生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

これが人生航路

2019-03-14 13:27:30 | 日々の暮らし

いま難題に直面しているあなたの力になれば。 私の好きな言葉に 人生航路があります。 「人生航路は大きな川の流れによく似ている。 その急激な流れの力によって、今まで流れたことのない新しく予想もしなかった水路が開かれてゆく。 そうした変化に富んだ 流れや、計画もしてい なかった変化は、神様が私たちの人生に計画なさったものなのだ」     (タゴール) 人生は、人間が作った 運河のように決まりき った水路だけを流れる ものではないのだから 成長のための試練と思い人生航路を受け入れたいと思います。 悲しみの中にも慰めを見出だしますように。         合掌

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月明かり

2019-03-14 13:27:30 | 日々の暮らし

中国の古典で作者不詳の言葉に 「生年(せいねん)は 百に満たず常に千歳(せんざい)の憂(うれ)いを懐(いだ)く。 昼は短く夜の長きに苦しむ何ぞ燭(しょく)をとって遊ばざる」。 があります。 生きられるのはせいぜい百年に過ぎない。 それなのに千年先の ことまでも心配している。 昼は短く、悶々とする夜は長い。 いっそのこと、灯りをつけて、夜通し遊ぼうではないか。 不安や苦しみで寝つかれない夜はあるものだ。 眠れない夜は、暗いことではない、明るいことを考えればよい。 誰にもあるものです。 不安や苦しみ。 それが、人生なのですだから、そんな時こそ 遊んだり、楽しいことを考えていれば乗りきれるものです。 月を眺めて下さい。 月明かりは 仏様の明かりで 照らしている。 これを「慈悲の衣」といいます。 気を楽にすることの 大切さを説いた言葉です。 良寛さんが山奥の「五合庵」で寝ていた時、盗人(ぬすっと)が入って来ました。 しかし、とるものがないと寝ている布団を持って行きました。 良寛は窓から見える月を見て、大好きな月までは持って行かれなかったと書いています。 あなたの心が少しでも 楽になりますように。         合掌

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雁風呂

2019-03-14 04:53:48 | 日々の暮らし

万葉集には雁(かり)が鳴きながら渡る歌が多くあります。 私も幼い頃、雁の群を眺めたものです。 国定忠治のせりふにもありますね。 その雁供養(かりくよう)をする時の言葉として「雁風呂(がんぶろ)」があります。 春に列をなして鳴きながら北へ帰る姿は見る者の哀れを誘い様々な句が生まれて来ました。 それは、雁は秋に飛来する際に波間で羽を休める為にくちばしに木片をくわえています。 それを浜に置きます。 春に北に去る時にその木片をくわえて帰るのですが死んだ雁の数だけ浜辺には木片が残ります。 その木片を炊いて沸かした風呂を人々にふるまい雁を供養したといいます。 これが雁風呂の伝説です。 体を癒してから一羽で群を追いかけて帰る雁もいたようです。 それを待っている雁もいたとか。 人間も遅れた人、道に迷った人を待っていて欲しいものです。 イエスも群れから離れた一匹の羊を探しに行くと言ってました。 いろんな思いを込めて雁風呂を紹介しました。         合掌

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