来宮神社はJR伊東線の
来宮駅からすぐ近くに鎮座する。
日本武尊を祀っている。
朱塗りの神殿の横には、天然記念物の
樟の大木がある。
樹齢2000年で幹回りが24メートルあり
幹回りを一周すると寿命が一年延びると
いわれている。
又、願いが叶うといわれ、歴代の総理の
中曽根、竹下などがお参りにきているとの
運ちゃんガイドの説明であった。
境内にある売店に入り小休憩
ここの売店にしか売っていないという
(タクシー運ちゃんいわく)麦こがしまんじゅう
を買い求めお茶のサービスを受ける。
まんじゅうの皮が麦のグルテンのような
しっとりとした舌触りでおいしかった。
運ちゃんの話によると、このまんじゅうは
いつも売り切れが多いとのこと。
たまたまこの日はひと箱のみ残っていた。
残り福をもらったようなきぶんになり
熱海駅から1.5キロの相模灘を
一望に収める高台にある伊豆山神社へ
案内してもらう。
タクシーの運ちゃんは観光タクシー案内の
認定運転手であるとのことで
やはり、かなりの観光通である。
神殿の左右には梛(ナギ)の木があり、
この葉を持っていると、願い事が必ず
叶うと言われ、昔頼朝と政子が逢瀬を
したと伝えられている神社として有名であるらしい
境内には頼朝政子の腰かけ石があった。
おまいりに来ていた若い二人ずれの女性が
梛(ナギ)の葉はどこでもらえますか?
と聞いてきたので、良い彼氏に巡り合いたいの?
とひやかしながら、社務所でもらえるよ と
応え 我々も金婚記念にまたこられるように
願いを込めて腰かけ石に座りツーショット
神社にお参りを済ませ細い坂道を下り
次は走りへ向かう。
今日は昨日と打って変って快晴である。
10時頃にチェックアウト後
手荷物をベルカウンターに預け
ホテルのシャトルバスで10分ぐらいの
所にあるアカオローズ&ハーブガーデンへ行く。
(入園料はホテル宿泊客は300円、一般は1000円)
バラはまだ咲いていなかったがすももの花や
熱海桜、なたねなどは咲いていた。
五月ごろはバラが咲き素晴らしいとのこと
バラの庭園では4月~5月の頃は
結婚式の予約で一杯であるらしい。
日本庭園では世界一の盆栽の松は見事
昼前にホテルへ帰り、近くのレストラン
花の妖精でランチ
伊勢海老やムール貝入りのスパゲテイーは
美味であった。
その後ホテルシャトルバスで熱海駅へ
貸しロッカーに荷物を預け
帰りの新幹線16時43分までの間
どうするか思案にくれ
駅前で客引きをしていた旅館の人に
相談すると、自分の親しいタクシーの運転手に
交渉してくれて2-3時間観光地を
1万円弱で案内してやるとのことで
交渉成立 早速中型タクシーに乗り込む
2009.3.14(土)から夫婦で熱海へ行く。
京都駅から熱海まで新幹線ひかりで
2時間 こだまで3時間かかる
1週間前に乗車券を手配したが、
指定席は売り切れ、どうにかグリーン席を
確保する。
この時期になぜ早くから乗車券が
売り切れるのか調べてみると京都から
熱海に停まるひかりは、午前中は8時56分
午後は16時56分の2本しか無いためらしい。
グリーン席もほぼ満席で自由席は
相当混雑しているアナウンスがあった。
11時ごろに熱海駅に到着したが多くの
観光客で混雑していた。
金融危機のあおりで近場への旅行客が
増えているためか?
タクシーの運ちゃんによると
一時は観光客が減っていたが、最近は
かなり増えてきたらしい。
家を出るときは雨がかなり降っていたが
熱海に着くと小雨になっていた。
予約していたホテルのシャトルバスに乗り
昼前にホテルにチェックインし、
ウエルカムドリンクでしばし休憩後、
太平洋を望むホテル最上階にルームイン。
ホテル(ロヤルウイング)の55周年特別
宿泊プランとしてインターネットで
募集していて、記念旅行の場合は記念品が
あるとのことであったので、結婚45年で
サファイヤ婚記念旅行として申し込んでいた。
眼下の相模灘や初島、錦が浦の景観は
素晴らしく、心身が癒される。
ホテルレストランで昼食をとり
ラウンジでコーヒーブレーク
このホテルでは、おもてなしサービスとして
ラウンジでのコーヒー、紅茶等は無料であった。
その後温泉につかり、のんびり過ごす。
ホテルの前は錦が浦を眼下にした散策コースに
なっており、展望台もあり、夕食までの
間錦が浦の景観をカメラに収める。
夕食は岩壁に建つレストラン にしき亭で
夕闇せまる錦が浦の景色を見ながら
海の幸懐石料理(宿泊プランについている)で
飲む熱燗の味は格別であった。
また、岩にあたって砕け散る白い泡と
ブルーサファイヤーのような海の色は
サファイヤー婚記念旅行にふさわしく
すぎし45年を語り合う夜となった。