つまがリズム

きままな、ひとりごと

ワクチンンレース を読んでメモ(2)

2024年03月18日 | 読書感想
2024年3月18日
ワクチンンレース
 メレディス・ワッドマン 著
 佐藤由樹子 訳
を読んでメモ (2)

ヘイフリックの業績
ウイスルに対抗するためのワクチンは、生ワクチンや不活化ワクチンのようにウイルスそのものを用いて作ることが多い。そして、ウイルスは細胞の中でしか生きていけない。では、その細胞はどのようにして調達されるか。
最初のころは、アヒル胎児細胞やサルの腎細胞などを使用していた。しかし、これらの動物の細胞には別のウイルスに感染し汚染されている可能性がある。感染検査はされるが、細胞の中に潜んでいて検査時には発症せず、時間の経過後に発症するものがあることがわかった(のちに“SV40”と名付けられる)。
そこで、レオナルド・ヘイフリックが確立したWI-38細胞が用いられるようになった。
 
ヘイフリックは1962年に中絶手術で死亡した胎児(女児)の肺の細胞を使用してワクチンに必要な細胞を開発した。細胞は分裂により莫大な数になる。WI-38はワクチン製造に使われ3憶人以上の人に投与された。ヘイフリックが開発した手法をまねて作られた同様の細胞群は』さらに60憶個分のワクチンン製造に使われた。これらのワクチンが風疹、狂犬病、水ぼうそう、麻疹、ポリオ、A型肝炎、帯状疱疹、アデノウイルスなどから人々を守った。アメリカでは今でもWI-38から作られたワクチンが使われている。
 


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ワクチンンレース を読んでメモ

2024年03月18日 | 読書感想
2024年3月18日
ワクチンンレース
 メレディス・ワッドマン 著
 佐藤由樹子 訳
を読んでメモ

 1960年代、何万という子供たちが先天性風疹症候群で苦しんでいた。
妊娠中に母親が風疹に罹ったことが原因だった。
1962年6月、フィラデルフィアのある若い生物学者が、安全なヒト細胞系の培養に成功した。
ワクチンを大量生産できる細胞だ。
 それから2年。風疹が大流行するさなか、彼の仲間がワクチンを開発した。
 開発にかかわった多士済々を鮮やかに描く医科学ノンフェクション。
     裏表紙 岩田健太郎教授の解説より






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子宮頸がんワクチン問題 を読んでメモ

2024年02月24日 | 読書感想
2024年2月24日㈰

子宮頸がんワクチン問題
 著作
  メアリー・ホーランド
  キム・Mローゼンバーグ
  アイリーン・イオリオ 
 別府宏圀 監訳
を、読んでメモ


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図書館で借りて、一読後、購入しなければと思った。
定価税抜き5,000円は高価だが、充分に価値がある。
あと10回ぐらい読まなければメモさえかけないが、とりあえずのメモです。

HPVワクチンというものが必要だったかどうかは論外とする。
ただ、接種する場合には、勉強して自分に必要かどうかを納得して実行しなけらばならないでしょう。

この本で、臨床試験(治験)のエンドポイントの考え方や治験のシステムについて少しわかってきた。
どのような販売戦略を展開していくかにも莫大なお金と労力と時間をかけている。
少女を対象としてきたワクチンを少年まで対象を拡大する戦略など、(是非を超えて)すばらしいとさえ思う。

世界が、科学者の競争、資本家の金儲けを是として動いている以上、
当然にしてこのようなワクチンが生まれたのだなあという正直な感想。
そして、今後、この流れは新型コロナワクチンに続き、ますます大きな流れとなるだろう。

日本では承認前の薬やガンなど専門知識を要する特殊な薬の宣伝を薬事法で禁止している。
世界のほとんどの国で同様の措置が取られている。
でも、米国では自由広告。
メルク社は、最初に
ワクチンの効果を宣伝するのではなく、対象となる病気(子宮頸がん)がどんなに怖いかを宣伝した  ←病気のブランド化
そして、
  関連付けようキャンペーン (このタイミングでHVPとワクチンを関連付けた)
    ↓
  誰かに話そうキャンペーン 
    ↓
  減らす1人になろうキャンペーン
   ・良い母親はワクチンを接種させるというメッセージ
   ・ワクチンをうつか、がんになるか、の2者選択の構図をつくる
純粋な少女らはこのキャンペーンにとびつき、大きな流れとなった。

なお、このようなキャンペーンは米国以外の国では許されていない。
その意味が、よ~くわかった。
でも、米国でされることは、日本でもされるようになるので注意しなければ!


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ウイルスの世紀、を読んでメモ

2024年02月20日 | 読書感想
ウイルスの世紀
~なぜ繰り返し出現するのか~
山内一也 著
2020年8月17日 第1刷発行
を、読んでメモ
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↑ 感染症の歴史


↑ ワクチンの歴史


読んだけれど、副題の~なぜ繰り返し出現するのか~の答えは
読み取れなかった。
駆け足で読んだからかなあ。

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「犠牲のシステム」としての予防接種施策 を、読んでメモ(3)

2024年02月18日 | 読書感想
2024年2月18㈰

「犠牲のシステム」としての予防接種施策
野口友康 著
2022年10月12日 初版 第1刷発行
を、読んでメモ(3)
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