川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

2025/02/24

2025年02月24日 | 
内村鑑三は膨大な著作を遺した。

中でも評判がいいというか、内村の本質を表す書として定評があるのが、『基督信徒のなぐさめ』所収の、巻頭の「愛する者の失せし時」。

愛妻かず(加寿子、2人目の妻)と死別した2ヶ月後に著した。


ヨブ記「主は奪う」を引用したりして、失意と絶望のどん底にあることを、恥ずかしげもなく、赤裸々に語っている。












人は、死者を想うことで、生死の境を乗り越えることができる。

死者を想い、心中に死者を蔵することによって、幽明隔てる垣根を、取り払うことができる。

To live in hearts we leave behind, is not to die. 
死後にどれだけ「生き残る」かが、勝負。

私はそう思っている。





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