きまぐれ雑記

日常の出来事と私の好きなものを思いつくままにゆっくり記していきます

阿修羅像の魅力

2010-01-23 20:20:44 | 日常の出来事
折り紙の仏様の本を借りる時に訪ねた図書館の入り口近くのラックの中にあった阿修羅像の写真が目に止まった。

それは講座の開催を知らせるチラシだった。
「国宝 阿修羅像の魅力」これはちょっと興味あるかもと早速チラシを貰って帰る。

開講は土曜日の午後(幸いにもこの日はまだ予定は入っていなかった)、しかも無料。
もう申し込みをするのに躊躇する事は何もありません(爆)。

チラシには申し込み多数の場合は抽選と書かれていましたが、そんな、抽選になる程申し込みはないでしょうと内心は思ってましたので、開催日の予定を空けて返事が来るのを待っていました

そこへ講座に参加できますという案内状が届き、何も考えずに当日を迎えたのですが、当日、よくはがきを見たら、定員100名に対して450名以上の応募があったと書かれていた
そこで、定員の100名だけではなくて少し数を増やして案内を出されたのだそうだ。
抽選運がほとんどない私が抽選に当たるなんて、もしかして今年の運の半分ぐらい使ってしまってたりしてとちょっと不安になりましたが、とにもかくにも講座に参加してきました。



講師は清泉女子大学教授の山本勉先生。

阿修羅の元となったインドのアスラという神の話や密教の大日如来との関係。
興福寺の阿修羅と関係の深い、光明皇后や「金光明最勝王経」、釈迦に仕える八部衆としての阿修羅など、多方面から、スライドを使用して詳しく説明していただけて、楽しく拝聴する事ができました。

その中で、個人的に興味深かったのは、仏像はただ、お堂の中で意味もなく立っているのではない。お堂というステージでドラマを演じているのが仏像だと言われた事でした。
もしかして、劇場とお堂には似たような空間があるから、私はその両方に引かれるという事なのでも、そうかもしれないと妙に納得してしました。

それにしても折り紙の仏様に興味を持ったおかげで、仏像の講座に参加できるなんて素敵な縁だったなと感謝しています。

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