禅語に 『八風吹けども 動ぜず天辺の月』 という句があります。 八風とは 利(り・利益が増大すること) 衰(すい・利益が減退すること) 毀(き・陰でそしること) 誉(よ・陰でほめること) 称(しょう・面前でほめること) 譏(き・面前でそしること) 苦(く・意思に逆らうこと) 楽(らく・意思に添うこと) このように、八風の有無にかかわらず、清らかに輝いている月のように動揺せずにせいせいとして生きる心境を 句にしたものです。 まだまだ未熟な私は一喜一憂、動揺する毎日です。 それが人間らしいのではと感じていましたのでまだまだですね。 震災やいろんな苦しみに耐えながら生きている人々のことを感じながら生きていくことが大切との意味もあるので自戒の句にしたいと思います。 合掌