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【nhk news web】 12月9日05:56分、””ノーベル賞 吉野さんが祝賀会出席 「賞が環境問題の解決に」""

2019-12-09 07:37:30 | 未来を切り開く日本人、世界に貢献 ; 知性と人間愛!

 

 

① ””ノーベル賞 吉野さんが祝賀会出席 「賞が環境問題の解決に」""

 

👥 ノーベル賞の授賞式を前に、ストックホルム中心部のホテルで8日、スウェーデンの日本大使館が主催した祝賀会が行われ、吉野彰さん夫妻が招かれました。

👤☎ この中で吉野さんは英語でスピーチを行い、受賞を知らせる連絡を受けた時のことを振り返りながら、「10月9日にストックホルムから国際電話がかかってきた時は本当に驚いた。

 それから時間はあっという間にすぎて、今、私はストックホルムに来ています」と述べて、会場の笑いを誘っていました。

👤 また、祝賀会に先立って行った「ノーベルレクチャー」と呼ばれる記念講演について、「自分にとって最も大事なイベントの一つだった」としたうえで、「講演では、世界に向けて地球の環境問題についてのメッセージを送りたかった。今回の賞が地球の環境問題の解決につながることを願っている」と述べました。

 このあと、吉野さんは満面の笑みを浮かべながら乾杯を行い、集まった人たちから大きな拍手が送られていました。

記念講演は「緊張せず」

    
👤 吉野彰さんはストックホルムで記者会見を行い、8日に行われた記念講演について「緊張はしませんでした。77点、78点かなと思います」と感想を述べました。
 吉野さんは、日本時間の9日未明、現地の日本大使館が開いた祝賀会に参加したあと記者会見を行いました。
 吉野さんは、日本時間の8日夜行われた記念講演について、「緊張はしませんでしたが、77点か78点かなと思います。原稿を読むのか、画面を見ながら話すのかどちらかに決めておけばよかった。一緒に来ていた家族からはご苦労さんと言われました」と振り返りました。
 そして、共にノーベル化学賞を受賞する2人の受賞者の講演にも触れ、「リチウムイオン電池が環境問題の解決に貢献するだけでなく、私も含めて3人とも自分たちが解決する責任を負っているという思いがあると感じました」と述べました。
🥇 また、授賞式に向けてスウェーデンの国王からメダルを受け取る練習をしていることを明かし、「メダルを受け取る際に、スウェーデン語でありがとうを意味する
『タック』と答えるように教えられた。授賞式のあとの晩さん会で王室の方と気軽に話しができるのを楽しみにしています」と語りました。
📅 ノーベル賞の授賞式は、日本時間の11日未明にストックホルム中心部のコンサートホールで開かれます。

 

 

 

 


【nhk news web】 12月7日04:55分、""ノーベル賞 吉野彰さん 授賞式で着るえんび服を試着""

2019-12-08 09:03:24 | 未来を切り開く日本人、世界に貢献 ; 知性と人間愛!

 

 

 

① ""ノーベル賞 吉野彰さん 授賞式で着るえんび服を試着""

 

    
 
👤 吉野さんは、授賞式で着るえんび服を試着するため、日本時間の6日、ストックホルム市内にある老舗の紳士服店を訪れました。
 吉野さんは、地下の試着室で店長に採寸してもらい、サイズが合うえんび服を受け取ると上着やズボンを試着し、鏡の前で自分の姿を見て着こなし方などを確認していました。
 40分ほどかけて試着を終えた吉野さんは、報道陣からえんび服の着心地を聞かれ、「初めて着ましたが、気持ち良かったです。家族もかっこいいと言っていました」と笑顔で話していました。
 また、店長のラーシュ・アルデさんは、「ノーベル賞に関われて誇りに思います。吉野さんは丁寧な対応をされる方でえんび服もかっこよく着こなせると思います」と話していました。

ノーベル博物館に記念品を寄贈

     ノーベル博物館に記念品を寄贈    
 吉野さんは妻の久美子さんとともに歴代のノーベル賞受賞者が紹介されているストックホルム旧市街のノーベル博物館に訪れ、カフェのイスにサインする恒例行事に参加しました。
 
 吉野さんはイスの裏側に金色のペンでローマ字と漢字で名前を書いたほか、受賞者が博物館に記念品を贈る慣例にならってゆかりの品を博物館に寄贈しました。
 寄贈した品は、実験用にガラスの容器で作られた最初のリチウムイオン電池のレプリカや、開発の記録を記した当時のレポートのコピー、そして吉野さんが10年ほど愛用していたというペンです。
 
