千葉県で雨がどう降ったのか
気象庁の記録を紐解いてみる
12日 19日 22日 25日
千葉市 129.5 41 33 181.5mm
佐倉市 131 43.5 35 248
成田市 89 46 37.5 193
茂原市 104.5 88.5 45 175.5
牛久町 176.5 56 33 285
木更津市 166.5 47 27 156.5
鴨川市 60.5 94.5 42 246.5
鋸南町 124.5 74.5 26.5 116.5
館山市 133.5 101.5 49 207.5
銚子市 39.5 77.5 55.5 87.5
我孫子市 129 46.5 47 193
12日と25日に大雨が降っているのだけれど木更津と鋸南以外は
25日の方が多くの雨が降っている
千葉市の一ヶ月間の雨量はこの30年平均で9月が200.4mm
10月は185.9mmで、この二ヶ月が最大雨量と2番目の記録となる
してみれば25日の雨量がどれほどの物か理解できる
この半世紀あまりで年間雨量も最大でも1991年の1910mm
1000mmに満たない年も3回あった
年間平均雨量は1400mm程度と日本国内でも小雨の地域と言えそうだ
これが今回の大水害と関係があろう
しかも、千葉県は日本一平らな県でもある
最高標高が確か400m程度だから川の流れも緩やか
排水も決して良くはないと思える
昨年、一昨年と年間雨量が平均を下回ったのだが
それ以外を見ると雨量が増えているとみた方が良い
治水の見直しを具体的にしていかないとまた同じような災害が出る
これは千葉県だけでなく日本全体の問題と考えるべきかもしれない
温暖化など起こっていないとの考えを持っている人がいることは事実
そして、それが間違いだとも言わないが
安全サイドに考えておいた方が人類のためだろう
裕福な人々は安全な土地に家を構えているので
洪水が起こったとしても何の心配もない
しかし、多くの国民は貧乏人で、一度事が起これば一大事になる
20年前の中産階級たるや、今は貧乏人の仲間入りをしていると知るべきだ
認めたくない方もいようが、冷静に実情を見ると良い
あなたの家は本当に安全ですか?
私の家は大井川の決壊で1階は浸水すると覚悟しました