川塵録

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家庭連合の解散命令請求で行われた尋問内容

2024年12月14日 | 法律・海外法務
今月、家庭連合の解散命令請求裁判で、証人尋問が行われました。

文科省側の証人は、以下のような体たらくで、かなり信用性が怪しいことが分かったそうです。

1 「陳述書は、(中山註:自分名義なのに自分で全部書いたのではなく)ざっと見ただけで署名した」と証言

2 戸籍謄本に反する事実を主張(戸籍謄本記載の事実を頑強に否認)したり、、、

3 「(中山註:陳述書の記載と異なり、教義/合同結婚式に) 当時は感謝してました」と証言

4 「陳述書には、こんなに詳細に書いてあるのに答えられないのですか?」と聞かれ「ハイ、覚えていません」「分かりません」などと証言

____________

以上、いずれもびっくりです。証人の陳述書は、何ヶ月も前に提出されている。だから、この尋問をするのに、何ヶ月も準備期間があった。

何ヶ月も準備して、この体たらく、、、

特に、上記2の「戸籍謄本に反する」証言(戸籍謄本に書かれている事実を素直に認めない)、ってのが、法律家の私としてはインパクトが大きいです。

200人を超える証人の候補がいて、選ばれたその証人が、数ヶ月かけて準備して、「戸籍謄本に反する」真っ赤なウソをついた。

これが、戦後3件目の、日本の宗教法人の解散命令請求裁判に関する、国(文科省)側の、実力です。

選ばれし証人の証言がこの程度だったということは、その他の約200の陳述書の信用性は、何をか言わんや。

____________

1の嘘を付く者は、1000の嘘を付く。

法廷では、そう思われます。一つ、怪しい証言をしたら、もう、その人の言うことは、全て信じられなくなります。

____________

ここから何を読み取るか。

以上取り急ぎご報告差し上げます。
 
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4 コメント

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とにかく「被害」 (敬天愛国)
2024-12-16 10:13:15
確か全国統一教会被害対策弁護団が東京地裁に集団交渉の調停を申し立てている「被害」には現役信者も含まれているとか。全国弁連はじめ反家庭連合勢力が、拉致監禁強制棄教のほかにも、どのようにして「被害」を作り出してきたのか、その手口のすべてを白日の下にさらさねば。
文科省は、危うい証言であることを知っていたからこそ裏を取らないで「被害」に仕立て上げた確信犯。
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Unknown (はじめ了)
2024-12-16 20:12:29
今月に行なわれた証人尋問であるということは、尋問は既に最終段階に入っていて、これまでにも多数の尋問が行なわれているはずですが、それらについては何か問題点はあったのでしょうか?
最終段階におけるたったこれだけの指摘では、大勢に影響あるとは思えません。
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Unknown (05tatsu)
2024-12-16 22:14:42
多数の尋問は行われていません。
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ありがとうございます (小畑 聡)
2024-12-18 18:09:26
ご報告。ありがとうございました。真実を報道するため、入手した情報は複数の観点から検証し、検証した結果、責任をもって報道するという使命をマスコミは放棄しました。先生のブログを通し、真実がわかります。引き続き、よろしくお願いします。
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