川塵録

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飯干晃一のマインド・コントロール論がお粗末

2025年01月04日 | 人間心理・心理学
飯星景子の父親・飯干晃一。

事件記者。娘の飯星景子を家庭連合(当時・統一教会)から救ったとかで話題になった。

その当時の、1993年刊『われら父親は闘う』をメルカリで購入。


 
マインド・コントロールのところだけ取り急ぎ読んだ。157頁。

お、お粗末、、、

何がマインド・コントロールで、一般的な影響力の行使と何が違うのか、何も論じてない、、、

たとえば、

ビデオセンターでビデオを見せられて、質問もできない

というのが、マインド・コントロールの理由みたいになっているが、、、

ビデオ見せてマインド・コントロールできるなら、全世界の宗教とかがそれやってますって、、、

洗脳を「ブレイン・ウォッシュ」ってカタカナを使っているが、それがマインド・コントロールとどう違うかとか、まったく具体性なし、、、

「詐欺師は、常に新しい言葉を使う」という執行草舟さんのお言葉を思い出す。マインド・コントロールとかブレインウォッシュとか、32年前は今よりもっと新しかった。

 後記:私も法廷の反対尋問で詐欺師を何度かやり込めたことがあるが、彼らも決まって「新しい」(それ風の、分かったような分からないような)言葉を使う。

ま、32年前の本だから、この程度の解像度の低いことしか書けなかったんですかね。

____________

マインド・コントロールが何であって、なぜ家庭連合だけマインド・コントロールと批判されるのか。

その辺がしっかり認識される世の中にしないと。

改めてそう思いました。

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