    
 このうち、開発記録のレポートは1983年2月に今回、一緒にノーベル化学賞を受賞するグッドイナフ教授の論文を参考して、リチウムイオン電池の開発が大きな進展を遂げた際に書かれたものだということです。
 👩 3年前からノーベル博物館でスタッフとして働いているヴィベニウスあゆ美さんは、「博物館のガイドもしているので日本人の受賞者がまた増えて、来場者への説明がとても楽しくなりそうです」と話していました。
 吉野さんがサインしたイスと寄贈された品々は現地時間の7日からノーベル博物館で一般に公開されます。

吉野さん「実感ないが…」

    
👥👫 吉野さんは家族とともに、ストックホルム市内の広場でこの時期に開かれているクリスマスマーケットを訪れました。
 5歳の孫娘と手をつなぎながら散策した吉野さんは、華やかなクリスマス用品や色とりどりのお菓子などが並べられた店を見て回り、家族との時間を楽しみました。
報道陣からストックホルムの感想を聞かれた吉野さんは、「思ったより寒くないので、きょうはのんびりできました。久しぶりに家族みんなで過ごせていい機会になっています」と話しました。
 また、日本時間の8日、受賞記念講演を行うことについて「まだノーベル賞を受賞した実感がないですが、いちばんのメインイベントである記念講演を終えたら実感が湧いてくると思います」と話していました。

授賞式は日本時間11日未明に

    
📅 ノーベル賞の授賞式は、日本時間の11日未明にストックホルム中心部のコンサートホールで開かれます。

 

 

 

 

 


【nhk news web】 10月9日19:14分、""吉野さんが開発に成功「リチウムイオン電池」とは””

2019-10-09 20:33:28 | 未来を切り開く日本人、世界に貢献 ; 知性と人間愛!

 

(「リチウムイオン電池」とは)

 

 

 

① ""吉野さんが開発に成功「リチウムイオン電池」とは””

 

 軽くて出力が大きい電池の開発は昭和50年代から進められてきました。
「ニッケル」や「鉛」などを使った従来の電池は1.5ボルト前後という低い電圧しか取り出せない欠点がありました。

 一方、「リチウム」を使うと3ボルト以上という高い電圧は得られましたが、発熱や発火のおそれがあり、安全に充電することができませんでした。


 こうした中、昭和55年、イギリスのオックスフォード大学で研究していたジョン・グッドイナフさんと当時の研究員で、現在は「東芝」のエグゼクティブフェロー、水島公一さんらがリチウムとコバルトの酸化物「コバルト酸リチウム」をプラスの電極に使うと、電圧が高いだけでなく寿命が長い電池になると発表しました。

👤 この成果に注目した吉野彰さんが5年後の昭和60年、プラスの電極に水島さんが発見した「コバルト酸リチウム」を、マイナスの電極に特殊な炭素を使い、初めて実用的なリチウムイオン電池の開発に成功しました。

 これにより、軽い上に激しい発熱を抑えて安全性が高く、何度でも使うことができる今のリチウムイオン電池の実用化が大きく前進したのです。

 それからさらに5年後の平成2年、当時、「ソニー」に務めていた西美緒さんがリチウムイオン電池を世界で初めて商品化することに成功しました。

📳💻 ほかの充電池と違って電気を使い切らないまま継ぎ足しで充電を繰り返しても容量がほとんど減らないため、携帯電話やパソコンなど身の回りの製品に多く使われ、IT機器の普及に大きく貢献しました。

 また、時間がたっても失われる電気が少ないことから、9年前に地球に帰還した日本の小惑星探査機「はやぶさ」にも搭載され、7年におよんだ宇宙の旅を支えました。

 さらに、ハイブリッド車や電気自動車のほか、次世代の送電網を支える蓄電池といったエネルギーや環境の分野でも活用が広がっています。

 

 

 

 

 


【nhk news web】 10月9日19:22分、""ノーベル化学賞に「リチウムイオン電池」開発の吉野彰さん””

2019-10-09 20:21:41 | 未来を切り開く日本人、世界に貢献 ; 知性と人間愛!

