「マインド・コントロール」理論は、34年前の1990年に、すでにアメリカの法廷では否定されている。
有名な、フィッシュマン事件。
簡単に紹介しますと:
・「総会屋」(アメリカにもいたんですね)のスティーブン・フィッシュマンは、企業からせしめたお金を着服し、株主から詐欺罪で提訴された。
・フィッシュマンは、サイエントロジー教会から「洗脳」を受けていたために正しい判断ができなかったと弁解。
・洗脳に関する多くの論文を詳細に検討したD・ローウェル・ジェンセン判事は、以下のように述べて、洗脳やマインド・コントロール理論を否定した。
- 洗脳やマインド・コントロールは「意味のある科学的概念を提示していない」(not represent meaningful scientific concepts)
- 圧倒的多数の学者からも、マインド・コントロールは「エセ科学」(疑似科学、pseudo-scientific)として否定されている
・結局、被告フィッシュマンは刑務所行き。
カリフォルニア北地区連邦地方裁判所
1990年4月13日、
事件番号: CR-88-0616 DLJ
米国vsスティーブン・フィッシュマン事件
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こういう判決があること、及び、日本の裁判でも同様に、マインド・コントロールを認めた裁判がないことを十分に知りながら、紀藤正樹弁護士は、家庭連合のことを「マインド・コントロール一本」って批判しています。
こういうプロパガンダが広がっていることに憤りを覚えています。