後期高齢者の旅とひとりごと

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中国の抗日戦争勝利70周年軍事パレードに思うこと

2015-09-05 11:59:33 | 国際・政治
26年前中国の共産党一党独裁政権に反対し、民主化を叫び
学生を中心としたデモに対して弾圧を加え数百人の死者を出したあの
天安門事件のあった同じ場所で、歴史をねじ曲げた理由を並べ、
軍事パレードを行い、中国共産党一党独裁軍事大国の姿を世界に
見せつけた。
習近平の平和と言う言葉がむなしく聞こえてくる。
世界に平和を訴えるのであれば、軍事パレードは必要ない。
そんな場所に国連の事務総長が参加している事に違和感を覚える。
国連は個別的自衛権も集団的自衛権も認めているとは言え
軍事力を見せつける そんなところへ国連の事務総長が
のこのこ出かけるとは、世界の平和は遠く感じる。
中国は民主国家である日本を何時までたっても悪者にしておきたいのでは。。。
それが共産党政権を維持するための政策のように思う。
いま日本では安保法制の改革問題で多くの国民が反対運動をいているが
吾輩のような後期高齢者世代の55年前(1960年)の安保反対運動は
日本の史上最大と言われ安保闘争と言われた。
多くの学者も反対し、我輩も国会の南門から国会敷地内に突入し
同じクラスメート数人が逮捕されたことが蘇ってくる。
結局この運動は実ることなく、虚しさだけが残った。
あの時から55年、日本は戦争に巻き込まれなく平和が続いた。
アメリカ軍が日本に駐留することになり、強い抑止力となり
日本は驚異的な経済発展を成し遂げた。
当時東大生で全学連の執行委員をされていた西部邁氏は晩年
安保条約の条文も読まず、みんなが国際政治や国際軍事に無知であったと
言っておられるが、ただ戦争反対とゆう言葉に踊らされたように思う。
中国の軍事パレードを見ると世界平和は永遠に来ないような気がする。