 

(「リチウムイオン電池」開発の吉野彰さん)

 

 

 

① ""ノーベル化学賞に「リチウムイオン電池」開発の吉野彰さん””

 

👤👥 ことしのノーベル化学賞の受賞が決まったのは ▽大手化学メーカー「旭化成」の名誉フェロー、吉野彰さん(71)、 ▽アメリカ・テキサス大学教授のジョン・グッドイナフさん、 それに▽アメリカ・ニューヨーク州立大学のスタンリー・ウィッティンガムさんの3人です。
🔋👤 吉野さんは、大阪府吹田市出身で71歳。京都大学の大学院を卒業後、旭化成に入社し、電池の研究開発部門の責任者などを務めたほか、おととしからは名城大学の教授も務めています。
 吉野さんは、「充電できる電池」の小型化と軽量化を目指して開発に取り組み、当初は、ノーベル化学賞の受賞者、白川英樹さんが発見した電気を通すプラスチック、「ポリアセチレン」を電極に利用する研究をしていました。
 その後、コバルト酸リチウムという化合物をプラスの電極として使う当時の最新の研究成果に注目し、マイナスの電極に炭素繊維を使うなどした結果、昭和60年、現在の「リチウムイオン電池」の原型となる新たな電池の開発に成功しました。
📳💻 小型で容量の大きいリチウムイオン電池は、スマートフォンやノートパソコンといったIT機器に欠かせないものとなったほか、電気自動車にも利用されるなど現在の社会を支える技術となっています。
 こうした業績は国内外で高く評価されていて、吉野さんは平成16年に紫綬褒章を受章したほか、平成26年に「工学分野のノーベル賞」とも呼ばれるアメリカの「チャールズ・スターク・ドレイパー賞」を、ことしはヨーロッパの特許庁が主催する「欧州発明家賞」を受賞しています。
 日本人がノーベル賞を受賞するのは去年、医学・生理学賞を受賞した本庶佑さんに続き、アメリカ国籍を取得した人を含めると27人目で、化学賞は、9年前の鈴木章さんと根岸英一さんに続いて8人目となります。

「化石燃料必要ない社会 作り出すことも可能に」ノーベル委員会

 

 

 ノーベル化学賞の受賞理由について、ノーベル委員会は、「リチウムイオン電池は、軽くて、再充電できる強力なバッテリーでいまでは小型の携帯電話やノートパソコン、電気自動車などあらゆるものに使われている。

 太陽光や風力などのエネルギーを十分ためることができ化石燃料が必要ではない社会を作り出すことも可能にする」としています。

グッドイナフ氏 最高齢受賞者に

 ことしのノーベル化学賞の受賞者に、日本人の吉野彰さんとともに、アメリカのテキサス大学のジョン・グッドイナフ氏と、ニューヨーク州立大学ビンガムトン校のスタンリー・ウィッティンガム氏の2人が選ばれました。
 グッドイナフ氏は、97歳での受賞となり、去年、ノーベル物理学賞を96歳で受賞した、アメリカのアーサー・アシュキン氏を抜き、すべての賞において最高齢での受賞となります。

 

👤👥 皆さま、おめでとうございます。👏👏!

   それにしても""グッドイナフ氏は、97歳での受賞""には驚きです。名前も十分に良いとは、ピッタリですね。(笑)

 

 

 

 

 


【bloomberg】 6月12日07:51分、""働き過ぎの日本をAIで変える、35歳女性CEOの使命感-上場も視野""

2019-06-16 17:45:29 | 未来を切り開く日本人、世界に貢献 ; 知性と人間愛!

 

①  ""働き過ぎの日本をAIで変える、35歳女性CEOの使命感-上場も視野""

           
 2019年6月12日 7:51 JST        
  • シナモンは2016年の日本法人設立以来、総額約16億円を調達            
  • 起業した方が輝ける」、女性のロールモデルになることも意識            

 

   「日本人は働き過ぎ。人工知能(AI)を使って面倒な仕事を全てなくし、ホワイトカラーの生産性を向上させたい」。コンピューターサイエンス(CS)の研究経験と海外人材の活用を強みに、平野未来氏(35)が最高経営責任者(CEO)を務めるスタートアップ企業シナモンが急成長を遂げている。

   日本、ベトナム、台湾、米国の4カ国に5拠点を構え、2年前に約20人だった従業員は1年に100人のペースで増え現在は約200人。今後も同じペースで増やす予定だ。2016年に日本法人を設立後、野村ホールディングスや住友商事などから総額約16億円を調達。売上高は前期(19年3月期)に前の期比で5倍に増えた。数年内の上場を目指す。
 
