その3  経済成長の原動力 その2  経済成長の原動力 その1  キャピタルゲインで年金原資?   日本経済のバランスの悪いところ その3:マネーゲームが不得手であること  使いたくてもカネがないという意見も  頭を使った経済政策の例  日本経済のバランスの悪いところ、その2:輸出依存症  日本経済のバランスの悪いところ、その1:黒字(貯蓄)大国  日本経済再生のための点検 、 GMの再生とアメリカの再生 、 どんな経済社会が望ましいのか
5月 賃金決定基準と巨額報酬  「確定利付き」への郷愁  「即戦力」への疑問  不況の違い、対策の違い  価格引下げ競争の愚  先物、レバレッジ、デリバティブ  低失業率維持する日本   強いドル望むアメリカ?  派遣切りと人件費問題

4月 リスクの取れる経営  余裕のある経済、ない経済  資本主義改造の方向  資本主義改造の方向  アメリカとケインズ政策  頭を使った経済政策  桜咲く  空売り規制は当然  スマートグリッドに思う  経済学とEconomics 、  ロンドンG20、アメリカはどこへいく 、 茹で蛙と自動警報装置
   
3月 資本主義改造計画  経済は回復基調へ  日本型ワークシェアリング合意  2つのアメリカ  G20と政府の経済対策  投機マネーの巨大化と時価会計  軍隊と警察  一雨ごとの暖かさ  評価すべき電機連合の決断  進化を試される資本主義 、 雇用保険2事業に思う
   
2月 アメリカの今後と日本の対応  付加価値と利益  総資本付加価値率  スタグフレーションを避けよう  量から質の社会へ  どうなる?アメリカの資金調達  高付加価値化の手段: その8、技術革新の人間的側面  為替レートとゴルフのハンディ  非正規雇用問題に思う-2  非正規雇用問題に思う-1  

2008年1月 高付加価値化の手段:その7、知識の商品化  アメリカはどこへいく、日本は、アジアは?  アメリカはどこへいく?  個人と国家  非正規労働者とエンプロイヤビリティー  高付加価値化の手段: その6、製品・商品戦略  ワークシェアリングへの誤解  実体経済の力強さ  容易でないアメリカの回復  高付加価値化の手段: その5.差別化 、 日本の役割の自覚を始める年に

12月 資本主義の歴史に残る年(2008)  おかしな英語教育問題  金融資本主義の行方  高付加価値化の手段:その4、コストダウン  100年に一度の不況?  家計分配率  非正規雇用の比率  豊かな社会とセーフティーネット  雇用削減までにやること  改めて、人間中心、長期的視点の経営を、   高付加価値化の手段: その3、高加工度化、 12月8日を過ぎて、 高付加価値化の手段:その2、技術革新、 物価上昇分をベースアップで・・・、  日本経済回復に向けて

11月 メンタルヘルス問題の背景  高付加価値化の手段: その1  中国、最低賃金引き上げ凍結  G20と金融世界  定額給付金トラブルの怪   太陽光発電でドイツ先行  資本生産性  アメリカ大統領選 とChange

10月 GM、GEの自己資本比率  政府の信用  レバレッジとデリバティブ、金融資本主義の行方  デリバティブズとレバレッジ  リスクヘッジとレバレッジ  自己資本比率とレバレッジ  レバレッジ考  日本経済の健全さ  マネーと実体経済  Leader と Reader

9月 バランス経営  季節も景気も秋?  景気回復策あれこれ その5  景気回復策あれこれ その4  景気回復策あれこれ その3  景気回復策あれこれ その2  景気回復策あれこれ  年功賃金考 その2  年功賃金考 その1

8月 駄洒落と人間関係  経済と景気  太陽光発電  玉音放送と承詔必謹  経営者とは何か(その3:新しい資本家の登場)  経営者とは何か(その2:経済社会の調整役)  経営者とは何か(その1:経営者革命)  総資本回転率

