川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

正しさは理屈、美しさは感性

2024年11月18日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント
半年か1年前くらいから私が言っている「正しさ」と「美しさ」の違いが刺さってきている。

コンプライアンス/インテグリティ研修で、「正しさ」よりも「美しさ/カッコよさ」って喋るようになった。この1年か2年くらい。

具体的には、コンプライアンスが「正しさ」で、インテグリティが「美しさ/カッコよさ」みたいな文脈で。

そしたら、お客さんから「美しさ」ってのが刺さりました、ってご意見を頂戴するようになってきた。この半年くらい。

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半年前に『組織不正はいつも正しい』って本が出た。

それを読んでさらに私は自信をつけ、「正しさは歪み、色褪せる」けど、「美しさは歪まず、色褪せない」って言うようになった。そう言語化できるようになった。

 
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最近、執行草舟を読んで、さらに言語化ができるようになってきた。言語化が磨かれた。

正しさはヨコ、美しさはタテ。 
 ※ 執行草舟の縦と横は こちら

正しさは、理屈。
美しさは、感性。

「正しさ」なんて、理屈でいくらでも言いくるめることができる。

例えば、会社ぐるみで不正をしているときに、その会社の間違った方針に従うことも、ある意味、「正しい」。組織を守る、上司を立てる、先輩を敬うって意味で。

でも「美しく」ない。

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英語でも、right が「正しい」で、righteous が「美しい」に相当する。

Being right is not enough. 
Be righteous. 

ってのが私の造語。

正しいでは足りない。
美しくあれ。

いかがでしょうか。
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