 
 (平野未来氏   Photographer: Noriko Hayashi/Bloomberg)
 
 
 
 
    同社の主力製品は、請求書などの非定型文書を読み取るシステム「フラックス・スキャナー」と、業界用語なども正確にテキスト化する音声認識エンジン「ロッサ・ボイス」。トピック抽出や文脈理解、要約などAIならではの高度な処理を組み合わせて提供する。大企業向けにカスタマイズし、顧客は東京海上日動、JCB、明治安田生命など国内だけで約50社に上る。
 
 
    昨年からAIを利用した活字・手書き文字の入力自動化に取り組んでいる第一生命保険は、複数社の製品を検討した結果、フラックス・スキャナーの導入を決定した。非定型文書の読み取りには、その文書が何かを判別する、読み取る位置を特定する、特定された場所の文字を読み取るという3段階がある。この製品はいずれの段階でも認識率が最も高かったと、事務企画部課長の岩元慎弥氏は説明する。
 
 
   第一生命は、デジタル化を推進しても一定程度、紙の情報は残り続けるとみて、これらの情報をデータ化し、入力して点検する作業にこのシステムを活用し自動化を進める方針だ。  

「数学の天才」を訓練

  シナモンの売り上げのうち9割以上を日本が占めるが、ベトナム、英国にも顧客がいる。昨年秋にはスタートアップ企業の集積地として注目を集める米テキサス州オースティンに営業拠点を設立。将来は中国進出も狙っている。

 
    AI製品の開発は、主にベトナムの2拠点で働く約100人のAIリサーチャーが担う。同国のトップレベルの大学を卒業した「数学の天才」でCSの知識のある若手を採用。半年間訓練すると開発に携わる人材を育成することができるという。

  日本ではCSを専攻する学生が少なく、理系のトップ層では医学部の人気が高いと平野氏は指摘する。経済産業省が4月に発表した調査結果によると、国内のAI人材を含む先端IT人材は30年に最大55万人不足すると予想されている。

 
   同社がベトナムや台湾で社員を擁するメリットは大きい。ハイレベルな人材を多く、日本よりも低コストで採用できる上、海外の動向がつかめ「リソース(経営資源)やマーケットの規模が違ってくる」という。

大企業の方がリスク

  平野氏は東京大学大学院在学中の22歳の時に「ネイキッドテクノロジー」を創業。スマートフォンやガラケー(従来型携帯電話)でアプリを開発できるミドルウエアの開発・運営を手掛けた。ミドルウエアは、基本ソフト(OS)とアプリケーションとの仲立ちをするソフトウエア。同社は5年後にミクシィに売却した。

  2社目となるシナモンは12年にシンガポールで創業し、ベトナムと台湾でソーシャルメディアのアプリケーションを開発していた。しかし、事業はうまくいかず、16年には倒産に近い状態に。もともと大学院で研究していたAIが注目され始めたためビジネスに活用できるAI製品開発へとかじを切ることにした。

  この年、米国人経営者と結婚し長男を妊娠。折しも、日本で大手広告代理店の女性新入社員が過労自殺した事件が話題になっていた。自然と子供の将来の働き方に思いをはせた。「私にとっては自分の子供が次世代の代表。子供が働き始める20年後に圧倒的に働き方が変わっている世の中にしたい」。AI事業に「使命感」が吹き込まれた。

  直感で動くタイプ。「なんとかなる」の精神で起業家としてくじけそうになったことはない。大学院生の時にはゴールドマン・サックスでインターンシップを経験。大企業に就職した先輩たちの話を聞くと、若手社員の仕事の大半は事務作業や社内調整で価値を生み出すことに時間を使えていないと思え、「大企業に就職する方がリスクがあると感じた」。

  今後は、非英語圏でAI開発拠点を増やし、人手不足に苦しむ国内中小企業向けAI製品の開発にも取り組む。最近は、大企業で能力を発揮しきれていない女性たちが「起業した方が輝ける」と思えるきっかけに自身がなれればと考えるようになった。

 
      ●平野未来(ひらの・みく)1984年生まれ。東京都出身。お茶の水女子大学でCS、東京大学大学院修士課程でAIを研究。在学中にIT人材の発掘・育成を目指す情報処理推進機構の「未踏ソフトウエア創造事業」に二度採択される。2006年にネイキッドテクノロジーを創業し11年にミクシィに売却。12年にシナモンをシンガポールで創業し、16年に日本法人設立。2児の母。趣味はキックボクシング。