7月 名ばかり管理職  生産性向上の手段 その2  原油価格の反落  地球収奪の愚  原油高騰への対処  日雇い派遣問題の本質  サミットの効用  年金運用損5・8兆円  5Sの起源

6月 経営道義、企業倫理  コンビニと付加価値  世界インフレの構造と対応  何で安い日本の金利  「失われた10年」:ダブルデフレ  デフレの原因(その2)  デフレの原因(その1)  三権分立、残業、居酒屋タクシー  途上国支援のあり方  居酒屋タクシー、 政府系ファンド(SWF)、日本の場合、  QC活動は残業
   
5月 スタグフレーションとは  石油危機後日談:ジャパンアズナンバーワン  生産性向上の手段  インフレの原因(その3:自家製インフレ)  インフレの原因(その2:輸入インフレ)  インフレの原因(その1)

4月 付加価値と生産性  「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」  日本人とバランス感覚  間接金融か直接金融か  中国:インフレの進行と人民元上昇  サブプライムローン関連損失97兆円  tnlabo’s blog 2007年度までのテーマ

日本経済再活性化の可能性を考える その4

2009年07月10日 10時52分51秒 | インポート
日本経済再活性化の可能性を考える その4
 前回、日本経済の活性化の阻害要因として指摘されている主要な問題点を見ました。考えてみれば、まさにそうした要因が重なって、現状の日本経済の冴えない状態が発生しているということでしょう。
 そして、当然のこととして、このまま推移していけば、こうした状況は続くのでしょう。

 しかし国民の多くは、現状に安住しつつも、「もう少し何とかならないか」と考えていることは事実でしょう。とはいえそのエネルギーレベルはあまり高くなく、どちらかというと、政府や地方自治体などが何かやってくれないか、という待ちの姿勢が目立ち、自分の生活の改善は自分の力で、といった、戦後や高度成長期のような気概はあまり感じられません。

 ここはひとつ、日本人が「やっぱり自分で動かなければダメなのか」と気が付いて、自分で何かを始める気にさせる、そういう雰囲気を作っていくといった作業が必要になるのでしょう。

 馬や牛に河を渡らせようとしても、霧や霞で向こう岸が見えない時は大変難しいといいます。向こう岸が見えてくると、安心して渡る気になるのだそうです。
 人間も所詮は動物の仲間ですから、本能にしてからがそうでしょうし、頭で考えて行動する場合にはますます「行き着く先がどんなところか」見えてこないと動きにくいのでしょう。

 こう考えてみますと、今、日本に足りないのは、10年後、20年後に、われわれはどんな社会に住んでいるかという具体的なイメージということになりそうです。
 CO2 の排出の15%削減などという目標は出てきますが、そのとき日本の電力供給の仕組みはどうなっているのか、交通・輸送手段の体系はどうなっているのか、住宅のエネルギー・システムはどうなっているのか、現状ではすべて「行き当たりばったり」です。

 企業経営で言えば、これは「成り行き経営」で、企業経営としては最悪です。国でも企業でも、経営は基本的に「計画経営」でなくてはなりません。計画がなければ組織は動かないというのは、経営の基本です。ただし計画は必ず狂います。計画は狂ったら修正していけばいいのです。

 戦後の復興の時代、高度成長路線を突き進んだ時代、日本政府は、傾斜生産方式から所得倍増計画まで、これを一生懸命やってきましたよね。


日本経済再活性化の可能性を考える その2

2009年07月05日 09時13分17秒 | インポート
日本経済再活性化の可能性を考える その2
 一国の経済でも、それぞれの家庭でも、あるいは全くの個人レベルでも基本的は同じでしょうが、生活水準を上げていこうと思ったら、何らかのエネルギーが必要です。それは社会や家庭、個人の肉体・精神の健康とそれから生まれる意欲、エネルギーです。

