コンプラとインテグリティとの関係は、罪⇔恥の関係にそっくり。
#執行草舟『根源へ』にヒントを得て、二項対立にしてみました。
なんで「シン」罪と恥なのかというと、この私の罪と恥の整理は、1946年刊の古典的名著ルース・ベネディクト『菊と刀』における罪と恥の整理とは異なる整理だからです。
ルースの分析(罪=高級なインテグリティ、恥=みんなで渡れば恥ずかしくないから低級)は、たしかに見事な視点です。今でも通用する部分は多いです。
しかし、ルースの本は、「戦争直後に一度も日本に来日しないで占領軍目線で書かれた」ものです。
一度も来日しないで日本文化を論じることの大胆さ、、、
ですから、その時代精神を割り引いて考える必要がありそうです。
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なお、執行草舟は、恥がないのが「人非人」、罪を犯しまくるのは「人間のクズ」、と表現していました。
クズの方が人非人よりまだマシ、とまでは明確に書いていませんでしたが、私はそう受け取りました。