2010年3月21日マイカーで
近江商人のふる里五個荘へ行く。
琵琶湖の南岸を走り、安土城跡を
過ぎた付近を右折し、きぬがさ山
トンネルを過ぎてしばらく走ると
五個荘観光センターに到着
そこの無料駐車場に車を置き
観光案内パンフをもらう
すぐ側の観光案内所(生きいき館)
で雪割草の展示会をやっていたので
見学する。
小鉢に色とりどりの美しい花を
つけた何十種類もの雪割草を見る。
雪割草は種類が多く、3000種類ぐらい
あるらしい。
その後徒歩五分ぐらいの処にある
金堂まちなみ保存交流館や
近江商人屋敷の中江準五郎邸
(三中井百貨店創業者)、外村宇兵衛邸
(200年前の呉服商で明治時代は
全国の長者番付に名を残した近江の
豪商)、外村繁邸(外村宇兵衛の分家で
小説筏、草筏の作者)、藤井彦四郎邸
(藤井糸店の創業者でスキー毛糸が有名)
近江商人博物館を見学する。
各豪壮な屋敷内では商家に伝わる
雛人形を展示し、その豪華さに
圧倒される。
散策の途中お昼になったので、
築200年はありそうな旧家を利用した
うどん屋(いっぺき)で、にしんそば
(800円)を食べたがおいしかった
これらの施設に入館するには、いずれも
入館料が必要で、一施設500円
五館共通券は八百円でまちなみ保存
交流館で買うことができる。
天秤棒をかつぎ、全国を回り、成功を
収めた近江商人は、江戸時代に発生した
八幡商人、100年後に発祥した日野商人、
江戸時代後期から明治時代にかけて
活躍したのが五個荘商人であった。
近江商人の格言として有名な
三方よしは
売り手よし 買い手よし 世間によし
は五個荘商人の中村治兵衛の二代目宗岸が
説いたと云われている。
豪商たちの家では、いずれも家訓があり、
どの家にも共通して、質素、倹約、勤勉、
堅実 という言葉がある。
現代の商人たちには、見習うべき
言葉であると思いながら帰路についた。