カーテンズ

観たい舞台って、何故か同じような時期に集中してしまうことが多くて、２月下旬から３月中旬が今年最初の集中期らしい。

という事で久しぶりに名古屋で舞台のはしご

中日劇場の「レベッカ」観劇後、芸術文化センターで「カーテンズ」を観ました。

観劇のお話を３日も続けて書くなんて初めて


さて、カーテンズはジョン・カンダーとフレッド・エブの作品で、２００７年に上演されました。

劇場で発生した殺人事件をミュージカルおたくの警部補が解決するお話で、その過程で事件発生当日に初日を開けた舞台作品の手直しシーンを挿入したり、警部補と女優の恋なども織り込んであります。

ミュージカルおたくの警部補役は東山さん。
東山さんとコメディってあまりマッチングしなかったのですが（コメディの中でもひとりだけスーッとしてそうな感じがあって）、軽妙に演じておられました。
ただ、この役、ダンスシーンがあまりなくてもったいないなと思ったのは私だけではないはずです。
久しぶりにミュージカルの出演されたのだから、もっと踊って欲しかったです。
次にミュージカルに出演される時には目一杯踊って欲しいです。

この東山さんの久しぶりのミュージカル出演とともに話題になっていたのが、大和悠河さんが、宝塚退団後、女優として、初めて舞台に立たれるという事。
でも、この役が、女優のスタートとして正解だったとは言えないというのが私の印象でした。
東山さんとのダンスシーンはとても美しかったのだけど・・・。

周りを固める方々は皆さん、実力者ばかり。中でも鳳さんの存在感はやはりずば抜けてすごいでも、この日は、少し、声の通りがよくなかったです。それでも、貫禄ありますから。流石です。

作品全体の印象としては、最後まで、犯人がわからない（私だけかもしれないですが）展開で、お話は面白いと思いましたが、劇中で上演されるショー場面が目新しさに欠ける気がして残念でした。