 その背後には、人間本来の欲求があるということなのでしょう。このあたりは、マズローの欲求5段階説がわかりやすく説明してくれています。

 A.H.マズローは、欲求の5段階説(Motivation and Personality: Harper & Row 1954、 「人間性の心理学」産能大)を唱えて有名になりましたが、人間の欲求の基底には生存欲求(低次の欲求)があり、これは①生理的欲求、②安全欲求で、さらに人間としての欲求(高次の欲求)③社会的欲求(愛)、④承認の欲求(自尊)、そして⑤自己実現欲求と順次、高次なものになっていくといいう説明は図式的には解り易いものです。

 経済成長(より良い生活)を求める原動力になっているのは、基本的には人間の欲求だという説明になるわけで、先ず生きるために、そして人間的に、社会的により高いものを目指すという欲求が動機になって、人間を動かし、物質的にも精神的にもより高次な生活を望むことになるということでしょう。

 しかし、あまり精神的なほうに傾きますと、無欲な坊さんのようになって、経済成長とは縁がなくなりますから、経済成長には矢張り娑婆っ気が必要でしょう。

 「もう日本は、かなり高次な欲求まで満足されるようになっているから、そんなに強い欲求がないんだよ。だから経済成長もしないんじゃないの」というご意見はよくお聞きします。
「パソコンだ携帯だ、デジタルネットワークだとあんまり世の中進むと、ついていけないよ。そんなもの使わなくても、生活出来てるしね」という方も居られます。

 しかし、政府の掲げる目標が「安心、安全、安定」などと聞きますと、「ナンだ、日本はまだ安全欲求のレベルか」などということにもなります。
欲求というのは、極めて個人的、また相対的なものなのかもしれません。


日本経済のバランスの悪いところ、その2:輸出依存症

2009年06月10日 16時16分06秒 | インポート
日本経済のバランスの悪いところ、その2:輸出依存症
 日本は無資源国といわれます。しかし、最も大事である人的資源に関しては、文化人類学的な背景も含めて(多分)世界でもトップクラスの資源を持っているのではないでしょうか。

 であって見れば、日本の発展は人的資源に投資することによって、最も効率よく達成できるといえそうです。

 幸なことに、世界は自由貿易体制になっています。人間以外の資源は、お金があれば手に入ります。日本は、人間の知恵で技術革新をし、それをモノづくりの技能で製品化し、輸出して資金を作り、それで資源を購入するというサイクルで成功してきました。

 それで、輸出が大事という習性が身についたのかもしれません。もちろん輸出出来る技術水準の製品を持つことは最も大事です。しかし、それを使った生活水準の向上は、先ず国内経済の発展の中で実現したいものです。

 日本は人口が減っているし、耐久消費財は行き渡っているし、国民はもうあまり欲しいものはないし、といった状態になってしまい、日本企業はもう海外展開しかないといった意見もあります。

 しかしそんな事はないのです。今日本の一人当たり国民所得は300万円ほどで、平成に入ってほとんど増えていませんが、いざなぎ景気の頃(1970年)は僅か80万円ぐらいでした。技術革新と経済循環がうまく噛み合えば、1人当たり国民所得はいくらでも増えます。天井はありません。

 宅急便や、デジカメ、ケータイ、薄型TV、LED・EL照明、蓄電技術、電気自動車、リニアー新幹線、省エネ航空機、再生可能エネルギー開発などなど、日本人が働いて所得を得、その所得で生活の質を改善し、1人当たり国民所得を高めて行く技術革新は継続的に起きているはずです。

 このサイクルを、かつてのように活発化するために、企業は国内需要の徹底的な発掘・開発と深耕を、消費者は思い切って消費の拡大を、政府は金でなく頭を使ったその支援政策を、日本人全体が、新しい成長する日本を作るために「本気」なる必要があるようです。

 その結果、経済成長が回復すれば(日本人の勤勉と実力なら必ず回復するでしょう)、多分、将来不安などは朝霧のように消えていくことになるのではないでしょうか。
  「具体的にどうするか」の国民会議ぐらい開いて欲しいですね。